愛情たらこのみなと

  • 湊水産 | 石巻

2011年3月からのあゆみ

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心静かに黙とう。。
2015年。
東日本大震災から4年の歳月が流れました。
あらためまして、亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、
被災された皆さまとご家族の方々に心よりお見舞い申し上げます。

そして、震災前より長きにわたりご愛顧いただいておりますお客さま、
震災をきっかけに「 みなと 」をご愛顧くださいましたお客さま、
いつも本当にありがとうございます。

この4年、皆さまからの「 おいしい 」の言葉に支えられ、
頑張って来ることができました。

壊滅的な被害を受け、生きるためにできること、やれることを、
ただ無我夢中で突っ走った1年目。

復興特需に頼らずに、自立の道を暗中模索しながら駆け抜けた2年目。

厳しい現実に不安と心配が大きくなるばかりの中、
「夢と希望」を込めた新社屋の建設を決めた3年目。
新商品の開発にも取り組みました。

そして4年目。
新社屋が完成し、ユニフォームもパテシエ風に一新。
長くつやカッパをしない、水産会社としては画期的な姿は、
何よりも社員が明るくなりました。

また、多目的ルームでは念願の「 たらこ、つくろう。」の体験教室もできるようになり、
今では社屋内での食育学習に留まらず、市内の小中学校へ出向いての授業や、宮城県の志教育のお手伝い、
東京開催での出張教室、「つくえ、つくろう。」とのコラボや、県外からの観光客の受け入れなど、
湊水産は、これまでにはない新たな「 たのしいこと 」への挑戦が続いています。

言葉では語り尽くせないほどの、様々な日々を駆け抜け、今、私たちはここに立っています。
震災直後から1人の解雇もせずに、立ち上がる道を選び、
社員と共に、文字通り必死に、ただ出来ることを一生懸命頑張ってまいりました。
頑張っても思い通りにならず、心折れそうになる現実に直面したことも多々ありました。
その度にたくさんの方々からのご声援・ご支援に励まされ、こうして5年目を迎えることができました。
あらためて御礼を申し上げます。本当にありがとうございます。

今日から5年目。
まだまだ「復興する」までには至っておりませんが、
これからも皆さまの「 おいしい 」の言葉に支えられながら、みなとは頑張ってまいります。
皆さまのご要望とご期待に応えられるよう、 前へ、前へ、一歩一歩進んでまいりますので、
どうぞよろしくお願い申し上げます。

平成27年3月11日
湊水産株式会社
愛情たらこのみなと
店長 木村朱見