real clothes =「上質で価値のある現実的な服」を現在進行形でアップデートしていく。それが【real clothing】、ringの提案するスタイルです。
皆様こんにちは。
ring通販担当の猿渡です。自分でも睨んだとおり、本当に不定期での更新となりましたコチラのコンテンツ。
幼少期よりあまり本を読まずテレビや漫画ばかり見て育ったために、考えや想いを文章に起こす作業は私にとってかなりの熱量と時間を要します・・。
さて、待ってました!という方は、ほどんどいらっしゃらないと思いますが、2023年春夏の出品作業が終わり、やっと手が空いたことで重い腰を上げた第2回のお題は、私としては様々な想いを抱く「ANTICIPOのクルーネックカットソー」のお話です。
所謂、平成ガンダムであるガンダムWから入り、その後原典である ファーストガンダム→逆襲のシャア→0083→ポケ戦→08小隊→Z→ZZ→V と、どっぷり頭の先までガンダムに浸かった私ですが、SEEDと∀は途中で挫折したままです・・そんな話はさておき(汗)
今やクルーネックのカットソーがなければ夏はもとより、冬場であってもスタイリングに困ってしまうのではないかというぐらい、沢山の人々が息をするようにクルーネックのカットソーを選びます。しかしながら、7〜8年ほど前まではまだまだVネックが全盛であり、クルーネックはファッション性が弱くTHE・インナーといったイメージが強かったように思います。
それが今や、Vネックのカットソーやニットを探そうと思っても一苦労・・ここ数年、展示会を回っていると代理店やバイヤーから「そろそろVネック来るんじゃないか・・」と何度も囁かれていましたが、結局売れるのは圧倒的にクルーネックでありVネックは残してしまうということが続き、最近では全くVネックの話は出なくなる程になりました。
確かな市民権どころか、完全にマーケットを“制圧”してしまったクルーネックですので、多分に漏れず少数精鋭がモットー?のringでも幅と奥行きを持たせて展開しています。
2020春夏。その当時から絶大な人気を誇っていたトラウザーズブランド“giab's ARCHIVIO”から、始めてクルーネックのカットソーが発売されました。(上の画像は最初期の通称ジャブスT)
イタリア製でありながらも当時は1万円を切る手の出しやすいプライスに、当時ではまだあまり多くなかった少しリラックスしたフィット感。加えて、袖口と裾をリブ仕様にすることで、スウェットやニットのような上品さを持たせた、大人の男性が一枚で着てもラフに見えすぎない絶妙なデザインが受け入れられ、3色展開で計40枚の在庫は一夜にして完売に至りました・・。
そこまでの人気商品であれば、翌年の仕込みではもっと数を増やすぞ!と、かなり鼻息荒めにジャブスの展示会へと赴きましたが・・・。
代理店「実は、ジャブスTですが色々あってジャブスから出せなくなりまして・・。」
我々「へ?」
代理店「ただ、凄く好評だったのでスピンオフさせて、新たなブランドとしてスタートさせることにしました!」
我々「あ、ああ・・・、あの〜それってお客様にジャブスTが新しいブランドになりましたって案内しても大丈夫ですか?」
代理店「それはちょっと言わないでいただけますか・・・(謝)」
という感じのやり取りだったように記憶していますが、その時に展示されていたのが伝説のジャブスTをそのまま継承したこちらのモデル“NEBBIOLO”です。
しかし、『giab's ARCHIVIOの名前は出さない。違うブランドとして扱って欲しい』という要望から、結局ringではオーダーを見送ったわけですが、それが仇となったことは言うまでもありません・・・(泣)
大変ありがたいことにgiab's ARCHIVIOの取り扱い店として、お客様からも認知していただけるようになったことから、「え、こんなにジャブスあるのに、ANTICIPOは置いてないんですか?」というご指摘を多数いただき(汗)、2022年からANTICIPOをようやくスタートさせることになりました。そう、お客様はANTICIPOが元ジャブスTだと言うことをご存知だったのです・・。
ringのパンツと言えばなgiab's ARCHIVIOのMASACCIO別注モデル、通称リングっちょ改め正式名称“ring”。このパンツが持つ腰回りや太もも周りの程よいゆとりに、ANTICIPOのカットソーが出すリブ上のブラウジングが、品はありつつもリラックス感が醸し出されていて良い塩梅のカジュアルさが演出されるんですよね〜。当たり前ですが本当に良く合います。
また、オーバーサイズとまではいかない程よいゆとりを持っているため、ジャケットのインナーから、ワイドパンツやショーツのトップスにと、かなり広い範囲で着回せる高い汎用性を持っています。
今まさにトレンドと言えるモックネック。こちらは半袖のカットソーなので見た目が暑苦しくならないように、高さを抑えつつ首に吸い付かないように少し余裕を持たせた痒い所に手が届いたデザイン。
また、ベーシックなアイテムとして欠かせないポロは、2つボタンで襟もやや小ぶりでモダンな佇まい。現代的なリラックス感あるシルエットなので、クラシカルな3つボタンのワイドカラーやレギュラーカラーのポロよりもコチラの方がバランスが良く見えます。
前回がgiab's ARCHIVIOで今回がANTICIPO・・同じ代理店であり、かつ代理店の担当の方はバイヤー宮本の専門学校時代の同級生(偶然再開したそうです)という関係ではありますが、特に忖度はしておらず今の気分でreal clothingなアイテムを選んでいる訳なんです。
まだまだ暑い夏は続きますし、9月も秋というよりは晩夏と言った気温ですので、まだの方は一度着れば何故ここまで人気なのかを理解していただけますし、一枚お持ちの方は色違いも気になっているのではないでしょうか。
¥11,550
¥12,100
¥17,600
real clothing