マスク老け撃退!摩擦トラブルを予防するスキンケア
スキンケア
2021.6.2

マスク老け撃退!摩擦トラブルを予防するスキンケア

マスクの摩擦で生まれる悩み

こんにちは。ライターの米沢です。

新しい生活様式として定着しているマスクですが、今までになかったお肌のお悩みも生まれてきています。
長時間マスクをつけ続けることで、お肌が常にこすられている状態になり、摩擦によるトラブルが急増しているのです。

例えば肘などを見るとわかりますが、摩擦が多い場所の肌は硬くなり、色はくすんで黒ずんでいきます。
これは、からだを外部の刺激から防御するためのごく自然な反応です。
でも顔のお肌がこうなってしまったら、一気に老けた印象になってしまいますね。

きれいな肌を保つためには、マスクをつけないのが一番の近道です。
しかし感染予防のためにはマスクが必要で、長時間の摩擦が避けられません。

そこで、マスクの摩擦からお肌を守り、くすみを撃退するスキンケア商品をご紹介したいと思います。

雪肌を育む「スノーホワイトエキス」

1つめはスノーホワイトエキスです。

ビタミンCには還元作用や酵素を阻害する作用があり、メラニン色素の生成を阻害する作用があります。
また、メラニン色素を作り出すチロシンという成分を抑制し、色素沈着を防ぐ効果もあります。

スノーホワイトエキスは、油溶性のビタミンC誘導体を含んでいます。
効果が約12時間という水溶性のビタミン誘導体に比べると、その4倍、約48時間も効果が持続するというので驚きです!
1度のスキンケアで約2日の間メラニン色素にアプローチし続けてくれるのです。

さらに、スノーホワイトエキスに配合されているフラーレンという美容成分は、ビタミンCに比べて約100倍も高い抗酸化力をもつことがわかっています。
紫外線やストレスの蓄積によって活性酸素が過剰に生まれると、肌の細胞が攻撃され、肌荒れを起こしたり、シワ・たるみができたりします。
フラーレンは高い抗酸化力で活性酸素を抑え、細胞の老化を予防したり、炎症による色素沈着を予防したりして、お肌の透明感を引き出してくれます。
ストレスのたまりがちなマスク生活にぴったりの原料ですね。

スノーホワイトエキスは油溶性なので、お手持ちのクリームやオイルに混ぜて使いましょう。
おすすめはローズヒップオイルです。

ローズヒップオイルには、ビタミンCも多く含まれているので、スノーホワイトエキスと合わせればダブルの効果が狙えます。
また、ローズヒップオイルに多く含まれるリノール酸には、ターンオーバーやお肌の水分量を正常に保つ作用があり、キメを整えてお肌のトーンをアップさせてくれます。
手のひらで「ちょい足し」するなら、500円玉ほどの量に1滴足してみましょう。
ローズヒップオイル50mlのボトルにスノーホワイトエキスを0.5~2.5ml加えて美容効果をアップさせるのもおすすめです。

くすみを撃退して雪肌を育てるオイルでスキンケアしておけば、マスク老け対策にも、これから気になる紫外線対策にもなりますね。

トラブルからお肌を守る「モイストバリアエキス」

2つめは、モイストバリアエキスです。

フランスの海岸沿いに自生するマリンフェンネルのエキスが主成分で、お肌のうるおいやバリア機能を保つセラミドの生成を促してくれます。
また、肌荒れに有効な海藻エキスや、「お肌のガードマン」と呼ばれるカレンデュラエキス、お肌を包んで守るトンガモズクエキスなどなど、お肌を守り、健やかに保つ働きがある成分が贅沢に配合されています。

モイストバリアエキスは水溶性なので、お手持ちの化粧水に「ちょい足し」するのも簡単です。
500円玉ほどの化粧水であれば、3滴~6滴ほど加えてスキンケアしましょう。

化粧水を準備しておくなら、透明感アップのためにコウジ酸を加えるのも良いと思います。
コウジを扱う職人さんの手が白くツヤがあることから美容効果が研究されたコウジ酸。
メラノサイトのパワーを抑制してお肌の透明感をキープしてくれます。

<モイストバリアエキスとコウジ酸化粧水の作り方>

1. 材料
フローラルウォーター、ベースウォーターまたは精製水 50ml
モイストバリアエキス 2.5~5ml
コウジ酸 0.05~0.5g
50mlの容量がある容器(クリアプラボトル・スプレー[50ml]
※保存容器は事前に消毒用エタノールで消毒して乾かしておきます。

2.つくり方
容器にフローラルウォーター、ベースウォーターまたは精製水50mlを入れ、モイストバリアエキス、コウジ酸を入れ、軽く振り混ぜて、コウジ酸が溶けたらできあがり。

※粉の美容成分を使う場合は、クッキングシートにのせて重さを測り、シートに少し折り目をつけるとボトルに入れやすくて便利です。

モイストバリアエキスは、昨年マスク生活が始まり、マスクによるニキビや肌荒れが気になりはじめた頃から使い始めました。
マスクの刺激で、今までになかった場所に赤くて大きなニキビができてしまったり、肌荒れして触るとざらつきを感じる場所ができたりして困りました。

マスク生活はずっと続いていますが、トラブル前に早めのスキンケアを心がけているおかげか、炎症を起こしたニキビができることも、肌がざらつくこともなくなり、安心してマスクをつけて出かけることができています。

早めの対策で肌トラブルやマスク老けを予防

今回ご紹介した2つのエキスは、透明感をアップし、お肌を守ってくれる成分が吟味されて贅沢に配合されています。
沢山ある美容成分のどれを選んだらいいか迷っている方は、ぜひ一度試してみていただきたいと思います。
気に入った成分を見つけたら、自分の好みでちょい足ししたり、好みのブレンドの手作りコスメでスキンケアしたりするのも良いですね。

紫外線によるメラニン色素も、マスクの摩擦による肌トラブルやくすみも悪化してから元に戻そうとするのは大変です。
早め早めに対策して元気なお肌を保って、紫外線が気になる季節やマスク生活でも、トラブルなく過ごしたいものです。

お肌を守り、くすみを撃退してくれる美容成分を選んで、毎日のスキンケアで肌トラブルやマスク老けを予防しましょう。


 


ライター:米沢けい子
アロマテラピー検定1級やアロマテラピーアドバイザーなどの資格があり、癒されながら美しく健やかに過ごせるようにアロマテラピーを日常に活用しています。犬も飼っているので口にしても安心か気をつけています。

コラムで紹介した商品