2021.02.08
ビジネスではクロケット&ジョーンズがベスト
高級革靴を代表するブランドの1つとして世界中から支持される「CROCKETT & JONES」。
その伝統的手法と最高レベルの品質で世界中に知られています。1879年に靴工場としてノーサンプトンに誕生して以来、100年以上に渡って「ジョン・ロブ」や「ジョージ・クレバリー」といった高級ブランドの既成靴のOEMを手掛けることで培われた技術力によるところと言えるでしょう。
そのシューズは、ハンドメイドの木型から始まり、十分に吟味された表革や底材など約200パーツから一足の靴が構成されているというから驚きです。
あのチャーチやエドワードグリーンですら獲得できていないロイヤルワラントを2017年に授与され、チャールズ皇太子御用達のブランドとして英国王室のお墨付きを得たことも記憶に新しいですね。
代表ラストはこちら
Last 337
1990年代後半、木型(ラスト)の主流はスクエアトゥでありながら、やりすぎていない更にエレガントなスクエアトゥが求められていました。2002年春、ビスポーク職人の意見を取り入れ、新しいスクエアラストを開発したのがこの「337」です。この木型をハンドグレードコレクションとし、当社の高級ラインとして発表。従来のメインコレクションよりもフィット感を高め、足入れの感覚もややタイトに設定。337ラストは、たくさんの木型を持つ当社の中でも抜群の人気を誇り、今もなお、同ブランドを代表する木型となっております。
Last 367
337ラストを基本形とし、ウエストからヒールにかけて絞りを入れることで、ホールド感をアップ。アッパーのかかと部を若干高めることによりホールド感が増し、ヒールを若干高くしたことによりエレガントなシルエットとなっております。このような微調整を337ラストに加え進化させたのが367ラストです。367ラストは比較的かかとの小さい日本人にフィットしやすい型といえるでしょう。現在、337ラストと367ラストは共存しそれぞれのファンの方から支持を得ております。
Last 224
1960年頃に美しさと履きやすさの両方を目指して開発された木型。ボリューミーで限りなく丸に近いソフトスクエアトゥのシルエットはチャッカブーツとの相性が良く、代表モデルの「CHERTSEY(チャートシー)」に使用されております。左右非対称の作りにより程よいフィット感があり、50年以上たってもなお支持される名木型です。
Last 236
この木型がスタートした1961年当時、フィッティングにこだわりを持つ方が少なかったため、今の感覚で言うと、ややゆったりめです。当社の中で最も古いストレートチップの代表作「CONNAUGHT(コノウト)」に使用されております。横幅の広いラウンドトゥのフォルムは、トゥ部分の厚みが少なく低く抑えが効いておりシャープなシルエットが印象的です。英国靴らしい木型の代表格であり、ブリティッシュスタイルのマストアイテムとして愛用者の多い木型となっております。
Last 325
1955年頃に開発されたカントリーモデルに使用される木型。厚手のソックスでの使用を考慮しており、トゥ部分にボリュームを持たせ窮屈感が少ないのが特徴です。この木型を使用したモデル「PEMBROKE(ペンブローク)」はご愛用者が多く、本国や米国のショップでは毎年秋口から冬にかけてトップセラーとなります。カントリーテイストなボリューミー感を持ちつつ、トゥ部分の絞りによりスッキリとした印象を与える、カントリーシューズを代表する木型です。
Last 341
全体的にシャープなシルエットと丸みのあるエッグトゥで特徴的な木型です。程よい甲の高さによるフィット感が良く、バランスのとれた木型となっております。スタンダードコレクションの中では、348ラストと人気を二分する木型。ドレスシューズだけでなく、スリッポン系の靴にも使用されることの多い、汎用性の高い木型です。
Last 348
名ラスト337をベースに、モダンでスタイリッシュなフォルムへ進化させた木型です。ハンドグレードコレクションの337・367ラストに比べ先端がやや細く長くなり、エッジのきいた都会的な雰囲気。イタリア靴がお好きな方にも、多く支持されるロングノーズの木型です。
Last 292
