よくあるご質問(Q&A)
犬の健康・製品
今まで食べていたフードを急に食べなくなりました。また食べるようにする方法はありますか?
フードを温めると、香りも強くなり食べるようになることがあります。ドライ製品をぬるま湯でふやかす、ウェット製品またはドライ製品を耐熱の容器に与える分だけを移し、電子レンジで短時間温めるなどの方法で37~38度くらいに温めてみることをお勧めします。食器を置く高さや食器の材質を変えてみることで食べ方に変化があることもあります。嗜好性を考えた場合、最もおすすめの食器は陶器製で続いてガラス・プラスチック・ステンレスの順です。季節の変わり目や体調の変化などでも食欲に変化が見られることがありますので、ご心配な場合は動物病院へご相談いただく事をお勧めいたします。
最近、愛犬が太ってきたような気がします。どのくらいなら太りすぎなのですか?
一般的に犬では適正体重の15%以上をこえると「肥満」といわれています。個体差もありますが生後1年くらいの時の体重がその犬の標準的な体重に近いとされています。ボディコンディションスコアとよばれる、体全体の様子で判断することも出来ます。ご心配な場合は実際に動物病院で健康状態も含めてご確認いただくことをお勧めいたします。
犬は生まれてからどれくらいで成犬になるのですか?
小型犬では、約10ヵ月(最も小さな犬種であるチワワは、約8ヵ月といわれています)
中型犬では、約12ヵ月
大型犬では、約15ヵ月
犬種や個々の犬によっても成長状態は異なりますので、ご不安があればかかりつけの動物病院へご相談いただくことをお勧めいたします。
猫の健康・製品
猫は尿路結石になりやすいと聞きましたが、予防する方法はありますか?
猫の祖先は乾燥地帯で生活していたリビアヤマネコだと言われており、元々水をあまり飲まず、その分水分を節約するために濃い尿を作る動物です。そのため、十分に水分を摂らないと尿路結石ができやすくなりますので水分を出来るだけ摂るようにすることがお奨めです。
水をよく飲むように調整されたドライフードを与えるか、お水を飲む量が少ないご愛猫はウェットパウチ製品をお与えいただくのもよいでしょう。予防の方法としてこちらもご覧ください。
1)水を飲むように工夫する
2)いつでもトイレにいける工夫をする
3)太らせない
尿路結石症は寒い時期の発生が多いといわれますが、夏でも冷房効率のため部屋を閉め切りペットの活動範囲が狭まってしまうと、運動量や飲水量が減り尿路結石のリスクが高まります。
上記のようなちょっとした気遣いや生活環境の見直しで尿路結石のリスクを低くすることができます。是非ワンちゃん・ネコちゃんのために水飲み場やトイレの工夫をしてあげてくださいね。
なお、体調についてご心配なことがあれば動物病院へご相談いただくことをお勧めいたします。
猫はなぜ毛玉を吐くのですか?
猫はグルーミング(毛づくろい)をする習性があり、毛づくろいの際に抜けた毛の3分の2くらいは飲み込んでしまうといわれています。飲み込んだ毛の多くは便と一緒に排泄されますが、排出されずに胃の中にたまったものが毛玉(ヘアボール)と呼ばれています。猫にとって毛玉を吐くことは正常な反応ですが、吐き出す姿を見るとご心配なお気持ちになることもあると思います。
換毛期という毛の抜け変わりが起こる時期は、4月から10月の季節が多いのですが室内生活の猫は季節による毛の抜け替わりの変化が少なく、年間を通して換毛が起こります。そのため、毛のお手入れ(ブラッシング)を定期的に行いましょう。毛玉(ヘアボール)が胃の中に滞留したままですと消化吸収を阻害することがありますので、胃に毛を溜めないように便と一緒に排泄されるよう工夫された毛玉に配慮したフードを与えていただくのもよいでしょう。
フードを噛まずに丸呑みしてしまいますが問題はありませんか?
