コスメ原料の効果的な組み合わせ
スキンケア
2022.2.7

コスメ原料の効果的な組み合わせ

こんにちは、マンデイムーンの青木です。

手づくりコスメを作るときに
最初に疑問に思うことは何と何を組み合わせたらいいのか
ということではないでしょうか。

今日は、そんな原料の組み合わせについてお話しします。

【手順】
1)お悩みピックアップ
2)メイン原料セレクト
3)メイン原料の相性確認
4)サブ原料セレクト
5)保湿剤セレクト
6)レシピ作成

《お悩みピックアップ》

原料の組み合わせを考えるまでにまずお肌のお悩みをピックアップしましょう。
色々欲張りたくなりますが今、何を優先するかをよく考えて上位3位だけを残します。

【主なお悩み一覧】
乾燥
敏感
ニキビ
毛穴の開き
毛穴の詰まり
たるみ、しわ
くすみ、しみ

などなど。
ここでは

1.毛穴の開き
2.くすみ、しみ
3.乾燥

というお悩みがあるケースを例にとってお話しを進めます。

《メイン原料セレクト》

毛穴の開きが一番気になるのでこれを中心に原料を探します。

毛穴ケア

毛穴ケアの代表的な原料

シャルドネAHAエキス
スムーススキンエキス
キウイエキス
グリシルグリシン

この中で、さらに透明感効果も高い原料があります。

シャルドネAHAエキス
グリシルグリシン

くすみ、しわも気になるのでこの2つのうちどちらかを使うことにします。

シャルドネAHAエキスはふき取り化粧水に配合する、フルーツ酸なので
今回は普通の化粧水を作るということで「グリシルグリシン」をメイン原料とすることにします。

《メイン原料の相性確認》

次は「グリシルグリシン」の相性の良い原料と相性の悪い原料をチェックします。
マンデイムーンでは商品スペックにすでに分かっている相性については記載しています。
こちらは判明次第、日々更新しています。

グリシルグリシンのページを見ると
下のスペック表に

相性の悪い商品:ビタミンE誘導体・水溶性

と記載があるので、残念ですが組み合わせから外します。
ビタミンE誘導体は、抗酸化原料でエイジングケアにとてもよい原料です。

《サブ原料セレクト》

相性の良い商品は特に記載がないのでさらに透明感をアップしてくれる原料を探すことにします。

透明感

透明感アップの代表的な原料

APPS
アスタキサンチン
コショウソウ芽エキス
アーティチョークエキス

の中で、さらに毛穴ケア効果のある

アーティチョークエキス
APPS
は相乗効果が

コショウソウ芽エキス
は強い透明感効果が

アスタキサンチン
はさらにキメやハリ効果をプラス。

ただし「APPS」は使う直前に混ぜるのがベストなので
今回は「アーティチョークエキス」をセレクトします。

スペック表にどちらも「水溶性」と記載があるので化粧水でも美容液でもOK。

《保湿剤セレクト》

そして必ず選びたいのが保湿剤。
どんな化粧品でも必ず入れるのが保湿剤です。

様々な保湿剤がありますが、まず最初は

コスパ高。もっちりとした保湿感
グリセリン

コスパ高。さっぱりとした保湿感。
ベタイン

コスパ良。さっぱりとした保湿感。長時間保湿。
トレハロース

高保湿。長時間保湿。
ヒアルロン酸

超高保湿。
リピジュア

から選びましょう。
1種類、または2種類を組み合わせてもOKです。

今回はベタインと今人気のリピジュアをセレクトしました。

《レシピ作成》

商品ページスペック表の
【化粧水の作り方】
に、50mlの精製水に対して入れる量を記載しています。
それを参考に、計量スプーンでの分量を計算しましょう。

グリシルグリシン(0.5-1g):1spn1杯
アーティチョークエキス(0.5-2.5ml):1spn2杯
ベタイン(0.5-3.5g):1spn3杯
リピジュア(0.5-2.5ml):1spn2杯
精製水(50ml)

これを容器に入れてよく振り混ぜれば完成。
とっても贅沢な毛穴&透明感アップ化粧水の完成です。

それぞれのお悩みに対応した、マンデイムーンのコスメ素材一覧メニューはこちらです。

乾燥 →●保湿力アップ
敏感 →●敏感肌、ゆらぎ肌ケアキメ
ニキビ →●肌荒れケア
毛穴の開き →●毛穴ケア
毛穴の詰まり →●毛穴ケア
たるみ、しわ →●ハリ
くすみ、しみ →●透明感キメ

なりたい肌をイメージしてお菓子を作るみたいにコスメを作りましょう!

コラムで紹介した商品