COLOR CONTACT LENS GUIDE コンタクトレンズガイド


高度管理医療機器について

コンタクトレンズは高度管理医療機器です。
取り扱いに関する注意事項や販売許可につきましては、以下をご確認ください。

コンタクトレンズ使用上の注意事項について

※よくご確認ください。

  • 必ず眼科での検診・処方を受けてください。
    レンズの度数やベースカーブなど、目に合わないコンタクトレンズを使用すると、目のトラブルに繋がる原因となります。 アレルギーなどの症状もコンタクトレンズの使用によって悪化することがありますので、必ず眼科での検診が必要です。 アレルギーやドライアイの方は眼科の処方を受けた上で、指示通りご使用ください。 未成年者は眼科での検診の他に、必ず保護者の了承を得てから購入してください。 また、必ず3ヶ月に1度眼科で定期健診を受けてください。 定期健診を行うことで、安全にコンタクトレンズを使用できます
  • 装着方法を守ってご使用ください。
    必ず使用期間は守ってご使用ください。 目の負担を考え、1日の装着時間は8時間以内にとどめてください。 就寝・仮眠時には必ずコンタクトレンズをはずしてください。 期間内であっても、コンタクトレンズや目に異常がみられた場合は装着をやめ、眼科の診断を受けてください。 ※使用期限は実際に装着した総日数ではなく、パッケージを開封した日からの日数となります。
  • レンズケアを正しく行ってください。
    ワンデーのコンタクトレンズ以外は必ず正しいケアが必要となります。 レンズケアを怠るとレンズの劣化や目の炎症・感染症につながります。 必ず専用のケア用品でレンズケアを行ってください。 また、レンズケースは清潔を保ち使用してください。 強い力を与えたり、爪を立てたりしてレンズを破損させてないよう注意してお取扱いください。
  • 異常があった場合は直ちに使用を中止してください。
    レンズにキズや汚れがある場合は使用しないでください。 少しでも目に異常を感じる時は直ちに眼科で診断を受けてください。
  • その他注意事項
    ・他人とのコンタクトレンズの貸し借りは絶対に行わないでください。
     感染症の恐れがあります。
    ・装用中にレンズが破損した場合はただちに装用を中止し、眼科医の診察を受けてください。
    ・装用前にレンズの破損・欠損などの不具合がないか必ず確認してください。万が一不具合が見つかった場合は絶対に装用しないでください。
    ・使用期限を守ってお使いください。
    ・眼科での定期検診を受け、医師の指示に従ってご使用ください。
    ・取扱い説明書を必ず読み、指示に従ってご使用ください。
    ・レンズケアを行い、コンタクトレンズを清潔に保ってご使用ください。
    ・コンタクトレンズ使用に伴う医学的な眼のトラブルに関しては、当社では医療上の責任を一切負いません。
    ・度ありカラコンをご購入の際は、必ず眼科で診察を受け、処方箋に基づいた度数をご購入ください。
    ・装用中は目をこすらないでください。レンズが破損したり、角膜を傷つける場合がございます。
    ・水泳や激しいスポーツをする場合、眠る場合はレンズをはずしてください。
  • 以下の方はコンタクトレンズを使用しないでください
    ・前眼部の急性及び亜急性炎症
    ・眼感染症
    ・ぶどう膜炎
    ・角膜知覚低下
    ・眼瞼異常
    ・角膜上皮欠損
    ・レンズ装用に影響を与える程度のアレルギー疾患
    ・レンズ装用に影響を与える程度のドライアイ及び涙器疾患
    ・その他医師が装用不適切と判断した疾患

コンタクトレンズの正しい使い方

はじめに

  • 爪のお手入れ
    爪でカラコンを傷つけてしまわないよう、取扱う前には必ず爪を短く切り、ヤスリなどで丸く滑らかな状態になるようにしましょう。
  • 石鹸でよく手洗い
    雑菌が付いた手でカラコンを触ってしまわないよう、取扱う前にはかならず石鹸でしっかりと手洗い!常に清潔な指先を心がけましょう。

コンタクトレンズの状態確認

  • レンズに異常が無いか確認する
    カラコンを装着する前に、レンズに傷が損傷などが入っていないか、汚れやゴミがついていないかをよく確認してください。 傷や破損、洗浄しても取れない汚れやゴミなどの異常がある場合は絶対に装着しないでください。
  • レンズの表裏の見分け方
    カラコンには全て裏と表があります。カラコンを付ける前に左図の様に必ず表(正常)になっていることを確認してください。 人差し指の先にカラコンをのせ、横からレンズを見た時に、レンズの形がおわん状になっていたら表です。

