競泳メーカーの高速水着徹底比較 2018年版(準備中)       by MIHORO 2018.2.15 update(編集中)
2017年は2016年のリオで人気を博した海外製の高速水着が日本初上陸をしたり、ニューカラーとして次々と魅力的なデザインが発表された一年でもありました。
次の東京の2020年に向けて水面下で開発は続いていると思われますが、2018年はその水面下の動きが激しくなることが想像される一年。
その水面下の動きからいち早く表に出たasics RAiO2の動向も気になります。

個性豊かに高性能になっていく高速水着の個性をしっかりと把握して、自分に合った水着を見つけましょう。


 



mizuno GX SONIC シリーズ

高速水着への弛まぬアップデートで2014年以降に日本の高速水着を席巻しており、2017年までも非常に高い人気を誇ったモデル。元々非常に高い操業力を兼ね備えた高い性能を持っていたが、GX SONIC Ⅲになった際に今回FINAの規定で水着インナーの面積が増えたことによって、その規定変更の部分までも泳ぎのサポート機能に充てた。高いサポート機能で、日本代表選手クラスの着用率も非常に高く、記録を出す選手からも指示を受けているのが実績をもって見て取れる。新たに出してきた柄も人気を後押しする。

 
GX SONIC ST
前モデル(GX SONICⅡ)では蛍光グリーンだったハイパワータイプ。前モデルよりもインナー使いの部分が増えることによって、高い着用感で身体の抵抗を下げながらも、性能を込めたシリーズ。
短距離スイマー、パワータイプにオススメ。
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  GX SONIC MR
前モデル(GX SONICⅡ)ではオレンジ色だった着やすいタイプ。前モデルよりもインナー生地の面積が増えることで、着やすい着用感を維持しながらも、より機能性を向上させたモデル。
動きやすさを求める技巧派スイマー、マルチスイマーにオススメ。
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メーカーHP記載着用選手(2017)
塩浦慎理選手、小関也朱篤選手、

  メーカーHP記載着用選手(2017)
萩野公介選手、渡部香生子選手、池江璃花子選手、星奈津美選手、持田早智選手、
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男性用/女性用
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男性用女性用ジュニア用



arena AquaForce Lightning

弱くなりがちなバックキックの補助をするというコンセプトで人気を博し、そのキックアシストをさらに強化させたのが特徴的。
前半にも効果的だが、レースで疲れやすい後半にはよりバックキックの補助が効果的に感じられます。

 
Aquaforce Lightning POWER type
前作に比べても強い着用感で水中抵抗を下げながらも、キックアシストシステムを格段に成長させたモデル。パワータイプのスイマーにお勧め。
前モデル(Aquaforce infinity)に近い着用感。
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  Aquaforce Lightning FLEX type
着やすく動きやすい着用感でキックアシストシステムを付けたモデル。技巧派スイマー、長距離スイマーにオススメ。
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メーカー広告HP記載着用選手(2017)
入江陵介選手・藤森太将選手
  メーカー広告HP記載着用選手(2017)
瀬戸大也選手・古賀淳也選手・山根優衣選手・清水咲子選手
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男性用女性用
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男性用女性用

arena POWERSKIN CARBON

アリーナ世界統一トップレーシングモデル。POWERSKIN CARBONシリーズ日本上陸!!

 
arena carbon ultra
arenaが2017に向けて送り出す国際標準モデル。 裏地が特徴的に配置されており、ローリングや、コアマッスルのサポートをすることで、泳ぎやすさを飛躍的に向上させてくれる。 新発想が多く込められており、国際的にも評判の良いシリーズ。
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  arena carbon air
日本のinfinityで得られたノウハウを元に世界規格へと昇格した日本発のモデル。 国際的にも評価の高かった後半に疲れやすいバックキックをサポートすることで、脚の上下が多いスプリントタイプはもちろん、ロングスイマーにも人気が高い。
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男性用女性用
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男性用女性用



