

カンノーロ(カンノーリ)
カンノーロは「小さな筒」という意味で、小麦粉でできた生地を金属の棒に巻き付けて油で揚げ、空洞部分にクリームなどを詰めたイタリアのシチリア地方の郷土菓子です。
甘みをつけたリコッタチーズを混ぜたクリームと香ばしくカリッとした食感の皮との対比をお楽しみいただけます。
イタリアでは、カンノーロはドルチェだけではなく朝食としても食べられることがあります。サクサクの生地に濃厚なクリームが詰められたカンノーロは濃い目のコーヒーとも相性がいいので、朝食や大人のお菓子としても楽しんでいただけます。
作り方
1.下準備
・アルミホイルとベーキングシートで筒状の型を作っておきます。
・チョコレートを刻んでおきます。
・無塩バターを溶かしておきます。
2.クリーム
リコッタチーズを作ります。
ボウルにザルを重ね、ガーゼなどを敷いてプレーンヨーグルトを入れ、水切りをします。

水切りした水分(ホエー)約225gと牛乳、半量(50g)の生クリーム、塩を加えて鍋に入れ、中火にかけます。
沸騰すればレモン果汁を加え混ぜて弱火にして2~3分加熱します。
次第に凝固し始め、モロモロとした塊ができてきます。

ガーゼなどを敷いたザルにあけて2~3時間放置し、水分を切ってリコッタチーズの完成です。


生クリーム半量(50g)とフレイナを合わせ、グラニュー糖を加えて9分立てに泡立てます。
別のボウルに出来上がったリコッタチーズ(200g)を入れ、はちみつとトレハロースを加えて混ぜ合わせます。
泡立てておいた生クリームを加え、混ぜ合わせます。


ブランデー、チョコレート、セミドライレモン、オレンジピール、ピスタチオを加えて混ぜ合わせます。
【シェフのワンポイントアドバイス】
使う直前まで、ラップをして冷蔵庫で冷やしておきます。
使う直前まで、ラップをして冷蔵庫で冷やしておきます。


3.生地
薄力粉とブラウンシュガーを混ぜ合わせます。
全卵、溶かしておいたバター、マルサラ酒を加え混ぜ、ひと塊にします。


ラップなどでくるんで平らにし、冷蔵庫で約1時間冷やしながら休ませます。

3mmの厚さまで延ばして8等分にカットし、ひし形に整えます。


筒形の型に巻き付け、分量外の卵白をのり代わりに使って固定します。


170℃に熱した揚げ油に入れ、表面が薄く色づいたらいったん取り出して型をはずし、ふたたび油に入れて内側の面も色づけます。


熱が取れるまで冷ましておきます。

4.仕上げ
揚げた生地がしっかりと冷めたら、クリームを詰めます。
【シェフのワンポイントアドバイス】
クリームを詰める際は冷蔵庫から出したままだと固いので常温である程度柔らかくしてください。
クリームを詰める際は冷蔵庫から出したままだと固いので常温である程度柔らかくしてください。


粉糖でデコレーションして完成です。
両端にドレンチェリーを飾るとより華やかになります。

5.完成
