焼きカレーパン

パンが日本に根付いたのは明治時代。その明治時代の末期に国産のカレー粉が登場しました。
それから20年あまり経った昭和2年。ふたつが合体した新しいメニュー、カレーパンが誕生したと言われています。
スパイシーなカレーを包みこむ弾力のあるパン生地、その上にまぶしてあるパン粉の歯触りは最高です!

ここでは、「揚げカレーパン」よりもカロリーが少なく、そして他のパンともいっしょに焼ける「焼きカレーパン」をご紹介します。

材料 (12個分)

材料名 分量 配合率

強力粉(カメリヤ)

400g

100%

インスタントドライイースト 金

8g

2%

6g

1.5%

砂糖

20g

5%

脱脂粉乳

8g

2%

40g

10%

220g

55%

バター

24g

6%

 

 

 

パン用カレーフィリング

360g

 

ドライパン粉

適量

 

 

 

 

【道具】

 

 

パンマット

 

 

めん棒

 

 

作り方

1.計量・下準備

・すべての材料を計量します。
・強力粉、油脂は、室温に戻しておきます。
・カレーフィリングを30gずつにして丸めておきます。

2.ミキシング

バター以外の材料を入れて、ニーダ―で20分間捏ねます。

※捏ね上げ温度が27℃前後になるよう材料の温度を調節して下さい。
※夏場など室温が高いとき(28℃以上)は、パンの出来上がりが悪くなるので、必ず冷水(約5℃)を使い、粉などの材料も冷しておきます。
また、冬場など室温が低い(約10℃以下)ときは、ぬるま湯(約30℃)をお使いください。
※冷水は、あらかじめ冷蔵庫で冷した水に氷を入れると手軽に5℃以下に出来ます。

全体的に生地がまとまってきたら、細かく刻んだバターを入れます。
(捏ね始めてから5~10分を目安にして下さい。)

3.グルテンチェック

グルテンチェックを行います。
生地が薄い膜状に伸びればOKです。

    焼きカレーパン

4.発酵

離型油やショートニングをぬったボウルに、表面をキレイに丸めた生地を入れます。

    焼きカレーパン

温度32℃、湿度75%の発酵室で一次発酵を行います。
(40~60分間)

※発酵には、オーブンの発酵機能を使いましょう。
機能が無い場合は、発泡スチロールやプラスチックの衣装ケースに、ボウルとお湯を入れたコップを入れて、簡易な発酵室を作りましょう。

生地の大きさが、約2~2.5倍になれば発酵完了です。

5.フィンガーチェック

フィンガーチェックを行い発酵状態を確認しましょう。

※指を生地に差し込んでゆっくり抜き、跡がしっかり残れば発酵完了です。

6.分割・丸め

生地を12個に分割します。
分割した生地は、表面がキレイになるように丸めます。

    焼きカレーパン

7.ベンチタイム

パンマットなどを利用して15分間ほどベンチタイムをとります。

8.成形

めん棒で生地を10×15cmぐらいの楕円形に伸ばします。

    焼きカレーパン

予め丸めておいた30g程度のカレーフィリングを覆い隠すように生地で包みます。
とじ目をしっかりとつまみ、具がはみ出ないようにします。
とじ目を下にして天板に並べ、手の平で軽く押さえて平べったくします。

    焼きカレーパン
    焼きカレーパン

9.最終発酵

温度34~36℃、湿度75%の醗酵室で二次発酵をおこないます。
(40~50分間)

10.焼成前準備

二次発酵が完了したら、生地の表面に水刷けをします。
次に、パン粉をふりかけます。

    焼きカレーパン

11.焼成

190℃のオーブンで約15分焼成します。
こんがりときつね色に焼き上がったら出来上がりです。

※オーブンの機種や小麦粉の違いにより、焼き上がり時間や焼き上がり方は異なります。お持ちのオーブンに合わせて、温度や時間を調節してください。

12.完成

    焼きカレーパン

備考
所要時間:3時間

▼おすすめコンテンツ▼

SNS