Fugic img0110代の私とネイルサロン
私が初めてネイルサロンに行ったのは10代 の後半でした。旅行に行く予定があったので 「せっかくの旅行だからネイルも綺麗にしたいな(´∀`)」そんな軽い気持ちでネイルサロンの予約をし、当日を迎えました。

恐怖のお会計
「ネイルをしたあとではお支払が難しいので先にアートを決めてお支払を済ませて頂きます。ご希望のアートはありますか?」そう聞かれたので、自分のやってみたいアートを一通り伝えると自分の予想の倍近い金額になってしまいました。これには私もびっくりΣ(◯o◎;)「たしかにネイルって高いイメージがあるけど想像以上だったみたい・・orz」それもそのはず、私の計算にはアート代のみしか入っておらずカラーリングやケア代は全くの計算外だったのです(笑)初心者の私は、まずそのシステムが全く理解出来ていませんでした。

長時間の施術
その後、なんとか予算の範囲内におさえて施術してもらうことに。すると今度は施術時間の長さにびっくり!アクリル絵の具でお花をかいて頂いたのですが、ネイリストさんは本当に丁寧に、何度も手直ししながらネイルを完成させてくれました。「あぁ・・・なるほど。これだけ手がかかっていたら、人件費だけでも相当かかるだろうなぁ」さっきまで「高っつ!!マニキュアと絵の具だけでこんなかかるの!?」と思っていた自分を反省しました(汗)

Fugic img02苦肉の策でセルフネイル
もちろんそのときのアートには大満足でした!
が、10代の頃の私にはそれを継続する余裕はかったので見よう見まねで自分でアートをすることに・・・。
すると早速大きな壁にぶち当たりました。「おいおい・・・右手はどうするんだい?(笑)」利き手じゃない手は描けない。
さぁ、どうしよう?そんな時に浮かんだのは、やはりネイルシールでした。

メリットとデメリットを兼ね備えたネイルシール
利き手へのネイルアートを諦めた私は、市販のネイルシールを探しました。そのころのネイルシールは、今のように上品なデザインはあまり無くチープな物がほとんどでしたが「安くてそれなりの仕上りになればそれでいい」当時の私はそう考えていました。しかし、本当の問題点はそこではなかったのです。ネイルアートを完成させて数日経つと、シールは剥がれてくるはトップコートが剥げてシールが汚れるわで「こんなことなら、やらない方がマシ」な仕上りに・・・(つω≦;)

Fugic img03無いのなら 作ってしまおうネイルシール
「やはり、シールの粘着力だけでアートをもたせるのには限界がある。」そう思った私は、自分の理想のネイルシールを作ることに。絶対に譲れないポイントは2つ。
・粘着材は極力使わない
(貼る時はいいが、お風呂に入るとふやけて剥がれる)
・仕上りがシールっぽくならないよう、薄い素材を用いる
(まるで直接描いたように)
理想はあってもそれをどうやって実現するか。
それからは、色んな情報をネットでかき集めたり、様々な方向から考えたり、試行錯誤の毎日。多くの企業に問い合わせをし、多くのお店を探し歩きました。作っては失敗し、また作っては失敗し・・。

ついに完成!新感覚ネイルシール
苦労の末、理想のネイルシールを完成させたときには、構想を練っていたあの日から2年以上の月日が経っていました。もともと知識も人脈も無い人間が、理想だけで欲しいものを作るとこれ ほどまでに時間とお金がかかるものなのかとあらためて痛感しました。理屈の上では簡単なことでも、それを製品化するとなると予測不能なことが次々と起こるので、そのものの仕組みを考え ることは比較的容易でしたが、それを「使いやすい」製品に調整するまでには実験と失敗の繰り返し・・・(というか、いまだに繰り返しています)おかげで打たれ弱い私は、すっかり実験嫌 いになってしまいました(笑)でも、その経験を経たからこそ、少々の困難があっても乗り越えられる自分になれたのだと今は感じています。この経験を与えてくれた神様に感謝ですね(かな り皮肉まじり)その甲斐もあってか(?)完成したシールをブログで公開してみると思わぬ反響が・・・。

多くの反響からショップ開店へ
ブログを立ち上げ、多くのブロガーさんたちと交流して初めて気が付いたこと。「自分でネイルをしている女性って沢山いるんだなぁ~(´∀`)」やはり皆さん凝ったアートをしたくても、なかなか技術が追いつかない。という私と同じ悩みを持ってブログにいらっしゃる方が多く、私の作ったネイルシールを見て「欲しい!」という声を沢山頂きました。その後多くのセルフネイラーさんたちの後押しもあり、Nailstore Belceを開店することが出来ました。商品名のFugicはお客様に付けて頂いた名前で「魔法みたいに溶けちゃうから」FusionとMagicを組み合わせた造語で Fugic(フュージック)と付けさせて頂きました♪いつもご意見を下さる方々がいらっしゃらなかったら、今日のNailstore Belceは無かったと思います。今後も多くの方々に支えて頂いた感謝を忘れず、いつまでもお客様の目線にたったネイルシール作りを目指していこうと思っております。

Nailstore Belceはお客様の声を元に商品を製作しております。
ご意見、ご要望がありましたらお気軽にお問い合わせ下さい(^∇^)