2022.07.19 tue

BRIAN ENO AMBIENT KYOTO

著者:脇川

突然ですが好きな季節はいつですか?

私は秋一択ですが最も嫌いな季節はというと、まさに今、、夏です。。

年々暑さが増しているのか、自分の耐性がなくなっているのか分かりませんが10年先20年先は一体どこまで暑くなっているのでしょうか。

そんな夏嫌いの私の休日ですがこの照りつける太陽、ジメジメした湿気の前では好きな散歩・カフェ巡りも控えざるを得ません。

これは致命的です。

結果、冷房で部屋をキンキンにして冷凍庫からキンキンのパピコを取り出し、頭をキンキンにしながら食べるという松浦亜弥もびっくりな愚行を繰り返しております。

そんな愚行から抜け出す為、楽しみにしていたBRIAN ENOのインスタレーションを見に京都へ行ってきました!

ENOという人物像はミュージシャン・芸術家・音楽プロデューサー等々マルチに活動していて掴みどころがありませんが、環境音楽という概念を作った人というのが第一に語られるのではないでしょうか。

展覧会のタイトルには『AMBIENTO KYOTO』

大抵こういうのはTOKYOで開催されるイメージですがKYOTOを選ぶ辺りも氏の拘りが感じられます。

入場すると3階から順番に下のフロアへと進むのがお勧めですとのこと。

階段を上がると“THE SHIP” “Face to Face”と2つのテーマの展示があります。

暗闇の中色んな所に設置された大小様々なスピーカーから音が出ています。

視覚が奪われることで聴覚に神経が集中し研ぎ澄まされます。

2階では”Light Boxes”という展示内容。

音楽と共にいつの間にやら緩やかにLEDの色が変化していきます。

光が溶けているようでボーッと見ていると時間を忘れてしまいます。

そして1階は”77MILLION PAINTINGS”

こちらもVisual Musicと題された代表的な作品で、名前の通り7700万通りの柄や色が音と共に変化していきます。

そして出口にはショップも併設されていて、Tシャツやレコードも販売してます。

私はこちらを購入致しました。

入荷しては完売となる人気の和菓子だそうです。

柄も今回の展覧会に合わせた特別仕様。まさにAMBIENT KYOTO!!


会場の通路や化粧室にまで音が流れ、常に音や映像が動いており一つとして同じ瞬間がない展覧会というのも新鮮でした!

京都の歴史ある建物を一棟使った大規模なインスタレーション。

入り口には本人からのメッセージがあります。

『ありきたりな日常を手放し、別の世界に身を委ねることで、自分の想像力を自由に発揮することができるのです。』

しっかり体験しようと思うと2時間程必要ですが、日常から切り離れる事が出来るいい機会になります!

普段とは違う何かを求めている人は来場されてみてください。

それでは真夏の夜をひんやり涼しくしてくれるBy This Riverを聴きながらのお別れです。

ring fukuonsei

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