シャツ選び攻略 ココさえおさえておけばOK!
2018年4月26日 更新
流行り廃りはあれど、基本的なシャツの種類は、なんと数百パターンは余裕であるといわれています。そんなこといわれたら、自分にぴったりなシャツを選ぶことなんてできないに等しいですよね
数百パターンすべてを把握することは不可能ですが、ポイントをおさえることで自分好みの選択圏内にグッと狭めることができます
そのためにはまず重要なポイントを知ることから
そこで!
シャツ選びの際に「ココだけをおさえておけば簡単に好みのシャツにたどり着ける」というポイントを3つに限定し、まとめてみました
数百パターンすべてを把握することは不可能ですが、ポイントをおさえることで自分好みの選択圏内にグッと狭めることができます
そのためにはまず重要なポイントを知ることから
そこで!
シャツ選びの際に「ココだけをおさえておけば簡単に好みのシャツにたどり着ける」というポイントを3つに限定し、まとめてみました
襟
シャツの要といっても過言ではなく最重要パーツ。このデザイン次第で、印象を劇的に変化させることができるので、シャツを探す際には、まず襟のタイプからセレクトするといい。
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レギュラーカラー
ごく標準的なタイプ。ビジネスからカジュアルまでオケージョンを選ばない万能型 -
ワイドカラー
襟羽根が100~120度前後に開いたタイプ。英国のウインザー公が着用していたことから ウインザーカラー(俗称)と名付けられています -
セミワイドカラー
襟羽根が90度前後に開いたタイプ -
ボタンダウンカラー
襟羽根をボタンで固定できるタイプ。元祖は英国のポロ競技ウェアから。今ではアメリカンスタイルの代表 -
ホリゾンタルカラー
襟羽根がほぼ180度開いたタイプ。デザイン性やモード色が強め -
オープンカラー(開襟)
襟元が大きく開いたタイプ。夏服の代表ディテイル -
ピンホールカラー
襟羽根の中ほどに穴があいたタイプ。ここに専用のピンを通し、その上からネクタイを重ねることで襟元がを引き締まる -
バンドカラー
(スタンドカラー)襟羽根の折り返しがなく、首に沿って立っているタイプ -
クレリック(シャツ)
襟羽根と袖口(カフス)が白無地に切り替えられています。聖職者(クレリック)の立ち襟の服に似ていることがネーミングの由来。ビジネスシーンで多く見られます -
ウィングカラー
羽根先がとがった「バタフライ型」と丸まった「ラウンド型」がある。台襟に乗った羽根が折られたタイプ。タキシードなどのフォーマルスーツに用います -
タブカラー
襟羽根の間をタブで繋いだデザイン。ピンホールカラー同様に、この上からネクタイを重ねると襟元が引き締まる
素材
シャツを認識するうえで造形のきめてが「襟」であるならば、着心地のきめてはやはり「素材」(生地)ということになります。
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コットン(綿)
一般的にもっともポピュラーであろう天然繊維。吸湿性と保温性をもち、通気性にも優れています。サラッとした感触があるので、シャツの定番素材として重宝されています。水に浸すと繊維の強度が上がるため洗濯に強いのも特徴です。 熱にも強いので、アイロン仕上げを高温で行うことができるのも強みといえます。デメリットはシワになりやすい性質を持つことと、水で収縮しやすいことがあげられます。 -
リネン(麻)
天然繊維の中で最も強い素材として知られているのが麻で、亜麻(リネン)と苧麻(ラミー)という植物の茎の皮、または葉の繊維が衣料用として使われるのが一般的。シャリ感と清涼感が大きな特徴。通気性に優れ、水分の吸収や発散が早く、 洗濯で汚れを落としやすいといった特徴もあり、高温多湿な夏に最適な素材とえます。 麻が使われる生地には光沢がうまれ、肌触りはひんやりとした心地良さ。シワになりやすいことと、手ざわりが硬いこともあわせて押させておきたい。 -
ストレッチ
その名の通り、伸縮性が高い素材のこと。メイン素材に、エラステイン(ポリウレタン)を加えてストレッチを作り出すものが一般的です。稀にコットン100%素材であっても、織り方の工夫で生地そのものを伸び縮みさせる構造にしているものもあります。 -
デニム
そもそもの定義は糸染めされた厚手の綿織物の総称。縦に20番手より太い糸を用い、横には細めの晒し糸で綾織にしたものをいう。インディゴブルーのものが基本で、表にはたて糸の色が、裏面にはよこ糸の白い部分があらわれているものがベースとなっています。クラッシュやウォッシュなどの加工、染め、色糸などに工夫を凝らすことでさまざまなパターンのデニム地が存在します。
柄・パターン
シャツの顔であり、フォーマルかカジュアルか目的を明確にする役割を担うこともある重要な要素でもあります。たのしい遊びのイメージからビジネス顔まで。幅広いジャンルが存在しています。
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ストライプ
シャツの定番柄。色のパターンが複数あり、ビジネスシーンで使えるものも数多い。ストライプのピッチ幅が広いとクラシック。細くなるにつれて現代的なニュアンスやモード色が強めになります。 -
チェック
定義は「格子状に縦横の線が引かれた模様」ということになりますが、そのパターンは色やライン幅などを踏まえると無数に存在。マドラスやグレンチェックなど特定の地域から生まれた柄も多数あり、伝統的な模様として使われることも多く、どのチェック柄を選ぶかで装いの目的や趣味嗜好をあらわすことも可能になっています。 -
プリント
難しくいうと「完成した生地にあとからカラーインクで印刷したもの」で、織りで再現された柄ものとは違うということは認識していただきたいですね。たかがプリント、されどプリント。素人でもできそうなカンタンなデザインもあれば、ブランドの場合は「○○生地にこのクオリティのプリントがほどこされているから高価」になっているということはざらにあります。花柄からロゴまで。本物と見まがうほど精巧にデザインされたトロンプルイユなどなど。基本的にビジネスには向いていない要素です。カジュアルに装うなら、センスが一番あらわれる要素といえます。 -
ペイズリー
19世紀にこの柄が量産されるようになったスコットランドの市名「ペイズリー」が名前の由来になっています。複雑はひとめでそれと分かるユニークな形状で、大小、装飾、カラーバリエーションなどアレンジ次第で無数に存在しています。基本的にビジネスシャツとしては向かないですが、生地同色であったり、小紋としてある程度なら許容範囲ではないでしょうか。 -
ジャガード(ジャカード)
ジャカード織り機によって折り上げられた装飾性の高い柄生地のこと。織り機を使っているというのが定義になっているところが、他の柄とは異なる点です。複雑な織りや、敢て装飾性の高いデザイン性を追求するときに用いられることが多いので、シャツも自ずとフォーマル色が濃くなります。