「履物（はきもの）」は日常生活の絶対必需品。でもホントにそうでしょうか？
もしかしたら靴をはかなくても人は幸せになれるんじゃないでしょうか？
もはやあることが当たり前！今さら「便利」だと思わないほど、
私たちの生活の一部になっている靴やサンダル。
これから人と「はきもの」はどう付き合っていけばいいんだろう？

その昔、靴のインソールは平らなものでした。
そして今では人間の足裏に合わせた様々な形のフットベッドが存在します。
素材の進化、製法の進化で生まれたこれらフットベッドインソール、
しっかり設計すれば足にとって心強い味方になってくれます。

二本足で立って歩いたその日から今日まで、
「歩くことの意味」を考えたことってありますか？
ただA地点からB地点へ移動するだけでない。
「歩き」には人間の健康にとってとっても大事な意味があります。

靴のサイズを人に伝えるとき、
皆さんの殆どが足の長さを伝えると思います。
でもホントに大事なのは「ワイズ」（=足囲のこと）です。
ご自分のワイズって測定したことありますか？

「まあるい」ソールは可愛いだけじゃありません。
丸い形にしかできないことがあるんです。
たくさん歩いて初めて実感できるこの感覚！
なるほどナットクなローリングカットのお話し。

ロンドンブーツ以来、何度か訪れては消える厚底ブーム。
また最近流行の兆しがあるみたいですが、
コレ、「流行り」だけじゃない
確かな理屈があるのです。

靴はファッションのキーアイテムですから、
ルックスがとっても重要。
でも見栄えだけじゃない！
アッパーにはいろんなことが求められます。

僕が作ったリゲッタシリーズは、
これまで説明したことをすべて計算した上で、
この形、この作り方になりました。
たくさん歩いてこそ価値を感じてもらえるシューズです。

コンフォートシューズは履いて快適なシューズ。
健康に良いだけじゃありません。
そして、もっと快適に履いて頂くために、
ほんの少しだけ気にかけて欲しいことがあります。

靴はいろんな人の手を経てお店に並びます。
デザインする人、素材を選ぶ人、パーツを作る人、組み立てる人・・・
すべて一人で見渡せるわけではないので
デザインしたときには思いがけない変更もしょっちゅうです。
でも、ここだけは外せない大事なことがあります。