お客様よりよくいただくご質問を下記に記載しております。
その他ご不明な点ご質問等ございましたら、弊社までお気軽にご連絡ください。
バランス シナジーは、太ももとお腹の角度を約120度にして座る座り方=バランスシッティングで座る椅子です。この座り方の場合、例えば身長175cmの方が一般的なオフィスデスク72cmを使用すると机が低く感じられますので、より高い机を使用していただくことを推奨いたします。
ご参考まで、弊社スタッフがバランス シナジーを使用する時の快適な机の高さと 各スタッフの身長は下記のようになっております。
性別 | 身長 (cm)=A |
机の高さ (cm)=B |
B/A | 靴 |
---|---|---|---|---|
女 | 158 | 80 | 50.6% | フラット |
女 | 155 | 83 | 53.5% | ヒール |
女 | 161 | 82 | 50.9% | フラット |
女 | 156 | 78 | 50.0% | ヒール |
女 | 156 | 77 | 49.4% | フラット |
男 | 167 | 80 | 47.9% | スニーカー |
平均 | 158.8 | 80 | 50.4% |
※上記は、オフィスで靴を履いている時の結果ですので、ご自宅で使用の場合は上記表の机の高さから、靴の高さ分2-3cm程度マイナスして参考にしていただければと存じます。
バランス シナジーの座り方である太ももとお腹の角度が120度になる座り方においては、上記を参考に机の高さを設定していただきますと、バランス シナジーと机とのバランスがよく相乗効果でより、快適にご使用いただけると思います。
ただし、残念ながら、日本のオフィスではまだまだ70cm、72cmに固定された机が主流です。これは、従来型の90度座りの椅子を基準にした机の高さであり、これから、電動昇降デスクのような天板の高さが可変するデスクが全てのオフィスに導入されることを期待しています。
お持ちの机が低いなどの場合、机の脚に靴を履かせたり、机の上に置く昇降テーブルなど他社でも販売されていますので、そういったツールを活用することもおすすめです。
・・・「机のかさ上げ」で画像検索していただきますと様々な方法が出ております。弊社が九州大学大学院と共同開発した電動昇降デスク「Waveon」とバランス シナジーの組み合わせは、椅子と机を研究してきた当社が知るかぎり、世界で最も快適なオフィスワークができる組み合わせの一つと自負しています。電動昇降デスク「Waveon」については、以下を参照ください。
1つは、バランス シナジーに限らず使用する椅子の座面の高さや各自の身長(座高)に応じて、机の高さを可変できることが身体にとって無理のない姿勢をとれるからです。良い姿勢を考える時、椅子だけでなく、椅子と机の組み合わせがとても大切だと考えています。
身体にとって無理のない机の高さとは、上半身については、肩が上がらずに、前腕と上腕の角度が約90-100度となるような机の高さです。
前腕と上腕が90-100度となるような机の高さは床から椅子の座面までの高さと各自の座高に依存し自ずと決定しますので、使用する椅子の座面の高さと各自の身長(座高)が異なれば自ずと身体にとって無理のない最適な机の高さも異なった高さに定まります。
各自のご身長や使用する椅子に応じた最適な机の高さに自在に机の高さを設定できることが、姿勢と身体にとって大切と考えています。
2つめは、机の高さを可変させ、座ったり、立ったりできることが、身体にとって良いからです。一日の中でも立ったり座ったりして作業をすることが、身体にとって望ましいと、多くの専門家、学者が指摘しています。
ノルウェーでは、新規でデスクを購入する際は、90%以上の方が健康のために天板が昇降するデスクを導入していると言われています。
弊社社内でも社員全員に、電動昇降デスクを導入し、立ったり、座ったりして、仕事することで快適性、生産性が上がっています。
座りすぎの問題や立って仕事をすることの重要性については、「新・座り方大学」でも発信していますので、ご覧いただければ幸いです。
下記は、「VDT作業における労働衛生管理のための ガイドライン(厚労省)」についての当社の考え方ですので、参考まで記載いたします。
現ガイドライン: 「作業姿勢について「椅子に深く腰かけて背もたれに背を十分あて、履き物の足裏全体が床に接した姿勢を基本姿勢とすること。」
→当社の考え方:「背もたれに背を十分にあてる必要があるであろうか?背もたれに背を当てた瞬間に電気信号が止まり、筋活動が弱まるとの考えもあります。 そもそもすべての事務椅子に背もたれは 必要であろうかと考えています。」
現ガイドライン:「(椅子について)床から座面の高さの調整範囲は、37cm~43cm程度の範囲で調整できることが望ましい」
→当社の考え方:「これは、直角座り(太ももとお腹の角度を直角にした座り方)を前提とした椅子の高さである。直角座りの見直しの声も上がっている中、低すぎる調整範囲と思われます。」
現ガイドライン:「(机について)床からの高さは、60cm~72cm程度の範囲で調整できることが望ましい」
→当社の考え方:「これも、直角座りを前提とした机の高さである。直角座りの見直しの声が上がっている中で、新たに推奨の声が上がっている太ももとお腹の角度が110~135度となる座り方を視野に入れ、働く人の身長の範囲150cm~180cmととらえた時には、身長の約半分程度の72-90cm程度の高さまで調整できる机が望ましいと思われます。」
当社では、各専門家との連携、大学との共同研究、これまで実施した臨床試験の結果に基づき、VDT作業においては、従来型の太ももとお腹の角度を直角にした座り方よりも、120度にした座り方(バランスシッティング)の方が、姿勢と身体にとって望ましいと考えています。
※VDT作業とは、ディスプレイ、キーボード等により構成されたVDT(Visual Display Terminals)機器を使用して、データの入力・検索・照合等、文章・画像等の作成・編集・ 修正等、プログラミング、監視等を行う作業をいいます。