クッションフロアの測り方、計算方法をご紹介します。
クッションフロアの長さは、敷きたい部屋の「長手(部屋の長い方)」と「短手(部屋の短い方)」の寸法から求めることができます。
それでは、サンゲツの「HM-4112」を例に計算してみましょう!
クッションフロアを敷きたい部屋の長手と短手の長さを測ります。
今回は、3.64m×2.73mの部屋に敷く事を考えます。
商品ページにはクッションフロアの仕様が記載されています。その中から、「横巾」と「タテのリピート」を確認しましょう。
HM-4112の場合、横巾182cm、タテのリピート90cmとなっていることが確認できます。
リピート(柄マッチ)とは、クッションフロアの柄の繰り返しの事で、リピートで指定された間隔で同じ柄が現れます。
まずは、長手と短手のどちらの方向に敷くかを決めます。
今回は長手方向に敷いた場合を計算してみます。
次に、1本あたりに必要な長さを求めます。
敷く方向の長さに、切り代(合計20cm)とタテのリピートを足したものが1本あたりに必要な長さとなります。
タテのリピートを足すことで、クッションフロアを敷くときに柄合わせが可能になります。(リピートがない場合は不要です。)
今回の場合、足した結果は474cmとなりますので、480cmを1本あたりに必要な長さとしています。
※自動計算は10cm単位の切り上げを行っています。
クッションフロアを何本敷けばいいのかを計算します。
クッションフロアを並べる方向の長さを横巾で割った数となりますので、273cm/182cm=1.5<2本となり、480cmのクッションフロアが2本必要であることが求まります。
最後に、必要数量を求めます。
480cmのクッションフロアが2本必要なので、960cmのクッションフロアが必要数量となります。
面積からは正確な必要数量は求まりません。
例えば、1m×4mの部屋と2m×2mの部屋では同じ4平米となりますが、必要数量が異なってしまいます。
必ず部屋の長手・短手の寸法から計算してください。