アロマ香るハンドセラム作り
スキンケア
2022.1.31

アロマ香るハンドセラム作り

こんにちは。ライターのおおうちです。

2022年初回のマンデイムーンNoteはハンドセラム。
顔よりも年齢が表れやすいと言われる手の専用美容液を作ります。
年末年始のお掃除や家事でがんばった手。
ハンドクリームだけでは物足りなく感じられたときに使っていただきたいスペシャルケア用のセラムです。
混ぜるだけの簡単レシピですので、ぜひお試しください。

《アロマ香るハンドセラム作り》

手の甲は表皮が薄く、脂肪がほとんどないうえに、汗腺もないそうです。
日常生活でも、家事や手洗いなどで洗う頻度も高いので、乾燥やハリ・弾力の低下が起こりやすく、一度荒れてしまうと肌が回復する前にさらにダメージが大きくなることも。
特にこの時期は、乾燥しやすい上に、コロナ対策での除菌や手洗いなどで手肌にとっては過酷なシーズン。
いつものハンドクリームの前に、セラムでの潤いケアをプラスし若々しい手肌をキープしましょう。

《基本+αのハンドセラム》

精製水とグリセリン、ヒアルロン酸だけでも美容液を作ることができますが、今回はモイストバリアエキスをプラスして、よりリッチな仕上がりに。
ハンド用なので、エッセンシャルオイルも加えて香りも楽しめるセラムを作ります。

<材料>

ベースウォーターまたは精製水…20ml(小さじ4杯)
ヒアルロン酸… 0.06g(1/10spn1杯)
植物性グリセリン・オーガニック…0.5ml(1/2spn1杯)
モイストバリアエキス…0.5ml(1/2spn1杯)
フランキンセンス・エッセンシャルオイル…2滴
マンダリン・エッセンシャルオイル…2滴

<容器>

【save childrenチャリティー】 プッシュボトル[20ml]/1個

<道具>

ビーカー(紙コップでも可)
ガラス棒(割り箸でも可)
計量スプーン
植物性発酵エタノール(器具の消毒用)

<作り方>

■事前の準備

まずはじめに、使用するビーカーやガラス棒、軽量スプーンなどの道具をエタノールで消毒しましょう。
キッチンペーパーなどにエタノールを含ませ、器具を拭き上げます。
スプレータイプのボトルに入ったエタノールなら、ビーカーなどの道具にシュッと吹きかけてキッチンペーパーなどで拭き取ればいいので、手軽で無駄が出ないのでおすすめです。

■原料を混ぜていきます

1.ヒアルロン酸とグリセリンをビーカーに入れ、かき混ぜます。

2.1.のビーカーにモイストバリアエキスを加え、かき混ぜます。

3.2のビーカーにエッセンシャルオイルを加え、よく混ぜます。

4.さらに、ベースウォーターを加えてよくかき混ぜます。
ヒアルロン酸が溶けにくい場合は数時間~ひと晩、冷蔵庫に入れて溶けるのを待ちます。

5.ヒアルロン酸が溶けたら、容器に入れて完成です。

保存期間は、冷蔵で約1ヶ月です。
(マンデイムーン販売のベースウォーター、フローラルウォーターでの作成時)
精製水を用いて作った場合は2週間です。

ヒアルロン酸

1gで6000mlの水分を蓄えることができる保湿成分。
とろりとしたテクスチャーが特徴です。
今回は美容液の材料として使用しましたが、お手持ちの化粧水に混ぜて使うこともできます。

植物性グリセリン・オーガニック

高保湿で低価格なので使いやすい材料です。
精製水+グリセリン+エッセンシャルオイルで、基本のアロマ化粧水ができます。
混ぜる時はグリセリンとエッセンシャルオイルを混ぜてから、精製水を足してください。

モイストバリアエキス

肌のバリア機能を高めることに特化したマンデイムーンオリジナルのブレンドエキス。
トンガモズクエキス、オウゴンエキスが主成分。
これひとつで、紫外線、乾燥、ほこり、花粉など環境ストレスから肌を守りお肌をすこやかに保ってくれるので、この時期は1本あるととっても使えるエキスです。

《かさついていた手肌もしっとり》

出来上がったセラムはさらりと軽い使用感。
べたつきがなく肌にすっと馴染みました。
かさついていた手肌もしっとり、いい感じです。
容器はrari yoshioさんデザインのプッシュボトルにしたら、
それだけで素敵なスペシャルコスメに。
手作りなので冷蔵庫にて保管したいところですが、持ち歩きたくなる可愛さ。
お出かけ先に持ち歩かれる場合は、できるだけ涼しい場所に。
こまめに作って、早めに使い切るようにしましょう。

