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お数珠についての豆知識

お数珠の起源や歴史、お手入れについてご紹介しております。
気になる項目がありましたら、ぜひご覧ください。

お数珠についての豆知識

数珠集合写真

お数珠は古来より仏教とセットの道具とされてきました。
元々は木の実などを紐でつなぎ合わせた物を算盤代わりに使っていたのが数珠の初めだと言われています(記数数珠)。それがやがて宗教用の礼拝具として使われるようになりました。

日本に数珠が伝わり、一般仏教信者に普及し始めたのは鎌倉時代ではないかと言われています。宗教上の礼拝具としての新用途が生まれたのもだいたいこのあたりというのが一般的です。それ以降、様々な宗派に渡り多種多様な数珠が生まれましたが、どの宗派においても同じく、数珠は拝むための道具として長く愛用されてきたのです。

ところが15年ほど前からは、お数珠はファッションの一環としても注目されるようになり始めました。今までの礼拝用の道具からお守り代わりに身につけるものへと徐々に変化しだしたのです。初期にはほんの10色程度しかなかった房の色も、今では70~80色を数えるほどになりました。好みや年齢に合わせてお数珠を選べるようになったことが、人々の心境に変化を与えたのでしょう、お数珠は今日では様々な地域や世代にわたり、災厄から身を守ってくれるお守りとして多くの人に幅広く親しまれるようになったのです。

念珠(数珠)の起源と歴史

数珠はいつの頃から使われるようになったのでしょうか?その起源には諸説がありますが、昔、お釈迦様が、国中に疫病が流行って困っていた波流離国の王に「百八の木けん(木へんに患)子(もくけんし)の実をつないで、いつも手にして心から三宝(仏・法・僧)の名を唱えなさい。そうすれば煩悩が消え、災いもなくなります。心身も楽になるでしょう」と語ったことが、『仏教木けん(木へんに患)子』に説かれています。

片手念珠写真

三宝の名とは「南無帰依仏、南無帰依法、南無帰依僧」と唱えることです。木けん(木へんに患)子とは、羽子板の羽根の重しになっている木の実のことです。

しかし、「過去無量恒河沙(ごうがしゃ)の諸仏の説くところ、百八数を念珠の量となす。」と記している経典がありますので、その起源はお釈迦さまよりも古いようです。

お釈迦さまの教えが経典となって、広く世間に流布するのは、お釈迦さまが涅槃(ねはん)に入られてから五百年ほど経ってからですが、その間に数珠も数の概念や、一つ一つの珠に意味づけがされ、経典に説かれて、仏教の法具として欠くべからざるものになっていくのです。

仏教が、中国から日本に伝来したとき、数珠も一緒に入ってきました。正倉院には、聖徳太子さまが愛用されていた蜻蛉玉(とんぼめ)金剛子の数珠や、聖武天皇の遺品である水精(水晶)と琥珀の数珠二連が現存しています。すなわち、天平年間には数珠が伝えられていたことになります。それが仏具として僧侶以外の一般の人々にも親しまれるようになったのは、鎌倉時代以降のことです。

結婚式の寿珠(数珠)

結婚式の数珠

嫁ぐ娘に「忘れず持たす数珠ひとつ」。両親の、幸せあれと祈る、娘への贈り物です。

お寺での結婚式のときには、「心身ともに健やかで、清らかな家庭を営むように」と、司婚者(住職)から、紅白のリボンがついた結婚数珠が授与されます。縁あって結ばれた二人の幸せを願う「寿珠」なのです。

数珠の珠は、魂(たま)でもあります。珠の一つ一つの結びつきは、魂と魂の結びつき、つまり結婚式なのです。お互いに魂を磨き合い、高めあい、愛を育みながら仲良く人生を歩むのが、結婚です。その数珠を貫く糸は、やはり「赤い糸」でしょうか。愛は緑の源です。愛する心を養うことは、修行の極意です。

腕輪念珠とは

腕輪写真

お釈迦さまの晩年、遠く各地に布教に出掛ける高弟子たちに、愛用していた菩提子(菩提樹の実)の数珠を形見として分け与えたのは、珠の数の少ない略式の数珠の始まりだそうです。

ところが携帯に便利な略式(片手)数珠でも、日々の生活のなかで、いつも手に持っているわけにはいきません。そこで考え出されたのが腕輪念珠です。

身につけていると、いつも仏さまの眼を意識します。私たちが仏さまのことを忘れることがあっても、仏さまが私たちのことを忘れることはありません。その心の姿勢が、日々の修行になります。

今では腕輪数珠が大流行しています。若者たちが、魔よけのアクセサリーとして、あるいは恋愛成就のお守りとして、手首にするのがブームになったのです。ファッション数珠です。

高級数珠であることのこだわり

女性用数珠集合写真

そんな長い歴史を持つお数珠ですが、お数珠ドットコムでご紹介するお数珠はこの歴史の重みに負けない、上質な品ばかりです。京都330余年の歴史をもつ老舗の職人が、丹誠込めて仕立て上げた 選りすぐりの逸品をご紹介しております。

玉の細部のカットにまでこだわりを持ち、確かな目が選んだ上質な素材を職人が一つ一つ手作業で作り上げました。すべてのお数珠が手作りだから、世界に一つだけのお数珠といっても過言ではないでしょう。なので、どれも自信を持っておすすめできる数珠ばかりです。

一生のお守りとして安心して使っていただきたいからこそのこだわりなのです。

お数珠の扱い、お手入れについて

お数珠は「揉まない」、「折らない」、「ねじらない」の3つの約束を守って 大事に使っていただければ、自然に切れることはまずありません。 しかし、長い時間が経てばどうしても紐が弱くなってきてしまいます。そうなってしまったら、完全に切れてしまう前に紐をお取り替えすることをお薦めいたします。 お数珠ドットコムでは、当店及び香源各サイトでお買いあげ頂いたお数珠、 ブレスレットに限りお直しも承っております。 詳しくは【コチラ】をご覧下さい。

また、お数珠にあしらわれている天然石の種類によっては、その性質上、毎回のお手入れが必要になってきます。 珊瑚、真珠等の素材は手の油や汗に弱いため、お使いになられた後は柔らかい布で優しく拭いて頂くと、長く使っていただけます。トルコ石等は長時間水に触れると表面の光沢が褪せてきてしまう場合がございます。原実の中には虫に食われやすいものもあるので、防虫剤等と一緒に保管してください。

この他の素材について、お取り扱いにご不明な点がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせ下さいませ。

お数珠の玉のサイズについて

当店ではお数珠の玉のサイズを7mm玉、1.2cm等と表記しておりますが、本来は尺一、尺二等と表記する事が多いです。これはお数珠が正式な形である108玉分を並べ、一連とした時の長さにあたります。その為、同じ7mm玉と表記された商品であっても、若干サイズが異なることがございます。予めご了承下さいませ。

当店で扱っているお数珠は、それらの玉を、職人が一つ一つ確認して手作業でお数珠に仕上げております。

腕輪のサイズ早見表
主玉の大きさ 腕輪のサイズ
玉の種類 6ミリ
7ミリ
8ミリ以上
女性向け
男女両用
男性向け
内径15~6センチ
内径16~7センチ
内径17~8センチ

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