基本のKEY 蒸しパン ~蒸し器の代わりにお鍋で~

材料も作り方もとてもシンプルでお手軽さが魅力の蒸しパン。
子供の頃を思い出す懐かしい味として思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
蒸し上げる事で生まれる、もちもちとした食感とほんのりとした甘味はこどもから大人まで愛される素朴なおやつとして人気です。
今回はご家庭でも作りやすく、プリンや茶わん蒸しにも応用が利くように鍋で作っています。
「膨らまない」「しわしわ、ベタベタになった」など失敗しない蒸しパンの基本の作り方をおさえて、ふかふかで柔らかい美味しい蒸しパンをつくりましょう。

シェフのワンポイントアドバイス


蒸しパンを蒸す際は、蒸気が蒸しパンの生地に当たりしっかりと熱が回ることが重要なポイントになります。
本来は蒸し器で作るのが理想的ですが、手軽にフライパンや鍋で蒸す際は、お湯の状態や熱伝導の良いカップや容器を用意したり、一度に蒸す個数などにも注意しましょう。

材料 (カップケーキ型 4個分)

材料名 分量

【生地】

 

牛乳

100g

上白糖

40g

太白胡麻油

10g

薄力粉(名月)

100g

ベーキングパウダー

6g

 

 

【アレンジ】

 

金時芋ダイス

お好みで

アップルプレザーブ

お好みで

かぼちゃ

お好みで

かぼちゃの種

お好みで

 

 

【型】

 

カップケーキ型

 

作り方

1.下準備

・薄力粉とベーキングパウダーを合わせてふるっておきます。


    基本のKEY 蒸しパン

2.生地

ボウルに牛乳、上白糖を入れ混ぜ合わせてから、太白胡麻油を加えてさらに混ぜ合わせます。


ふるっておいた粉類を入れ、混ぜ合わせます。


シェフのワンポイントアドバイス


粉を混ぜ合わせる際は、さっくりと合わせる程度に混ぜ合わせてください。
練り混ぜすぎるとグルテンが発生し、生地全体が粘りのある重い生地になるため膨らまない原因に繋がります。


カップケーキ型に7~8割程度(1個当たり約65g)生地を入れます。


蒸し器に水を入れ沸騰させます。
生地を入れたカップケーキ型を蒸し目皿の上に並べ蓋をして強火で13分蒸します。


シェフのワンポイントアドバイス


蒸しパンを蒸す時に大切なのは、蒸気が蒸しパンの生地にしっかりと当たり熱が回ることです。
しっかりと水を沸騰させ、蒸気がしっかりと上がった状態で生地をいれましょう。
また、蓋についた水滴が落ちる事で、しわしわでべちゃついた仕上がりになってしまうので、水滴が落ちないよう蓋に布や布巾を巻くなどして蒸し始めましょう。
高温の蒸気で火傷の恐れがあるので、蓋を開ける際は奥側に一度蒸気を逃がすようにして蓋をあけましょう。

【蒸し方のPointを動画で!】


3.完成


4.アレンジ

【金時芋】
蒸し器にいれる直前に、生地表面にお好みで金時芋をのせて蒸します。

【林檎】
蒸し器にいれる直前に、生地表面にお好みの大きさにカットしたアップルプレザーブをのせて蒸します。


【かぼちゃ】
かぼちゃの皮を剥き、電子レンジで温めて裏漉ししてペースト状にします。
生地にかぼちゃペーストを生地量に対して3割程度混ぜ込み型に流します。
蒸し器に入れる直前にお好みでかぼちゃの種をのせて蒸します。


備考
レシピ作成者:Shimizu、photo:Konishi
所要時間:30分

パン作りのコツを学ぼう!

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