ZERO LENS for GOGGLE

レンズ適応環境
レンズカラー名

NO LENS - 可視光線透過率
BLUE MIRROR - 12%
GREEN MIRROR - 16%
RED MIRROR - 14%
PINK MIRROR - 50%
LIGHT BLUE MIRROR - 48%
LIGHT ROSE MIRROR - 32%
LIGHT YELLOW MIRROR - 43%
CLEAR MIRROR - 58%
RUBY CLEAR - 85%

オークリーでは、モデルによってアジアンフィットとUSフィットの2種類の商品が販売されています。両者の違いは1枚目の写真にあるように鼻にあたる部分のスポンジの厚みのみです。なぜ、スポンジの厚みを変えているかというと、日本人は欧米人に比べ鼻が低く、鼻とスポンジの隙間からゴーグル内部に雪が入ってしまう事があり、曇りの原因となるためです。では、全ての日本人がアジアンフィットを装着する方が良いかというとそうではありません。

2枚目の画像スタッフAの場合:USフィットだと隙間が大きいので、アジアンフィットを使用しています。頬が出ていたり、鼻が低い方にはアジアンフィットをお勧めしています。

3枚目の画像スタッフBの場合:USフィットでもそれほど隙間がでないので、USフィットを使用しています。アジアンフィットを装着した場合、鼻部分の厚みの影響で鼻をつままれた状態になる事から、鼻での呼吸が妨げられる事があります。鼻が高い方、つままれた状態が好きではない方はUSフィットをお勧め致します。

ZEROのレンズはポリカーボネートでできております。スポーツシーンにおいて衝撃に強いという事は、眼の保護にはとても重要なポイントです。ポリカーボネートは最高クラスの強度があり、防弾ガラスや宇宙服のヘルメットにも使用され、安全性を追求した素材です。透明度も高く、低温から高温まで、プレー中のどんな過酷な温度環境下でも性能が変わらず、スポーツサングラス・ゴーグルレンズには最適です。

写真はサングラス用レンズにドライバーを押し当てた上からハンマーを振り下ろした結果です。レンズ表面のコーティングなどは剥がれ落ちておりますが、素材のポリカーボネートは貫通しませんでした。

皮膚だけでなく眼にも大きなダメージを及ぼす紫外線。私達の体や眼に影響があるのはUV-AとUV-Bです(UV-Cはオゾン層に吸収され地上にはほとんど到達しません)。長波長のUV-Aは眼の内部にまで進入する為、白内障を引き起こす原因であると言われています。UV-Bは角膜など眼の前面に作用し、角膜障害の原因の一つであると言われています。

ZEROのレンズは基準をパスしたUV-400カット対応レンズを採用。紫外線を99.9%以上カットしています。レンズカラーが薄いと紫外線のカット率が小さくなると考えられる方がいらっしゃいますが、CLEARレンズの場合でも紫外線は99.9%カットしますのでご安心下さい。

スポーツゴーグルは広い視野の確保・眩光や紫外線など、外的要因からの保護という要望に応えるため、顔に沿うような湾曲したレンズが用いられています。6カーブ以上のレンズは湾曲が強いため、プリズム効果により実際の位置よりも内側に見え、この差が目の疲れの原因となります。

ZEROのレンズはプリズム補正(ディセンター)が施されているため、疲れ目の原因となるズレを防ぐことができます。

画像はサングラスを元にしていますがゴーグルでも理論は同じです。

対策1:ダブルレンズ
2枚のレンズで空気層を挟み込むことで、レンズ内側の結露を抑えます。

対策2:ベンチレーション
レンズに空気孔を開けて空気の循環を促します。雪の進入はスポンジで塞ぎ、空気のみ入れ替えます。

対策3:曇り止め
レンズ内側に曇り止め加工を施します。

3つの対策でレンズ内部が曇ることを防ぎますが、発汗時や極端な温度差ができた場合は曇ることもあります。曇ってしまった時は、一度レストハウスなどでフレームとレンズを分解し、乾いたマイクロバックで全ての水分を拭き取ってください。

レンズを乾かす上でやってはいけないこと

ストーブの前に置いて乾かすとダブルレンズを固定している粘着テープが高温で剥がれ内部に水分が入ってしまう場合があります。

凍った雪が付着した状態で拭きはじめるとそれらがレンズを傷つけてしまう恐れがありますので、必ず乾いた状態で行ってください。

レンズクリーナーを使用するとレンズ内側の曇り防止加工が剥がれてしまう場合があります。

オークリーと比べるとどうなのか?とのお問い合わせがよくあります。オークリーのレンズ性能や製造技術について、全てを把握している訳ではありませんので、はっきりとお答えは出来ません。ただ、長年一流ブランドのレンズを製造している工場で、オークリーと同じ素材(ポリカーボネイト)を使い、製造コストが高いプリズム補正(ディセンター)レンズを成型し、UV カット・ハードコート(傷防止)・ミラー加工等の各種コーティングを施したZEROのレンズは、ハイスペックレンズとしての条件を満たしていることは間違いありません。ユーザーの中にはプロのアスリートとして活躍されている方もおり、「競技使用にも十分な性能」、「オークリーと比べても遜色ない」と言っていただくこともあります。

より高い品質を追求する過程で、オークリーのこだわりに驚かされ、及ばない部分に気付かされることもありますが、ZEROは徹底的にコストパフォーマンスにこだわったハイスペックレンズを開発し続けます。