

冷凍パイシートで手軽に作る
フランスの家庭料理「キッシュ」
卵と生クリームを使ったフランス・アルザス=ロレーヌ地方に伝わる家庭料理です。
冷蔵庫にあるものを使って気軽に作れるキッシュは、卵のコクとさっくり焼きあがったパイ生地の組み合わせが食欲をそそります。
今回のレシピでは冷凍パイ生地を使用しご家庭でも手軽に作ることができるので、ランチやアフタヌーンティー、食卓を彩る一品としてもオススメです。
また、具材をほうれん草やトマトなどの野菜たっぷりにしたり、マッシュルームなどのキノコや季節の食材を使うなど幅広くアレンジできるのも魅力です。
作り方
1.下準備
・ほうれん草を分量外のバターで軽くソテーしておきます。
・玉ねぎをスライスしておきます。
・冷凍パイ生地を冷蔵庫で解凍しておきます。
・クルミは軽くローストしておきます。
※くるみの下処理はコチラから2.パイ生地
解凍しておいた生地をめん棒で軽く伸ばし、フォークでピケを入れてセパトタルト型に生地を敷き込み、冷蔵庫で30分程度休ませます。
※ピケをして冷蔵庫で寝かすことで、焼成時の焼き縮みを防ぐことができます。

冷蔵庫から生地を出し、上面にベーキングペーパーをのせて塩(分量外)を重石代わりに置きます。
※重石代わりに使った塩は、焼き塩として普段の手作りやお料理にお使いいただけます。
190℃に予熱しておいたオーブンで15~20分空焼きします。
途中、パイ生地の縁が色づいてきたら、塩とベーキングペーパーを取り除き、塗り卵をしてからさらに焼成します。
※オーブンの機種・小麦粉等の違いにより焼き上がり時間・焼き上がり方は異なります。お持ちのオーブンに合わせて、温度や時間を調節してください。
塗り卵をして焼成することで内側がコーティングされるので、パイ生地が湿ってしまったり、焼いている間アパレイユが流れ出てしまうといった失敗を防ぎます。

焼き上がれば、型に入れたままケーキクーラーなどの上で粗熱を取っておきます。
粗熱が取れたら型から外しておきます。
具材やソースを詰め込んだ高さのあるタルトやパイを作る時は、生焼けを防ぐために予め先に生地だけを空焼きにすることで中まで均一に火が通り易くなります。
3.アパレイユ
ボウルに調味料以外の材料を全て入れて、混ぜ合わせます。
よく溶きほぐして混ぜ合わせたら裏漉しします。
塩(重石代わりに使った塩を使用)・コショウ・ナツメグパウダーで味を調えます。

4.焼成
空焼きしておいたパイ生地に、スライスしておいた玉ねぎ、ソテーしておいたほうれん草、ベーコン、チーズを層になるように敷き詰めていき、アパレイユをそっと注ぎ入れます。
※一番上の層はお好みの彩りになるように調整してください。

約180℃に予熱しておいたオーブンで様子を見ながら、20~30分焼成します。
途中、ある程度焼き色がついたら一度オーブンから取り出し、お好みで粉チーズを振りかけ焼成します。
※オーブンの機種・小麦粉等の違いにより焼き上がり時間・焼き上がり方は異なります。お持ちのオーブンに合わせて、温度や時間を調節してください。5.完成
焼き上がれば、ケーキクーラーなどの上で冷まします。
仕上げにローストしておいたクルミ、パセリを散らして完成です。