適度な幅を持ち甲も高めに設定された、ゆとりのあるラウンドトゥ。日本人の足にもフィットしやすく非常に人気の高い木型です。クロケット&ジョーンズを代表するモデルMORETON(モールトン)等で使用され、その履き心地の良さから常に高い人気を集めています。
Last 314
ローファー専用のストレートラスト。トゥは丸みのある綺麗なラウンドトゥで、英国靴らしいフォルムをそのまま表現したようなラストです。このラストで一番有名なのは、クロケット&ジョーンズの代名詞的ローファーBOSTONです。現在はBOSTON2となり、ラストも376という新ラストになっています。適度なゆとりをもったフィッティングですが、締めるところは締めるという絶妙のバランスで高い履き心地を実現しています。
選ぶならコレ!人気モデル9選
オードリー(AUDLEY)|内羽根ストレートチップ
歴史上最も有名なモデルがこの「オードリー(AUDLEY)」。
緻密で美しい爪先のダブルステッチに、グッドイヤーウェルト製法にもかかわらず控えめなコバと、非常にエレガントで端正なストレートチップです。
モールトン(MORETON)|Uチップ
「ジョン・ロブ」のバロスの原型といわれるカジュアル目なスタイルのUチップ。カントリー調なものが多いUチップの中でかなり端正なドレス顔をしているため、スーツスタイルと相性抜群。外回りもガンガン歩けて週末のカジュアルにも使える汎用性の高さが一番の魅力。
マルヴァーン(MALVERN)|シングルモンク
ドレスシューズとして不動の人気を誇るクロケット&ジョーンズのシングルモンク「マルヴァーン(MALVERN)」。トレンドに左右されにくい不変の人気を誇るスタンダードなフォルムで、バランスの取れたエッグトゥが王道を感じさせます。全体的には非常にシャープなシルエットになっており、安定したフィット感と返りの良いシングルソールが実に現代的な履き心地です。
チャートシー(CHERTSEY)|チャッカブーツ
2つ穴の「チャートシー(CHERTSEY)」です。非常に良く似た形の「チルターン」は3つ穴。アクティブな印象や高いフィット感が欲しい方はチルターンを、ドレッシーでエレガントな雰囲気が欲しい方はチャートシーを選ぶのがおすすめです。ボリュームのあるフォルムですが、野暮ったくならないのはさすがのバランス感覚です。
ボストン(BOSTON)|コインローファー
リッチモンド、ハーバード、シドニー、などなど、コインローファーだけでも種類が豊富なクロケット&ジョーンズ。それでも『やっぱりボストンが良い』ともいわれる人気モデル。熟練の技が求められるツイストステッチの飾りモカやドラディショナルなスタイル。アメリカものともまた違った、大人が履く真面目で端正な正統派コインローファーです。
バーリントン(BARRINGTON)セミブローグ
一際その美しさが存在感を放つセミグローブ・シューズ。 トゥに上品にあしらわれたメダリオンやパーフォレーションはもちろんのこと、その美しいカーフの滑らかなフォルムはとても艶やか。 都会的ながらすこしカントリーな雰囲気もあるので、お仕事にも休日にも使っていただける一足。
ロウンズ(LOWNDES)ダブルモンクストラップ
近年特に人気を高めているダブルモンクの代表モデル。英国靴でありながらやや長めのロングノーズ、スクエア気味のチゼルトゥ、小ぶりなヒールカップとパリの雰囲気を漂わせるラスト348を採用。エッジの効いた348ラストとシンプルなダブルモンクのデザインは相性が良く、格調高いスタイリッシュな足元を演出してくれます。
ベルグレイブ(BELGRAVE)クォーターブローグ
ややロングノーズでスタイリッシュなフォルムの「ベルグレイブ」。セミスクウェアトゥのドレッシーなイメージで更に現代的な印象を与えてくれます。素材の良さとシルエットの美しさがそのまま表現されるシンプルなモデルです。控えめなパーフォレーションの為、フォーマルなシーンにも対応してくれる1足です。
チェルシー(CHELSEA)|サイドゴア
云言わずと知れた、Crockett&Jonesが誇るサイドゴアの名品CHELSEA(チェルシー)。その端正な見た目はエレガントさを香らせつつも、季節感をしっかりと演出。ジャケットやスーツスタイルにも好相性です。つくりの良さを感じる普遍的な1足は、スタイルを問わずオールラウンドに活躍します。