

さわやかなオレンジスター
卵、バター、生クリームをたっぷり使ったスィートロールに柑橘系のバレンシアオレンジを加え、軽い食感と爽やかさを表現しました。オレンジは5~7月に最盛期を迎えることから、バレンシア・オレンジは「サマーオレンジ」とも呼ばれています。
甘みが強く、香り豊かで果汁もたっぷり含まれ、ビタミンCや食物繊維、カリウム、フラボノイド、カルシウムなどさまざまな栄養素が含まれています。
作り方
1.下準備
強力粉、油脂は室温に戻しておきます。
2.ミキシング
バター以外の材料を入れて、ニーダーで20分間捏ねます。
※捏ね上げ温度が27℃ぐらいになるように材料の温度を調整しましょう。夏場など室温が高いとき(28℃以上)は、パンの出来上がりが悪くなるので、必ず冷水(約5℃)を使い、粉などの材料も冷しておきます。
※冷水は、あらかじめ冷蔵庫で冷した水に氷を入れると手軽に5℃以下に出来ます。また、冬場など室温が低い(約10℃以下)ときは、ぬるま湯(約30℃)をお使いください。
全体的に生地がまとまってきたら、細かく刻んだバターを入れます。
(捏ね始めてから5~10分を目安にして下さい。)
3.グルテンチェック(副材料投入)
捏ね上がったら、生地をゆっくり引き延ばしてグルテンチェックをします。
薄い膜状に伸びればOKです。
油分が多いので、グルテン膜が少し弱くなっていますが、問題ありません。

オレンジピールを混ぜ込みます。

4.発酵
離型油やショートニングをぬったボウルに、表面をキレイに丸めた生地を入れ1次発酵をします。
(温度30~32℃、湿度70%で約50分間)
生地の大きさが、約2~2.5倍になれば発酵完了です。
5.フィンガーチェック
フィンガーチェックを行い発酵状態を確認しす。
(指を生地に差し込んで、ゆっくり抜きます。跡がしっかり残れば発酵完了です。)

6.分割・丸め
生地を6等分にし、生地の表面を張るように丸めます。
(生地が乾かないように気をつけましょう)
7.ベンチタイム
丸めた生地は、パンマットなどを利用して15分間ほど休ませます。
8.成形
軽く丸め直し、型に入れます。

9.最終発酵
温度34~36℃、湿度80%の発酵室で約40分間、二次発酵を行います。
10.焼成前準備
生地の表面にカスタードクリームを絞ります。

刷毛の先で生地を傷めないように丁寧に「ぬり玉」をします。

カスタードクリームの上にオレンジの輪切りをトッピングします。

11.焼成
250℃で予熱をした電気オーブンを190℃に設定して、約15分焼成します。
※オーブンの機種・小麦粉等の違いにより焼き上がり時間・焼き上がり方は異なります。お持ちのオーブンに合わせて、温度や時間を調節してください。12.完成
焼きあがったら、オレンジの表面にナパージュをぬります。
飾りにチャービルをのせれば出来上がりです。