犬や猫の歯は人間の歯とは異なり、良く噛んですりつぶすことはあまり得意ではありません。そのため、丸呑みしても特に問題はないと言われています。ただし、吐き戻したり、食べ過ぎて肥満の原因になったりすることもありますので一気に食べようとする場合はドライフードを軽く湿らせる、落ち着いて食べられる静かな場所で与える、なるべく噛んで食べるように粒の大きさを調整したフードに変更するなどの工夫をしてみてください。
保存方法
ドライフードを開封後、美味しく長持ちさせる方法はありませんか?
開封後は、1ヵ月から1ヵ月半くらいで使い切ることをお勧めしております。開封し空気に触れることで風味が徐々にうすれます。風味を長持ちさせるために例えば、ある程度の日数分ずつ小分けにする、その日食べる分だけあらかじめ取り分けておく等、製品粒が空気に触れる回数を少なくするとよいでしょう。小分けにされる場合は、光を通さない袋や容器をお使いいただくことをお勧めいたします。
パウチ製品の良い保管方法はありますか?
未開封のパウチ製品は、常温で保存が可能です。
開封後は袋を密封し冷蔵庫に保管のうえ、なるべく2日以内にご使用ください。
冷蔵保管したフードを犬や猫に与える際は、美味しく食べていただくために常温に戻してからお与えいただくことをお勧めいたします。
パッケージ・表示
同じ製品でも日本語で全て書かれているパッケージと英語などほかの言語も書かれているパッケージがあるのはなぜですか?
ロイヤルカナン製品では、製品の種類や内容量の違いにより日本語のみのパッケージや英語などの言語を含んだ多言語パッケージを使用しております。パッケージ表記言語が日本語のみ、多言語表記、どちらであっても同じ製品であれば製品内容は変わりません。
多言語パッケージにおいては、日本国内で流通する際に記載しなければならない内容(原材料、輸入者名および住所等)についてはその部分のみ日本語表記もしくは日本語表記のシールを貼っておりますのでご確認ください。
14kgの大きな袋の製品を購入したら、パッケージの底に丸い形に小さな穴が開いているような部分がありました。
これはパッケージが破損しているのですか?
ロイヤルカナン製品では、12kg以上の製品パッケージの底部分に脱気孔(無数の小さな穴が円形状になったもの)がある場合がございます。大袋は輸送中に積み重ねられることが多く、袋を積み重ねたとき等、袋に力がかかった際に袋内部の空気を脱気することで荷崩れや製品の破損を防ぐことが出来ます。
この脱気孔から製品袋内部に入る外気は極めて少なく、製品品質、栄養成分等に影響はございませんのでご安心ください。
製品の製造方法
ドライフードの粒の大きさ・形がいつもと違うような気がします。どうしてですか?
ドライフードは1粒1粒、型抜きして成形しているものではありません。原材料を調合後、水を加え生地の状態にしエクストルーダー(押出成型機)という機械を用い、高温・高圧を加えて連続的に調理しています。
柔らかい状態の生地は、押出口にある粒の形に穴が開いたダイ(型)から押し出され回転式カッターで切断されます。このとき、高温・高圧状態から大気中に放出されることにより生地は一気に膨張し気泡をたくさん含みます。
その後の乾燥工程等を経て、ドライフードが出来上がります。
ロイヤルカナン製品は消化性を高めるため、また、食べた時の滑らかな舌触りを実現するため原材料をより細かく粉砕して使用しています。
細かい粒子サイズの原材料を使用すると「生地を高温高圧の状態から大気中に放出し膨らませる」工程のコントロールが非常に難しく、できあがる粒の大きさや形にばらつきがでることがあります。
粒の形や大きさのばらつきが品質や消化性、栄養価に影響をあたえることはございませんのでご安心ください。
ドライフードの粒がべたついているときがありますが、与えても大丈夫ですか?
ロイヤルカナン製品は、粒の表面に独自の製法で配合したフレーバーを使用しています。
このフレーバーに含まれる油脂成分は、犬や猫が粒を口にしたときに美味しく感じるよう口どけの良い、比較的低い温度で溶けやすいものを使用しています。
そのため、気温など環境の影響で油脂成分が粒表面に溶け出し、べたついて見えることもあります。製品の品質に問題ありませんのでご安心ください。