

パン・ド・ミー(角食パン)
焼き型を使用します。通常”食パン”として親しまれています。 蓋をして焼くときは、小麦粉の力を落として、クラム(内相)に目を細かくそろえてソフト感をだします。 フランスではパン・ド・ミ、ドイツではカステンブロートとかトーストブロートと呼ばれています。 山型のイギリスパンに比べ、バターを多くしたり、粉乳を加えたりして、クラムの気泡の細かさとなめらかさを追求します。
材料 (1斤食パン型 2個分)
材料名 | 分量 |
---|---|
450g |
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7g |
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9g |
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36g |
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18g |
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水 |
305cc |
36g |
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【道具】 |
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作り方
1.計量・下準備
・すべての材料を計量します。
・強力粉、油脂は、室温に戻しておきます。
2.ミキシング
バター以外の材料を入れて、ニーダ―で25分間捏ねます。
捏ね上げ温度が27℃前後になるよう材料の温度を調節して下さい。
全体的に生地がまとまってきたら、細かく刻んだバターを入れます。
(捏ね始めてから5~10分を目安にして下さい。)
【シェフのワンポイントアドバイス】
夏場など室温が高いとき(28℃以上)は、パンの出来上がりが悪くなるので、必ず冷水(約5℃)を使い、粉などの材料も冷しておきます。また、冬場など室温が低い(約10℃以下)ときは、ぬるま湯(約30℃)をお使いください。
冷水は、あらかじめ冷蔵庫で冷した水に氷を入れると手軽に5℃以下に出来ます。
夏場など室温が高いとき(28℃以上)は、パンの出来上がりが悪くなるので、必ず冷水(約5℃)を使い、粉などの材料も冷しておきます。また、冬場など室温が低い(約10℃以下)ときは、ぬるま湯(約30℃)をお使いください。
冷水は、あらかじめ冷蔵庫で冷した水に氷を入れると手軽に5℃以下に出来ます。
3.フロアタイム(一次発酵)
グルテンチェックを行います。(生地が薄い膜状に伸びればOK!)

4.発酵
離型油やショートニングをぬったボウルに、表面をキレイに丸めた生地を入れます。
温度30℃、湿度75%の発酵室で1次発酵を行います。(90分間)
1次発酵を開始して60分経ったら、一度取り出します。
(生地は、2~2.5倍の大きさになっています。)
【シェフのワンポイントアドバイス】
発酵には、オーブンの発酵機能を使いましょう。
機能が無い場合は、発泡スチロールやプラスチックの衣装ケースに、ボウルとお湯を入れたコップを入れて、簡易な発酵室を作りましょう。
発酵には、オーブンの発酵機能を使いましょう。
機能が無い場合は、発泡スチロールやプラスチックの衣装ケースに、ボウルとお湯を入れたコップを入れて、簡易な発酵室を作りましょう。

パンチします。
取り出した生地を手のひらで軽く押さえながら、生地中のガスを抜きます。
ガス抜きの終わった生地を中央に折りたたむようにまとめます。


両手で生地を持ち上げて、表面を張るように丸めます。
もう一度、ボウルに戻して発酵させます。(残り30分間発酵させます。)
生地の大きさが、パンチ後の2倍程度の大きさになれば発酵完了です。


5.フィンガーチェック
フィンガーチェックを行い発酵状態を確認しましょう。
(生地に指を差し込んでゆっくりと抜き、跡がしっかり残れば発酵完了です。)

6.焼成
生地を、6つに等分割します。
分割した生地は、表面を張るようにキレイに丸めます。
(成形の段階で、縦長に伸ばしやすいように、俵型に丸めましょう。)

7.ベンチタイム
丸めた生地は、パンマットなどを利用して15~20分間ほど休ませます。
生地が乾かないように気をつけましょう。
8.成形
めん棒でガス抜きをしながら表裏を返し、生地を縦長に伸ばします。
生地は一度に伸ばさず、少しずつ広げましょう。(約縦20×横12cm)

左側の生地の3分の1を中心部にむけております。
折り重ねた部分に空気が入らないように、手のはらで押さえましょう。
次に、右側の生地の3分の1を中心部にむけて折り、先ほどの生地と少し重ねます。
折り重ねた部分に空気が入らないように、手のはらで押さえましょう。


下から生地をクルクルっと巻き上げます。
(巻き上げる回数や力は、6つとも同じにすると、きれいな山ができます。)
巻き終わりを摘んで、しっかり閉じます。


9.最終発酵
生地は、とじ目を下にして両端から入れます。
最後に真中の生地を入れます。

きれいに生地をおさめたら、二次発酵を行います。
温度34~36℃、湿度75%の発酵室で約60分間。
型の8分目まで生地が膨らめば二次発酵は完了です。

フタをします。
(発酵し過ぎると、フタに生地がスレるので気をつけましょう。)

10.焼成
250℃に予熱した電気オーブンを200℃に設定し、30分間焼成します。
※オーブンの機種・小麦粉等の違いにより焼き上がり時間・焼き上がり方は異なります。 お持ちのオーブンに合わせて、温度や時間を調節してください。
【シェフのワンポイントアドバイス】
焼き上がったらオーブンからすぐに取り出して、型ごと「ドン」と落とすようにショックを与えます。こうすることで、パンの”腰折れ”を防止します。
素早く型から取り出し、スノコやアミの上で粗熱を取ります。
焼き上がったらオーブンからすぐに取り出して、型ごと「ドン」と落とすようにショックを与えます。こうすることで、パンの”腰折れ”を防止します。
素早く型から取り出し、スノコやアミの上で粗熱を取ります。