《シコンのエイジングケアハンドセラム》

手強いダメージ肌には、より肌の保湿やケアを意識した配合に。
紫根の優しいカラーとエッセンシャルオイルの香りで、見た目と香りも楽しめる癒しのセラムです。

<材料>
メープルウォーター…20ml(精製水・ベースウォーターでも可)
リピジュア®…1ml(1/2spn2杯)
ヒアルロン酸…0.06g(1/10spn1杯)
ユキノシタエキス…0.5ml(1/2spn1杯)
シコンエキス(紫根)…1ml(1/2spn2杯)

ゼラニウム・エッセンシャルオイル…1滴
オレンジ・エッセンシャルオイル…2滴
パルマローザ・エッセンシャルオイル…1滴

<容器>
クリアプラボトル・エアーレス

<道具>
ビーカー(紙コップでも可)
ガラス棒(割り箸でも可)
計量スプーン
植物性発酵エタノール(器具の消毒用)

<作り方>
■事前の準備
基本+αのハンドセラムと同様に、使用する器具の消毒をしておきます。

1.ビーカーにリピジュア®、ユキノシタエキス、シコンエキス(紫根)を入れ、ガラス棒でかき混ぜます。

2.1.のビーカーにエッセンシャルオイルを入れさらによく混ぜ、メープルウォーターを加えます。

3.2.のビーカーにヒアルロン酸原末を加え、よく混ぜます。
ヒアルロン酸原末が溶けにくい場合は、数時間~一晩冷蔵庫に入れて溶けるまで置いてください。

4.ムラやダマがない均一な状態になったら、容器に入れて完成です。

リピジュア®
肌表面を“うるおいのベール”で守る医療用に開発された高機能保湿成分。
角層への浸透、潤いの持続に優れインナードライ(内側乾燥)肌におすすめ。

ユキノシタエキス
お肌のサイクル機能を助け、肌荒れが気になる方におすすめ。
紫外線対策にも効果が期待できます。

シコンエキス(紫根)
「古事記」や「源氏物語」にも登場する“紫草(むらさき)”。
その根である紫根は古くから、肌荒れをいやす植物として活用されてきました。
現代では、定番”のエイジングケアアイテム。

メープルウォーター
メープル(サトウカエデ)の樹液を原料にした美容ローション。
大地から吸収した森の養分が豊富で保湿力も優れ、肌や髪にうるおいと活力を与えます。
無香料なので、エッセンシャルオイルのブレンドもしやすく、手作りコスメにもおすすめです。

《すぅ~っと肌に馴染み、しっとりとした手肌に》

シコンエキスの色が映える、きれいな薄紫色のセラムができました。
クリアプラボトル・エアーレスなら、コスメの色も楽しみながら
エアーレスで酸化も防げるので、おすすめです。

基本のセラムよりももっとコクのあるリッチな仕上がりです。
塗った瞬間、あれ?ちょっとベタついてしまったかな、と思いましたが
不思議にもすぅ~っと肌に馴染み、しっとりとした手肌に。
なんだか手の表面がふんわり柔らかくなったような印象です。

《塗り方にもワンポイント》

ハンドクリームなども同じですが、手の甲のケアをする場合は、クリームやセラムを手首側から指先側に伸ばすだけでなく、そこから90度横方向に、手の内側から外側へ向かって塗りこんでみてください。
指も人差し指側から小指側というように。
指のシワに塗り込むようにしていただけると同じクリームやセラムでも、効果が全然違ってきます。
せっかくこだわりの成分で作ったコスメですので、しっかり肌に馴染ませられるよう、縦に横にと塗り込んでみてくださいね。

いかがでしたでしょうか。

次はこれを増やしてみようかな、次はこの成分をプラスしてみようかな、とどんどん自分好みにアレンジできるのが、手作りコスメの魅力です。
今回のハンドセラムも、材料さえ準備したら、基本はまぜるだけの簡単レシピです。
ぜひこの機会にお試しくださいね。

注意事項

  • ●保存について

 保存期間は、冷蔵で約1ヶ月です。
(マンデイムーン販売のベースウォーター、フローラルウォーターでの作成時)
精製水を用いて作った場合は2週間です。

●パッチテストについて
お肌との相性には個人差があります。
作成した化粧品はご使用前にパッチテストを行い、お肌に異常が無いか確認してからご使用ください。
肌に炎症が起こる可能性がありますので、推奨濃度以上でのご使用は避けてください。


 


ライター:おおうちなみ
アロマテラピーインストラクター。ハーブ&ライフコーディネーター。「香りのある暮らしをもっと楽しく」をテーマに、暮らしに取り入れやすいアロマクラフトやコスメ作りなど、様々なアイデアを提案しています。

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