10年後も着ていたい服
デニムの産地・岡山児島の自社工場を生産背景に2008年にスタートしたブランド『ORDINARY FITS(オーディナリーフィッツ)』。「いま 10年後 ずっと先もFITする 自分だけのORDINARYを」のコンセプトのもと、流行を求め使い捨てる服を作るのではなく、着る人の生活・日常の一部になる服を展開しています。
デザイナーである児玉氏はデニムブランドを独立後、岡山県児島でデニムの生産についてのノウハウを身に着け自身のブランド、オーディナリーフィッツをスタート。
ジーンズやデニム生地の生産が盛んな地域で昔から繊維産業を得意とし、長年縫製などの技術を継承。そんな児島の技術を取り入れながら、デザイナーの豊富な知識と経験によって表現されるヴィンテージの良い部分と、感度の高いトレンドをバランスよくミックスしたラインナップは多くのデニムファンから高い評価を得ています。
児島の地でデニムに向き合い共に歩んで来た15年。ヴィンテージを元としたレプリカブランドとは違う視点でデニムを作り続けています。
性別や年代に関係なくファッションに寄り添う洗練されたシルエットを目指し、ORDINARY FITSの定番デニムとして長年にわたり沢山の方に愛され続けてきました。そんな中、これまで日本人の体型に合うシルエットでモノづくりをしてきたORDINARY FITSが、今までのモデルをベースとしたグローバルに展開できる新しいデニムを考える『DENIM PROJECT』を2023年7月に始動。
デニムの元祖と言われるリーバイスのヴィンテージデニムを年代毎に徹底的に分析し、縫製仕様やディテールのどの部分を現代のファッションに昇華するか、レプリカジーンズとは異なる解釈でORDINARY FITSのフィルターを通した新しいデニムとは何かを幾度となく話し合いました。
素材・縫製・加工・シルエット、デニムに関わる全てを新たな気持ちで見直し、これまでの知識や経験とデニムに対する熱い思いを詰め込んだデニムコレクションが新たに定番デニムとして誕生。
素材
14ozのセルビッジデニム生地を使用。高密度に織ることで、洗いを繰り返してもヘタらないしっかりとした風合いに。エイジングを楽しみながら穿いていただけます。
縫製
2022年11月に岡山県児島に自社縫製工場『YARD -ATELIERS-』が完成しました。ブランド創業当初から思い描いていた、自分達の手で想いを込めた服作りが出来る縫製工場でブランドの核となるデニム。誰かの大切な一着となれる様に想いを込めて、職人達が丁寧に縫い上げています。
加工
各アイテムは、ワンウォッシュとユーズドの2パターン展開。それぞれ異なるリアルなユーズド加工は国内屈指の加工工場と協力し、熟練の職人が一本一本手作業で加工を施しています。
リーバイスのヴィンテージデニムを参考にし自然なムラ感を再現。あえてスキュー(歪み防止加工)をしないことで、穿き込み洗濯をするとレングスにねじれが生じます。これがヴィンテージジーンズの特徴。
さらに、見た目を良くする為の毛焼き加工もあえてしないことで、ヴィンテージを意識した毛羽を残した仕上がりに。目が粗く、ゴツゴツした表情になります。もちろん穿き込むことでヴィンテージライクな色落ちが期待できます!
Standard Denim One-washed
デザインはリーバイス501 66後期をオマージュ、シルエットはそれよりもテーパードを少なめにした自然体なストレート。穿いた時にストンと膝下まで真っ直ぐにラインが魅力です。シンプルで普遍的な1本に仕上がっています。
バックポケット口裏は通常シングルステッチの所を、チェーンステッチに変更。ヴィンテージデニムにしか見られないこだわりのディテールが施されています。
ワンウォッシュ加工を施した14ozセルヴィッチデニムは、季節問わずオフからビジカジまで幅広く穿けるスマートな1本です。
Standard Denim Used
当時のヴィンテージデニムを分析し、旧式力織機でゆっくりと製織した表情豊かなムラ感があるデニム生地。
クオリティの高いヒゲやアタリ、色落ち感は岡山工場の職人たちの手作業により再現。熟練の職人が手掛けた機械にはできない味わいをお楽しみください。
Denim Jacket One-washed
アメリカの黄金期を支えたワークジャケット『セカンド』。胸まわりに立体的なゆとりを確保して動きやすくする「フロントプリーツ」など、ファーストの基本設計はそのままに、フラップポケットを両胸に配したシンメトリーなデザインを採用。 さらに身幅・アームホールをゆったりとしたデザインにすることで、現代的かつ着やすさを追求したジャケットです。