−−−新刊「樹脂粘土で作るクレイジュエリー」の発刊、おめでとうございます。先生としては、スイーツに続く新しいフィールドの開拓となるわけですが、書籍のタイトルにもなっている「クレイジュエリー」とは、どのようなものなのでしょうか。
「クレイジュエリー」とは、粘土作品にジュエリーの輝きをもたせ、本格的なジュエリーを作るクレイクラフトのことです。
−−−書籍に掲載された作品を拝見すると、確かにどの作品もキラキラと輝いていますね。粘土作品にジュエリーの輝きを持たせるテクニックとはどのようなものか教えていただけますか。
材料としては、日清アソシエイツから新しく発売された「クレイジュエリーライン」というシリーズを使用します。これまで粘土の着色には、カラー粘土や絵具を使用することが一般的でしたが、「クレイジュエリー」では新しく開発された魔法のパウダー、「ジュエリーパウダー」で粘土の着色を行います。これにより、粘土作品はキラキラと輝きを放つようになります。
−−−「ジュエリーパウダー」で粘土を着色する際は、カラー粘土や絵具と同様に「ジュエリーパウダー」を粘土に混ぜ込むのですか。
乾いた粘土作品の表面に「ジュエリーパウダー専用のり」を塗り、その後で「ジュエリーパウダー」を筆で塗ることにより着色します。メイクをするような感覚ですね。グラデーションなどの表現もとても簡単にできます。
−−−書籍の内容についてご紹介いただけますか。
これ１冊でクレイジュエリーのすべてがわかるよう構成されています。すなわち、基礎的な材料、用具の使い方から、様々な作品のヒントまで、盛りだくさんの内容になっています。作り方も詳しく解説してありますので、テキスト的にお使いいだくとよいと思います。
−−−クレイジュエリーのインストラクター認定講座を開講されたそうですが、講座の内容はどのようなものですか。
インストラクター認定講座は、2013年2月より日本橋で開講しています。初級講座（アクセサリーコース）は2日間で8作品をマスターします。2日間で基礎から作品作りまでをマスターしますので、かなり濃い内容になっています。
−−−始まったばかりの「クレイジュエリー」ですが、今後どのような展開をお考えですか。
まずは、日本全国でデモンストレーションを実施させていただき、「クレイジュエリー」の認知度を高めたいと思います。さらに、海外においても講座を開設したいと考えています。
−−−最後に、これから「クレイジュエリー」をはじめてみたいと考えている皆様にメッセージをお願いできますか。
「クレイジュエリー」は決して難しいクラフトではありません。いちご１個から気軽にはじめてみて下さい。
−−−今日はお忙しい中、ありがとうございました。
このような機会を設けていただき、ありがとうございました。
−−−「クレイジュエリー」という新しいフィールドでも、今後のご活躍が楽しみな関口真優先生でした。
