成田製靴は外羽根式と内羽根式を採用しています

外羽根式の由来

1800年代のヨーロッパで起きた戦争が発祥と言われています。
プロシア(現在のベルギー地方辺り)の陸軍元帥ブリュッヘルが編み出し、ヨーロッパの有名な戦争「ワーテルローの戦い」で軍靴として使用されたことで広まったと伝えられています。
ちなみに「ワーテルローの戦い」はナポレオンの最後の戦いと言われています。
また、鳩目の部分が競馬ゲートに類似していることから英国では「ダービー」と呼ばれ、米国では発案者の名(プロシア陸軍元帥ブリュッヘル)を英語読みして「ブラッチャー」とも呼ばれたりもします。

外羽根式の特徴

鳩目(靴ひもを通す穴)が甲の部分と合わさっておらず甲の前の部分に乗っている革靴です。
羽根の部分が開くことから、着脱が容易で履き心地の調節がしやすいことが特徴です。
外回りの営業マンや1日中歩き回る人など着脱の機会が多い人ほど重宝されると考えられます。
コーディネートとしては、決めすぎないカジュアルな装いに適しています。

内羽根式の由来

1850年代英国の王室が発祥の場所とされています。
英国で最も輝かしい時代を創り上げたヴィクトリア女王の夫、アルバート公によって内羽根式のミドルブーツが編み出されて誕生しました。
その見た目の上品さからフォーマルな場面や室内での執務の革靴として広まります。
ちなみに、内羽根式はアルバート公が暮らしたスコットランドのバルモラル城に由来し、米国や英国などでは「バルモラル」と呼ばれます。

内羽根式の特徴

鳩目が甲の部分と合わさり、または甲より前の部分に鳩目が入り込んでいる革靴です。
見映えは清楚で上品な印象があります。
このことから、結婚式や会社の式事などのフォーマルな場でのコーディネートによく映えます。

外羽根式と内羽根式の用途の違い

発祥の由来によって、内羽根式の革靴は儀式的な場に向いており、外羽根式の革靴は活動的な場に向いていると言われています。

ローファー

靴紐が備わらないデザインの革靴です。
(loafer) すなわち (怠け者”)の名が示す通り、靴紐を結ぶことなく履けるのが特徴です。
1920年代に英国王室や貴族階級の室内靴として誕生したルームシューズが、その利便性とデザインの良さから外履き用途で人気を博しました。

スニーカー

1910年代のアメリカで作られたゴム底のシューズから由来しています。
語源としては英語の"Sneak"(忍び寄る)から派生しています。機能別に見たとき、スニーカーには大きく分けて2種類あります

ハイテクスニーカー

その名のとおり、ハイテクな技術が詰まったスニーカーのことです。
軽量でフィット感に優れ履き心地の良いものが多く、衝撃吸収性やグリップ力などのハイテク技術が搭載されたことにより飛躍的に機能がアップしました。
歩いていても疲れにくく、ウォーキングやジョギングをしたい人にもおすすめです。

ローテクスニーカー

ハイテクスニーカーとは対照的に、天然皮革や合成皮革、キャンパス地など幅広い素材でつくられたシンプルなスニーカーのことです。
丈夫で長持ちすることに加え、お手入れも簡単です。
シンプルなのでカジュアルコーディネートを中心に幅広く履かれています。