product故人の存在の証
家に戻るための灯
「AKASHI は、KAKEHASHI シリーズが持つ、現代の多様なライフスタイルに合う仏壇仏具のコンセプトをベースにしています。
そのうえで、故人がその家にあったことを示す証であり、故人が我が家を見つける上での「ともしび」たる「あかし(古語)」でもあります。
「おかえりなさい。あなたが居た家はここです」と、スマートにアピールするあかりです。様式に縛られないシンプルな盆提灯です。
style多様する住環境に
「AKASHI」はお盆に大切な方をお迎えするための灯りである盆提灯です。近年、和室に合うお仏壇から、洋間に合うモダンなデザインや小型のお仏壇が増えています。その中でも、洋間にインテリアとしても置ける盆提灯はありませんでした。今の暮らしにおしゃれに馴染む新しい小さな盆提灯のカタチです。
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お仏壇とともに
盆提灯はお仏壇の前か、盆棚・精霊棚と一緒に飾られます。小型化が進む中、棚の上にお仏壇が置かれることが増えてきています。洋間に置かれるお仏壇の横にあっても、違和感なく溶け込めるよう現代の暮らしに合うシンプルなデザインで、様々なテイストのお部屋に合わせてお使い頂けます。
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白提灯として
盆提灯の中にはお仏壇の前だけでなく、門前・玄関先に飾るものもあります。白い提灯など門前によく吊されます。マンションや共同住宅では吊りにくい時代、玄関先にそっと馴染むような大きさとデザインになっております。
盆提灯の役目である、故人やご先祖様が迷わず帰ってくるための目印の役割を果たしてくれます。 -
ルームランプとして
盆提灯としてだけではなく、ランプといったインテリア家具としてお使いいただくことができ優しく照らす空間を演出いたします。
sizeサイズガイド
AKASHI
detail細部までこだわり抜いた美しさ
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伝統を引き継ぐ形
お盆の行事は西暦606年が最初と言われ、聖徳太子の時代にはすでにあったと言われています。その伝統の象徴である盆提灯のアイデンティティを残したいと考えました。
洋間に合う盆提灯をと考えたとき、それが提灯上部の雲手(取っ手)と考えました。真鍮製のワイヤーフレームを使い、雲手のイメージを残しつつ洋間にも合うデザインへ仕上げました。 -
職人のこだわり
盆提灯の火袋の製造は未だに職人による手作りです。熟練の職人ほど、綺麗に重なり目も小さく美しい火袋へ仕上げてくれます。
機械では出来ない繊細な手先による細かな感覚と技術が美しい造形を生み出しています。 -
素材へのこだわり
台座はオーク材を削りだして作られております。無垢材ならではの木目の美しさや質感、重量があるからこその安定感があります
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優しい光
昔ながらの雰囲気を作りたく、暖色系のLEDを採用しました。
明るすぎず、柔らかな光が火袋を通して周囲をほのかに明るくしてくれます。
コードレスとなっておりますので、置き場を選ばすにお飾りして頂けます。※LED仕様:単4電池2本(約70時間)
AKASHI
production伝統的工芸品 岐阜提灯
岐阜提灯の製造手法は昔より変わることなく、三百年以上の長い伝統が代々受け継がれ経済産業省の伝統工芸品に指定を受けました。
極限まで細く繊細な竹ひご、透けるように薄く洗練された手漉き和紙や、正絹布に木版と型紙による絵付けや一つずつ手書きされた火袋の製造は、技術が発展した今日に於いても機械では不可能に近い程、人間の繊細な技術を要する日本の伝統美そのものではないでしょうか。
また、KAKEHASHIシリーズの理念である「あらゆる物事をつなぐ架け橋になり、手を合わせ心の安らぎを与える場を作りたい」という思いに共感頂き、商品開発を一緒に行っています。
designer清水 慶太KEITA SHIMIZU
株式会社クリエイティブノルム 代表取締役/東京藝術大学非常勤講師/more trees 賛同人
1974年東京都に生まれ、幼少期を米国で過ごす。
東京藝術大学美術学部デザイン科を経て、2000年同大学院美術研究科修士課程修了。03年にイタリア・ミラノでの活動を開始し、06年に帰国。
現在は吉祥寺に事務所を構える。グッドデザイン賞受賞、デザインレポートアワード(独)ノミネート。オリベデザインセンター(岐阜)やモンテレイ工科大学(メキシコ)、中国人民大学(中国)などでレクチャーやワークショップを行うなど、人材育成にも積極的にかかわっている。