おしゃれは足元から−
ファッション、特にスーツスタイルにおいては、全体の印象を決めるのは靴といっても過言ではありません。
“足元を見る”という諺がありますが、あれは本当に足元を見ることからその諺が産まれたのです。
昔の質屋さんは、同じ質草でもお客様の履き物によって値段を代えたそうです。
いまだに、きちんとしたホテルでは、履き物でお客様を判断しています。
ドラマにもなったビジネス小説「夢をかなえるゾウ(2007年 水野 敬也著 飛鳥新社)」でも、
靴を磨く=自分の道具を大切に出来ない人間が成功できるはずがないと、
靴の大切さを説いています。
女性も、よく男性を見る時足元をチェックするといいます。
それほどまでに重要な存在である靴。。。。。
いつもキレイにしていたいですよね。
特に、ビジネスシューズは、そのメンテナンス次第で、10年以上、寿命は延びます。
とはいっても、メンテナンス方法に悩んでいる方は多いかと思います。
ここで、シューズベースより、
靴のお手入れ方法をレクチャーいたします!
今回ご紹介するお手入れ方法は、主にビジネスシューズが中心ですが、他の靴のお手入れにも通じるやり方ですので、是非ご参考ください。
まず、大前提として、靴は最低2足は揃えましょう。
さすがに同じ靴を毎日履き続けていては、靴はすぐダメになります。
一度履いたら、なるべく中一日は空けてあげるようにしてください。
3足揃えられれば、なおよいです。
まず用意するのは、
■靴用ブラシ×2
□靴と同色の乳化性靴クリーム×1
■布×1(使い古しのTシャツ等でも可)
□やわらかい布×1(ストッキングでも可)
靴用ブラシを2つ用意する理由は、
ホコリを落とす用と、クリームを塗ったあとにブラッシングする用です。
それぞれ毛の色が違うブラシを用意すると、分かりやすいかと思います。
それでは、最初に、
靴用ブラシで全体に付いたホコリやゴミを落としましょう。
あまり力をいれすぎず、軽く飛ばす感じで、
全体的にブラッシングすることがコツです。
靴全体をブラッシングしたあとは、
細かい部分を丹念にブラッシングしましょう。
細かい部分に関しては、
歯ブラシを用いるのもベターです。
次に、手に布(使い古したTシャツでも可)を巻き、
ほんの少量の水をつけます。
そして、指先の部分に、米粒4つほどの量のクリームをとります。
この時、クリームをとりすぎると、
靴を痛めることになりますので、
ご注意ください。
クリームを付けたら、
全体に満遍なく薄く塗っていきます。
塗る指は、3本の指にかけると、
広い面積を均一に塗りやすいです。
クリームを塗り終えたら、
1時間ほど置いておきましょう。
この間にじっくりクリームを染み渡らせます。
1時間置いたら、ブラッシングしましょう。
始めにホコリをとったブラシとは違うブラシを用いること。
この作業で、塗ムラがないように均一に馴染ませます。
すると、全体的にツヤがでてきます。
均一に広がったら、
クリームを塗った布とは別の、
やわらかい布(ストッキングでも可)で
磨き上げます。
まず用意するのは、
仕上げに、防水スプレーをかけます。
水分だけだなく油分からも靴を守ります。
また、汚れを付きにくくする効果もあります。
スプレーをかける際は、屋内で、
靴から20〜25cm程度離して使用してください。
さっと5秒程度かけることが目安です。
以上で靴のお手入れは完了です。
以上の作業を、1週間に1回は行うようにしてください。
靴をしまう際は、シューキーパーをいれることがポイントです。