


最適な「ゆりかご」 六甲山が形成している花崗岩が風化してできた土壌は粘土質で、植物の成育に必要な成分を多量に含む、山田錦をはじめ、酒米の栽培にはまさに最適です。村米制度により育てられた「山田錦」を当社の製品の一部に原材料として使用しているほか、すべての原材料は兵庫県産を使用しております。


後世へと伝える 六甲山の伏流水を含む「宮水」は、リンやカリウムなどミネラル分が多く、お酒の害となる鉄分は極めて少ない、酒造りにおいて理想の水です。当社では、この「宮水」を、仕込み水として使用。酒蔵から約10km離れた西宮の「宮水」が湧き出る井戸よりタンクローリーを使って運んでいます。


伝統の技を進化 蔵人全員が「杜氏」としての技量を備えるべく、日々研鑽を重ねながら、昔ながらの手造りによる情熱を込めた品質第一の日本酒を醸しています。また、当社の酒造りは「伝統的」でありながら、最上を追求し、変化し続けています。


自然と生命の息吹きを見つめる 麹のなかに息づく極小の生命、その力は何百年にもわたる日本酒の伝統を生みだした力。酒造りとは、自然と生命の営みに、人の技術が寄り添うこと。稲穂と水に恵まれた六甲・御影郷に酒蔵をおく私たちは、ふるさとに息づく生命と美しい自然を守っていきます。