asics TOP IMPACT LINE RAiO

しなやかに伸縮する生地によって、体幹・姿勢の保持に主眼を置いたモデル。縫製面積をいかに小さくしていくかということが大事な中で、生地の中に伸縮性の違う生地を織り込んでいくという非常に高い技術によって緻密な伸縮性の生地配置に成功している。疲労した後半にも足が開かないような工夫も秀逸に行われており、前半はもちろん、後半になってもそのストロークの美しさを維持することで、後半のレース性能を維持させる。RAiO2になったことで、部分的なパワーメッシュの配置をしており、元々評判が良かった着心地の良さ、そして足回りの可動域を確保しながらも、高い泳ぎのサポート機能を組み込むことに成功した上位モデル。

 
TOP IMPACT LINE RAiO stream
よりタイトな為、前半から飛ばしていきたいスイマー向け、長距離向け。
  TOP IMPACT LINE RAiO glide
streamと比較して伸縮性がある為に、ラストスパート型、短距離向け。
過去着用選手(2017)
今井月選手・鈴木聡美選手
  過去着用選手(2017)
青木智美選手・江原騎士選手
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男性用女性用
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男性用女性用



speedo LZR Racerシリーズ

競泳水着の世界新基準を作ってきた歴史を持つspeedoが、世界のトップ選手と度重なるリサーチと開発によって生み出された新モデル。
硬い生地ながらも筋肉のブレを抑えたハイコンプレッション生地で泳ぎやすさを実現している。
さらに今回は 世界のスイマーと向き合った結果、”泳ぐ気持ち”を最大化するように機能面やデザイン面を作りこんでいる。

 
LZR Racer X
現行の高速水着の中で、最もキツい着用感と予想されるモデル。
世界各国のトップ選手に丁寧にヒアリングを続けて開発された水着は、世界を目指すパワータイプのスイマーにオススメしたい。
  LZR Racer J
世界標準のLZR Racer X を元に開発された日本製モデル。
世界の技術を結集させたモデルのコンセプトをそのまま踏襲し、なおかつ日本人にも合わせたフィット性能に注目したい。
メーカーHP記載着用選手(2017)
松本弥生選手・五十嵐千尋選手・中村克選手
  メーカーHP記載着用選手(2017)
松田丈志選手
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男性用女性用女性用(クローズバック)
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男性用/女性用



そのほかの注目高速水着ブランド
 
MP(Michael Phelps) EXPRESSO
着用選手…Michael Phelps

オリンピック1大会で史上初の8個の金メダル獲得したマイケル・フェルプス選手が開発に携わり、その名を冠した高速水着。
着圧は高速水着としてはそれほどきつくなく、着圧による疲れをむしろ減らして後半まで泳ぎきるという、他社とは全く違う発想で開発。

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男性用/女性用


  Jaked J-KATANA
着用選手…金藤理絵選手

水という抵抗の多い世界で泳ぐ選手にとって、わずかな生地のつなぎ目も大きなロスになる。 そのつなぎ目の減らすために、一枚布という新しい発想で表面摩擦を極限まで減らしたモデル。少なくなった圧着面も2008年から着実に積まれたレーザー圧着技術が使われており、そこでも妥協を許さない。撥水性の高さも非常に良い。高速水着の中では柔らかい部類に入り、足回りの可動域が非常に広く使えると評判が良い。そのためどの泳ぎにも適合するが、後半まで体力を温存したい中長距離選手や、足回りの可動域を求める競技での評判は特に良い。 さらに海外選手や国内選手において、背の高い選手にも愛用者が多く、生地の横伸びを縦伸びに生かすという発想は、縫製が多い水着では中々難しい。生地の伸縮性と縫製箇所が極めて少ないことによる得られる恩恵は多い。


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男性用女性用


     
 
