ネクタイの起源TPOネクタイとシャツをコーディネイトする際に、まず最初に考えなければならないのがTPO(Time=時 Place=場所 Occasion=場合)に合った着こなしです。どんなにオシャレなコーディネイトでもTPOに即していなければ意味がありません。
ネクタイの幅について4〜6.5cmのものを「ナロータイ」、10cm以上のものを「ワイドタイ」、それ以外の幅のものを「レギュラータイ」と呼びます。 また、一般的にジャケットのラペル幅と同じ幅がバランスが良いとされていますが、その時々の流行によってネクタイの幅は異なり、現在では8〜9cmが主流となっています。
素材について
ネクタイの保管方法
各部の名称
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・2世紀初頭にローマ兵士達が戦地に赴く際に、防寒のために首に巻いたウールの布。
「フォーカル」と呼ばれるその布は、妻や恋人が兵士の無事を祈って贈ったお守りとされています。
・17世紀半ばのフランス、当時の王であるルイ14世のもとへ応援として駆けつけた同盟国オーストリアのクロアチア兵。
彼らが胸元の飾りとして首に巻いていた布がネクタイの起源とされています。
王はそれを大層気に入り、宮廷ファッションに早速取り入れたところ、いつしか広まっていきました。
上記のように、ネクタイの起源については諸説ありますが、我が国日本では19世紀半ば、ジョン万次郎が帰国の際に持ち帰った物が起源とされています。その後洋服の普及に伴い一般市民へと浸透し、今日では男性用の一般的な正装として、また、ファッションに欠かせないアイテムとして注目されています。