他の花火との違い
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線香花火のイメージを覆す品質
線香花火というと、儚い灯のイメージがあります。しかしながら、筒井時正玩具花火製造所の花火は、よくある線香花火とはまったく異なり、火花の飛び方の大きさと美しさ、火が落ちるまでの長さ、どちらもこれまで見たことのないレベル。実際に火を点けると、そのクオリティにきっと驚くはずです。
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 蕾 点火とともに、命が宿ったかのように酸素を吸い込みながらどんどん大きくなっていく火の玉。今にも弾けそうな瞬間は、さながら花を咲かせる前の「蕾」のようです。 |
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 牡丹 やがてパチッ、パチッと一つずつ、力強い火花が散り出します。称して「牡丹」。迷いながらも一歩一歩進んでいく青春時代を彷彿させます。火花の間隔は、徐々に短く…。 |
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 松葉 やがて勢いを増し、「松葉」のように次々と火花が飛び出します。結婚や出産、子供の成長、優美な火のアーチを眺めていると、不思議と幸せな出来事が重なります。 |
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 散り菊 火花が一本、また一本と落ちていく「散り菊」。静かに余生を送る晩年といえます。赤から黄に変わった火の玉が光を失った瞬間、線香花火の一生は幕を閉じるのです。 |
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花火の表情
線香花火は、火をつけてから落ちるまでの間に大きく4段階に変化します。その変化がはっきりと出るのは、国産品ならでは。「つぼみ、牡丹、松葉、散り菊」と、移り変わっていく様子に花の名前を付けじっくりと楽しむのは日本らしい趣ですね。つぼみは、酸素を吸い込みながら大きくなっていく、花のつぼみのような火の玉。牡丹はパチッ、パチッと力強く散る火花。松葉は勢いを増し、火花がアーチを描きながら次々と飛び出す様子。散り菊は、火花が1本1本静かに落ちていく段階を言います。
さらに、玩具花火はひと夏過ぎると使えなくなってしまうものがほとんどですが、いい素材を使った線香花火はまるでワインのごとく熟成します。天然の素材なので、火薬が呼吸をするように湿気を吸ったり吐いたりして、2~3年経つとさらによい火花を出すといいます。それは、国産の花火ならではの楽しみ方です。
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