最新鋭の設備が整ったISIK社の新工場

2019年8月23日

今日は朝から工場見学です。
※ISIK社正面玄関前にて
工場見学者に対する体調管理表のチェック、誓約書へのサインをして、白衣、ネット帽、マスクを身につけ、靴を履き替えて見学準備完了です。
工場入口前では、手洗い・消毒を行った後、エアシャワー室を通って工場内に入ります。この一連の衛生管理は日本と変わらず、管理面においても高いレベルで運営されていました。

<レーズンラインの見学>

契約農家から持ち込まれたレーズンは、所々に葉っぱや枝も混ざっています。また、乾燥中に風などの影響で砂や土埃が付着しています。これらをまずはプレ選別した後、水洗浄していきます。
渓流の川の流れのように水と一緒にレーズンがいきよい良く流れてきます。水流と振動によって、レーズンと比重の重い石などを除去していきます。
続いて、レーズンはドラムのような機械の中を通り、レーズンに付いているステムや小枝を除去していきます。
マグネット装置(金属除去)を通り、さらに複数台のレーザーソーターと
X線検査装置(ガラス・セラミック・石の除去)を通過したレーズンは、ボックスに入れられ一時保管されます。通常はこのまま梱包されますが、当社が輸入する有機レーズンはレーズン内の水分を一定にするために、定められた時間休ませます。
コンベンショナル(一般品)は白のケースに、そして、有機レーズンはグリーンのケースに入れ、作業工程表とともに保管管理されます。
そして、もう一度マグネット装置(金属除去)、レーザーソーター、X線検査装置、
目視検査を通過して、出荷用梱包箱にパッキングされます。
ライン製造品の抜き取り調査
最後にシールをして金属探知機を通って温度管理された部屋で出荷に備えます。
やはり、日本の品質基準の高さに合わせた生産管理がされていて、安心とともに、その労力に感謝です。

<イチジクラインの見学>

アフラトキシン検査工程
農家から届いたイチジクは、まず、燻蒸されてから工場内に入ります。そして、一時貯蔵庫でプレ選別されたイチジクの最初の工程は「アフラトキシン検査」です。
アフラトキシンは、紫外線を当てると緑色に発色する性質があるため、暗室でイチジクに紫外線を当てて、全数検査を行います。アフラトキシンに表面が侵されていれば、中身にも影響している場合がほとんどです。
ダメージのあるあるイチジクをサンプルで見せていただきました。
アフラトキシンとは
カビ毒の一種で10種類の関連物質の総称です。主に肝細胞癌を引き起こす原因となっています。
日本では、イチジクをはじめクルミなどの穀物にも発生する可能性があることから、日本にこれらのフルーツや穀物を輸入する際は港にて全輸入貨物に対して命令検査が実施されています。
また、日本のアフラトキシン検出基準は他国に比べてかなり厳しい値となっているため、輸入許可された食べ物は安心して食することができます。
もしアフラトキシンが検出された時は、日本に上陸せずそのまま返送されます。

洗浄工程

一番重要な検査を終えたイチジクは、真水で洗浄されます。イチジクの表面についた異物や汚れを綺麗に洗い落とします。

乾燥工程

洗浄が終了したイチジクは、乾燥機械により熱風乾燥されます。
大型乾燥機に送り込む前のイチジク

アフラトキシン検査工程(2回目)

洗浄と乾燥が終了して商品として出荷できる状態になったイチジクは、
最終のアフラトキシン検査を行い、更に安全性を高めます。

ステムカット工程

日本向けのイチジクなど、注文時の指示に従い、イチジクの硬い軸の部分(ステム)をカットし、そして、害虫とカビのチェックのため全量のイチジクを一部カットして中身を確認します。
イチジクの形状はすべて手作業で整えます

金属探知機+重量検査

箱詰めされたイチジクは、最後に金属探知機と重量検査を行います。
金属探知機は、Fe 1.2 mm 、Sus 2.2 mmを検出する精度でチェックされます。

最後に・・・

イチジクと言う農産物を加工するにあたり、異物の混入確認の他に、通常は肉眼で判断できないアフラトキシンの検査など、この果実特有の確認が必要であることがよく理解できました。また、ISIK社は大型機械の導入など、生産(加工)ラインの自動化にも力を入れていて、機械に任せる工程と人に任せる確認や仕上工程を上手く組み合わせて効率と品質の向上に努めていました。
工場の工程や品質管理の説明をしてくださった女性社員の方も素晴らしく、有機商品を取り扱う上で、好感と安心を得ました。熱心に話を聞き、写真を撮っている自分自身の姿を見た担当のエドガンさんから「ここまで詳しく工場を見せたのは君が初めてだ!」と言われ、何事も真剣に取り組む姿勢は国境に関係なく相手の心を動かすものなのだと改めて思いました。
この体験レポートが少しでも多くのお客様に届き、商品を通じて生産者方々との架け橋になることを望みます。

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