< 際立つシルエット >
ジョン スメドレーのニットウェアは、とてもシンプル。
素材と作りで、ニットウェア本来のたたずまいを見せてくれます。
そんなストレートなアイテムだから、シルエットの妙はいっそう際立ちます。
そしてブランドが提示するスタイルはスリムとイージーの2種類のみ。
さてさて、この相対する2つのスタイルをどうこなすか。
真のオシャレさん、腕の見せどころです。

モデル:Samantha Mariko, Kentaro Yamate
スタイリング(レディース):Marei Masaki, Chie Murakoshi
スタイリング(メンズ)・ 写真・文:Kazunori Iwata






ボディラインをトレース

ボディラインの美しさが際立つ一方で、太めの人だとムチムチした感じに、細めの人だと華奢に見えてしまうのがスリムフィットの難しいところ。そこで配してみたのがストール。身体に張りついたニットに対し、ふんわりとしたストールの線が、柔らかな雰囲気を作り出してくれます。
トップが細いので、ボトムは細すぎないものを選びます。ネックの詰まった丸首ニットには小襟の締まったシャツがぴったり。着こなし全体をシンプルに抑えることで、セカンドバッグもおやじっぽくなりません。

ドレッシーな雰囲気に

スリムなカーディガンに合わせたのは、こちらもすっきりとしたシルエットのワンピース。引き締まったシルエットがドレッシーなスタイルによく馴染みます。ワンピのネイビーは清楚、カーデのピンクは柔らかく華やか。どちらも女性的なイメージをもった色で、相性の良い組合せです。
首周りに柄物スカーフを巻くのもアリですが、今回はカーデと同系色のネックレスでよりドレッシーな雰囲気に仕上げてみます。パンプス、クラッチバッグもピンクでまとめ、統一感をもたせます。







上下でシルエットにコントラスト

ゆったりニットの強みは、着こなしに余裕を感じさせてくれることです。こんなふうにデニムシャツの裾を出したり袖をターンさせたり、ニットキャップで遊んだりと、抜け感のあるスタイルがハマります。
着こなしにはさまざまなパターンが可能ですが、今回のようにボトムにスキニータイプを配し、上下でシルエットにコントラストをつけてみせるのも一つのテクニック。そして足元で再びボリューム感を出します。
靴、鞄、手袋、アイウェアと、小物のカラーを合わせるのもポイントです。

カーディガンをアウターとして着てみる

肩ひじ張らないゆるさが今っぽいイージーフィット。そんなゆったりカーディガンをアウターとして着てみると…。いつもよりワンサイズ大きめを選び、彼氏とまったりウィンドーショッピング、なんてイメージで。
そんなゆるめのトップに対し、ボトムはタイトシルエットかミニ丈ですっきりと。野暮ったくならないためにも一方で引き締めておくのがポイントです。そして渋めのカラー選びで、スクールガール風のコーディネートもぐっと大人っぽく変身。






Easy Fit
ゆったりシルエット
Slim Fit
細めのシルエット
プルオーバー
(Vネック)
プルオーバー
(Uネック)
プルオーバー
(ロールネック)
カーディガン
ベスト
Easy Fit
ゆったりシルエット
Slim Fit
細めのシルエット
プルオーバー
(Vネック)
プルオーバー
(Uネック)
プルオーバー
(ロールネック)
カーディガン

※ 生産工場の違いなどによってシルエットやサイズ感には多少の個体差があります。