TYR AVICTOR
着用選手…

アメリカで非常に人気の高い競泳水着ブランド。泳ぐ際にも高い魅力を発揮させる。ポリウレタン30%含有という伸縮性の向上させた布帛の生地に高速水着に非常にカラフルなデザインを取り入れており、デザインを重視するTYRらしさを感じさせてくれる。


  adidas ADIZERO XVI
2017年日本初上陸

総合ブランドとしては世界的に有名ながらも高速水着新参入。 新参入に相応しい革新的な驚きをもって参入したのはブレストスイマー(平泳ぎ)専用の高速水着の存在。 ブレストスイマーならばよく感じるであろう、他泳法との決定的な足の動きの違い。その動きに対応するために専用の高速水着を開発してしまった。 海外では既に多くのトップスイマーが着用し、結果を残し始めている。
     

各社が発表をし、当社に情報が入りましたら情報を追加していきます。



2017年発売の高速水着について(コラム)

2008年の北京でのレーザーレーサーの衝撃を今でも覚えている人がいることでしょう。
高速水着という名前が生まれるほどで、それ以降の競泳水着の概念を完全に覆しました。
この頃に生まれた世界記録の数はそれまでの数倍に及びます。 レーザーレーサーの成功の直後には日本の会社が開発したラバータイプの水着も生まれ、世界に衝撃を呼び、世界記録の数がさらに飛躍的に伸びました。それによって高速水着には厳しい規則が設けられました。
本来注目されるべき選手の力ではなく、水着の性能での勝負になってしまっていた状況に待ったをかけるものでした。
それでも各社は決められた規則の中で高速水着の開発を継続しました。
当初の高速水着は人の体を非常に強い水着の力で締め付けるものが主流で、着用するのに30分かかることも珍しくありませんでした。 その流れは当初は維持されましたが、徐々に締め付けが弱いものを求める選手が増え、asicsの高速水着が人気を博します。
着用感は変わらずにきつかったものの、性能が極めて高く、その上着用感が心地よいという当時としては革新的なものでした。

その辺りから高速水着は非常に多様化して行きます。 その多様化の行くさきは、選手個人の力を最大限発揮する水着の開発です。 高速水着の規則が厳しくなった時、当初は厳しすぎるという意見もあったのですが、選手本来の力を重要視するという結果にたどり着いた今振り返ると、最高の決断だったと言えます。

・足回りの動きの可動域を快適にさせつつ、姿勢をサポートしよう
・バックキックのサポート力を高めて、泳ぎのサポートをしよう。
・体感を安定させ、選手が水面に対してフラットに泳げるために作ろう。
・とにかく着心地がよく、選手の普段の力を発揮できるように。
・選手の意識を高めるために、開発を進めよう。

それらはどれも素晴らしいコンセプトで、感激すら感じるものばかりでした。

少し振り返りますと、レーザーレーサーの登場によって一番割りを食ってしまったのはミズノでした。
当時の衝撃的な水着の登場によって、契約選手が他社製品を着用したいという声が頻出したのです。
そのあとのミズノは、大事な契約を抜きにして他社製品を着用する事を認めるという大事な決断をしたのです。
その当時のミズノの思いを私は知ることはできませんが、その時の決断ののちにミズノはGX SONICという水着の開発に成功し、日本人の大半の選手が着用するまでになり、 リオ・デ・ジャネイロでも記録を残した選手の多くがミズノの着用をしていました。
今では北米をはじめとして、海外でも成功を収めはじめています。

この時に契約ではなく、何よりも大事な事は選手のことだと重視して下した決断は、その後の選手の気持ちに寄り添ったミズノの高速水着の躍進はセットで考えてもいいかもしれません。

レーザーレーサーの衝撃から早くも10年が経っていることに少し驚きを隠せませんが、あの節目があったからこそ、選手というものに今一度注目が集まったのだと感じます。

世界の注目がまたスポーツに集まる2020年に向けて各社が水着を水面下で開発を進めていることは間違い無いでしょう。 2018年の後半から2019年の前半までには、「そうきたか!」という水着がまた生まれてくるかもしれません。



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