ねじの測り方



ねじを測る箇所

ねじを測る箇所は、基本的にたったの 2ヵ所

「太さ」 と 「長さ」

ねじの 「太さ」 、「長さ」 として測る部分は、下の図の通りです。
   注意)ねじの種類によって、「長さ」 として測るべき箇所が異なります。











ねじを測る前に。。。




だからこそ、ねじ は 正確に測る必要があります。




使用する道具
ねじ を正確に測るためには、 「ノギス」 という道具を使用します。
定規では正しく測定できません。
下にあるのが、「ノギス」 です。




ノギスの目盛の読み方

ノギスには「本尺」と「副尺」があります。
ノギスの「ジョウ」を使用して物を挟むことで 「副尺」 が移動し、移動した箇所の 「本尺」の目盛 と 「副尺」の目盛 でサイズを測ります。
ノギスの目盛の読み方は、簡単に言ってしまうと以下の通りです。

「本尺目盛 (1mm単位)」 + 「副尺目盛 (0.05mm単位)」

分かりやすく、以下に例を2つ載せます。

◆ 副尺の "0" がピッタリ!! ◆

@  副尺の "0" の目盛が、本尺のどこを指しているのか見ます。
上記の場合、"0" の目盛が、本尺の "12" の目盛に ピッタリ! に合っているので、
  本尺 = 12mm   副尺 = 0.00mm  で、 合計 = 12mm


◆ 副尺の "0" が微妙にずれた〜!! ◆

@  副尺の "0" の目盛が、本尺のどこを指しているのか見ます。
上記の場合、"0" の目盛が、本尺の "12" の目盛 をちょっと超えていますので、
本尺 = 12mm となります。
A  本尺目盛 と 副尺目盛 が ピッタリ合っている箇所 を探します。
上記の場合、副尺の "2" と "3" の間の目盛が ピッタリ合っているので、
副尺 = 0.25mm となります。
  本尺 = 12mm   副尺 = 0.25mm  で、 合計 = 12.25mm




「太さ」を測る


「外側用ジョウ」で、 ねじ部を挟んで測定します。








「長さ」を測る


「内側用ジョウ」で 頭部座面直下からねじ部先端 に合わせて測定します。





「外側用ジョウ」で 頭部からねじ部先端までの、全体を挟んで測定します。