コンタクトレンズの装用方法

  • レンズを利き手の人差し指の上にのせ、傷や汚れなどの異常がないかをチェックします。指の水分をしっかり拭きとっておくとレンズを装着しやすくなります。
  • レンズの裏表をチェックします。横から見た時に縁が反っていたらレンズが裏返しになっています。
  • 利き手の中指で下まぶたを引き下げつつ、もう片手の中指で上まぶたをしっかり引き上げて眼を大きく開き、まばたきをしないようにします。※この時まつげも一緒に押さえるとよりスムーズに装着できます。
  • まっすぐ前を見たまま、レンズをゆっくりと黒眼の上にのせます。きちんと黒眼の上にのったことを確認してから指を離します。※この時決して黒眼にレンズを押し付けてはいけません!
  • 数回ゆっくりとまばたきをします。あまり強くまばたきをすると、レンズがずれてしまう場合があります。

コンタクトレンズのはずし方

  • 鏡を見てレンズの位置を確認し、利き手中指で軽く引き下げます。
  • そのままの状態で、利き手の親指と人差し指でレンズを軽くつまんで外します。

コンタクトレンズのお手入れ方法

  • 手にレンズをのせ、洗浄保存液を数滴つけて両面とも20〜30回ほどこすり洗いをします。 ※必ず指の動きは前後でこすり洗いをしてください。円を描くようなこすり方だとレンズが破損する場合がございますのでご注意ください。
  • レンズを洗浄保存液でよくすすいでください。
  • レンズケースに洗浄保存液を満たし、レンズをケースの中央に沈めてください。 フタをしっかり閉めたら、決められた時間つけおき消毒をしましょう。 消毒後はそのままレンズを取り出して装着することができます。 ※レンズを使用しない場合は3〜4日程度で保存液を交換してください。

基本的なコンタクトレンズの装用時間

  • カラコンを初めて装着する場合、初めの日から長時間使えるわけではありません。 初めて装着する日は1日4時間程度。慣れてきたら徐々に装着時間を長くしていきましょう。
  • 最大でも1日8時間が標準装着時間となりますので、それ以上の装着は眼に負担をかけることがあります。 就寝の際は必ずレンズを外してください。
  • 眼科医に指示された装着時間内であっても、眼に違和感や刺激を感じたときは装着を中止し、眼科で診察を受けてください。 1ヶ月以上装着をしなかった場合、再度眼科医の指示にしたがって装着を再開してください。

用語について

レンズ直径・DIA

コンタクトレンズ自体の直径サイズを表す数値。


着色直径

レンズの着色部分の直径を表す数値。


ベースカーブ・BC

レンズのカーブの曲がり度合を示す数値。
数値が大きいほどカーブが緩く、少ないほどきつくなります。尚、BCの合わないレンズを装用すると痛みや不快感、レンズのズレを感じる場合がございます。眼科を受診し、ご自身のBCをしっかり把握したうえで適切なBCを選んでご使用ください。


度数・PWR・POWER・P・D

レンズの度の強さを表す数値。
0を基準に数値が大きくなるほど度数が強く、「+」は遠視用、「−」は近視用として表示されます。


使用期間・使用期限・EXP

レンズ1枚の最長使用期間を表す期日。
実際に装着した総日数ではなく、パッケージを開封した日からの日数となります。

  • ワンデー(1日使い捨て)タイプ:1日のうちに目から1度はずすと、装用時間に関わらず再度装用することはできません。
  • マンスリー(1ヶ月以内)タイプ:使用日数・時間に関わらず、開封後より最長1ヶ月で交換してください。装用頻度やケア方法により、レンズ寿命に差がございますのできちんとケアしても、レンズに曇り・変形・傷などがある場合は開封後より1ヶ月以内であっても新しいレンズに交換してください。
  • ツーウィーク(2週間以内)タイプ:使用日数・時間に関わらず、開封後より最長2週間で交換してください。装用頻度やケア方法により、レンズ寿命に差がございますのできちんとケアしても、レンズに曇り・変形・傷などがある場合は開封後より2週間以内であっても新しいレンズに交換してください。

含水率

ソフトコンタクトレンズがどれだけ水分を含んでいるかの数値。

  • 高含水コンタクトレンズ:含水率が50%以上
  • 低含水コンタクトレンズ:含水率が50%未満

承認番号

目のトラブルなどをなくすため、日本で販売されているカラコンは高度管理医療機器として厚生労働大臣の承認が必要となっています。そのため厚生労働省の承認を得ているカラコンには、薬事法による承認番号が付けられており、それを「高度管理医療機器承認番号」と言います。