肌ケアと脳ケアとの密接な関係
スキンケア
2021.3.10

肌ケアと脳ケアとの密接な関係

皮脳同根(ひのうどうこん)という言葉をご存じですか?
皮膚と脳はルーツが同じ、という意味です。
受精卵がお母さんのお腹の中で分裂するとき、まずは3つの部位(内胚葉・中胚葉・外胚葉)に分かれます。
そして「皮膚の表皮」と「脳神経」は、同じ外胚葉から生まれます。
皮膚と脳(心)はそもそも発生源が同じなので密接に繋がっていて、互いに影響を与え合っています。
つまり、私たちが普段行っている皮膚のお手入れ(スキンケア)は、実は脳や心のお手入れにも繋がっているのです。
「皮膚を大切にすることは、心を大切にすること。」
人の肌に触れる仕事を長年してきた私は、このことを強く実感しています。

【花の香りは女性の味方】

植物の香り成分には、肌や心に働きかけるものがたくさんあります。
特に「花びらの部分」から抽出された香りは、女性の感情面への働きかけが大きいと言われています。
花の香り成分の働きには、ホルモンバランスを整える・肌にハリを与える・幸福感を高める・自信の回復・イライラの緩和…など、女性に嬉しいものがたくさんあります。
美しさの象徴でもある花は、まさに女性にとっては頼もしい味方。
この恩恵にあずからないのはもったいないです。

【美を引き出すローズの力】

花の香りの中で個人的に一番お気に入りなのが、「香りの女王」と呼ばれるローズの香りです。
ローズのエッセンシャルオイルは高価なので、なかなか普段使いとはいきませんが・・・。
エッセンシャルオイルを抽出する過程で得られるローズウォーターなら、日々の暮らしに気軽に取り入れやすいアイテム。
しかも、ほのかにエッセンシャルオイル成分も含まれた「本物のバラの香り」なので、贅沢な気分も味わえます。
グリセリンなどの保湿成分を加えて、化粧水として使うのもおすすめですが。
私はスプレーボトルに入れて常に持ち歩き、好きなときに顔や髪にシュッと吹きかけて香りを楽しんでいます。
(※ローズウォーターには消臭効果もあるので、デオドラントスプレーとしてもおすすめです。)
甘くて高貴な香りは、幸せで豊かな気持ちにしてくれると同時に、まるで自分がものすごい美人になったような気分にもなれて(笑)、リラックスしつつもテンションを上げてくれます。
美人の気分でいること、このマインドこそが女性にとっては一番の美容法かもしれません。

100%天然の良質な成分で肌を潤すことは、心を潤すこと。
特に天然ローズの香りは潜在意識にも働きかけ、自然と自尊心を育むこと(セルフエスティーム)にも繋がっていくように、私は感じます。
ローズウォーター、大人の肌と心におすすめです!


 


ライター:すえつぐりえ
アロマセラピスト歴18年。
8年間介護施設にて、認知症の方へのタッチケアも行ってきました。
趣味は、心理学や脳科学を活用した「心を楽にする情報」を発信すること。
現在は田舎暮らしをしながら西洋占星術を勉強中。