グラニータ(グラニテ)

シチリア地方の夏の朝ごはんの定番として食べられているグラニ―タは、果汁やミルク、コーヒーなどにシロップを加えて凍らせるだけのシンプルな製法の氷菓です。
デザートや口直しとして、フレンチのコース料理などで出される「グラニテ」よりも、糖度や果汁の割合が多く、本場シチリアでは、柔らかなブリオッシュにグラニータを挟んだり、浸したりして食べ親しまれています。
凍らせる工程で何度かかき混ぜ、空気を含ませることで氷のジャリジャリとした食感の中に、滑らかな口当たりを作ります。
バットを使わなくても、ジップロックなどの袋を使えばより手軽に作れるので、お家にある果汁やミルク、コーヒーなどお好きなフレーバーでお楽しみください。

材料 (分量はお好みの量で調整してください。)

     
材料名

【シロップ液】

グラニュー糖

 

【リモーネ・グラニータ】

レモン果汁

セミドライレモン

 

【アレンジ①ブラッドオレンジのグラニータ】

ブラッドオレンジジュース

冷凍マンゴー

 

【アレンジ②エスプレッソ・グラニータ】

エスプレッソ(又はコーヒー液)

生クリーム

 

【アレンジ③ココナッツマンゴー・グラニータ】

マンゴーピューレ

ココナッツミルク

冷凍マンゴー

 

【道具】

ジップロック

作り方

1.【下準備】

・器を冷やしておきます。

【アレンジ②エスプレッソ・グラニータ】
・お好みの濃さでコーヒーを抽出しておきます。


2.【シロップ液】

ベースとなるシロップ液を作ります。
鍋に、水とグラニュー糖を5:1の割合で入れ、火にかけます。
グラニュー糖が完全に溶け沸騰したら火から下ろし、粗熱を取ります。

※ベースのシロップ液の甘さはお好みで調整してください。


3.【リモーネ・グラニータ】

シロップ液とフレーバーを混ぜ合わせます。

(シロップ液)5:(レモン果汁)1:(セミドライレモン)お好みの量

※お好みでレモンの皮(分量外)のすりおろしを加えると香り良く仕上がります。


    グラニータ

シロップ液とフレーバーが混ぜ合わされば、ジップロックに流し入れ冷凍庫で凍らせます。


    グラニータ

全体が凍れば、ジップロックに入れたまま手で揉みほぐし、全体を砕いていき再び凍らせます。
この工程を3~4回繰り返します。


    グラニータ
    グラニータ
【シェフのワンポイントアドバイス】
揉む工程では、細かく揉み過ぎるとグラニータ特有の「ジャリジャリ」とした食感が残らず、滑らかになりすぎるので揉み過ぎないようにしましょう。

■バットを使って行う場合
バットにシロップ液とフレーバーを混ぜ合わせた液を流し入れ、冷凍庫で冷やし固めます。


    グラニータ

冷やし固まればフォークで崩しながらかき混ぜ、もう一度冷凍します。
この工程を3~4回繰り返し行います。


    グラニータ
    グラニータ

4.完成

冷やしておいた器に盛りつけ、ミント等を飾れば完成です。
一緒にブリオッシュ・ア・テットを添えてシチリア風の朝ごはんをお楽しみください。


    グラニータ

5.アレンジ例

【アレンジ①ブラッドオレンジ・グラニータ】
(シロップ液)3:5(ブラッドオレンジジュース)

※ブラッドオレンジジュースに対して6割のシロップ液

トッピング:冷凍マンゴー


    グラニータ

【アレンジ②エスプレッソ・グラニータ】
(シロップ液)1:2(エスプレッソ(又はコーヒー液))

トッピング:ホイップクリーム

※ホイップの固さはお好みで加減してください。


    グラニータ

【アレンジ③ココナッツマンゴー・グラニータ】
■マンゴーグラニータ
(シロップ液)3:5(マンゴーピューレ)

※マンゴーピューレに対して6割のシロップ液
※お好みでレモン果汁をいれることで、甘さを抑えながらキレのある味わいに仕上がります。

■ココナッツグラニータ
(シロップ液)1:1(ココナッツミルク)

トッピング:冷凍マンゴー


    グラニータ

備考
レシピ作成者:Shimizu、photo:Konishi
所要時間:各種約10分(冷凍庫で冷やし固める時間は含まない)

▼おすすめコンテンツ▼

SNS