ロットの問題などでなかなか実現出来なかった、パジャマ袋のラッピング。 会社としても、ただモノを売るだけではなく、「関わった人が全て笑顔に なれるような仕組み、そして何かしらの社会貢献をしたい」 と思っていたところ、ある福祉施設の人達が作るものを売っているショップがあり、そこで売っていた「手提げ袋や巾着袋」を見て、ラッピング用のパジャマ袋を福祉施設で作っていただくのはどう?!とひらめきました。 |
知人のHさんから「福祉施設に継続したお仕事を」と言うお話しが来たのは 神のお告げか?と言う素晴らしすぎるタイミング! それならば、Hさんの応援している区の福祉施設さんで作っていただこうと思い、 とりあえず発注するまではトントンと進んだのです。 ところが!まぁ、世の中はそんなに甘くはないですね。 福祉施設は行政に守られている事もあり、「仕事」としてお願いするには、 システム的にも意識の上でもまだまだ。 もちろん、障碍者さんの歩幅にあったお仕事をお願いしながら、 スキルアップも同時にすすめながらの作業。 それまでも、いろいろな所からの寄付で成り立っているような所でもあるので、 仕事をすると言う部分では行政に守られていながら、 行政が自立の壁になっている部分もあるのです。 考えてみれば、子育ても同じようなところがありますね。 まぁ、そういう温かい目でお付き合いをしながら、ちゃんとした仕事として請け 負えるようにしていく事も大事な事。 Hさんもほぼボランティア状態ではありながら、世の中を変えていく意気込みで 頑張っていてくださるので、私たちもモデルケースとして一緒に育てていくような 気持ちで挑んでいる状況です。 |
福祉施設にお邪魔すると、彼らは、ただ単に、簡単な作業を黙々と しているわけではないと言う事がよくわかります。 自分の作った作品が売れたり、それを手にした人がどんなに喜んで いるかを報告する事で、その表情はみる見る間に明るく笑顔になります。 「自分のしたこと『仕事』で、どこかの誰かに笑顔になって もらえる。 誰かの役に立ってもらえる。」そんな事が生きて行く支えになったり、 モチベーションに繋がるのです。 |
将来的には福祉施設縫製工場として、服飾小物や資材を作ってもらえる 施設にする事が目的。 そして、それを私たちの販売網で世の中に広めていく事が最終目的です。 「働く意欲がありながら就労が困難な障がい者が生き生きと働く環境づくりと、 障がい者が健常者とともに社会参加できる「共生」の場を作って行く」 それは日本全国各地でそれぞれが少しづつ進めていかないといけない事なのです。 そんな第一歩の「布袋FU・KU・ROラッピング」 東日本大震災で被災した東北の仮設住宅に住む主婦の方々にも、 1枚1枚縫っていただいています。 こうして様々な方々と一緒に作り出して行く新しいラッピングも、 どうぞ皆様にも喜んで頂けますように。 |
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