伊藤園 TEAs' TEAほうじ茶ラテ 開発者インタビュー

寒い日々が続きますが、こんな時はほっこりできるちょっと甘いものをティータイムに飲みたいですよね!
今日はそんな日にぴったりな「伊藤園 TEAs' TEA NEW AUTHENTIC ほうじ茶ラテ」について開発者の黒岡さんにお話を伺います!
発売前に試飲させて頂いた際には、当店の中江店長と私も想像以上の美味しさにビックリいたしました。 何と言ってもほうじ茶の香ばしい香りがいいんですね。
2016年10月に一新したTEAs' TEAの魅力をたっぷりお聞きしました! TEAs' TEA NEW AUTHENTIC 伊藤園 黒岡

伊藤園社員も思わず「うまい!」

黒岡
よろしくお願いします。
塚本
よろしくお願いします!今年10月にリニューアルとなったTEA's TEAシリーズですが、いつ頃から新シリーズの開発がスタートされたのですか?
黒岡
昨年の10月頃からです。紅茶は嗜好飲料として飲まれておりますが、マンネリ化していると考えました。TEAs'TEAは、その名の通り「お茶の中のお茶」という意味です。紅茶に限らずとも、お茶を使って新しい美味しさを作ろうと考えました。
塚本
じつに1年前から進められてたんですね。リニューアルとなったTEA's TEAシリーズに「ほうじ茶ラテ」が選ばれた理由はなんですか?
黒岡
先に述べたように、開発をスタートしたが突拍子もないものを作っても美味しくないと意味がありません。日本茶カフェなどで「ほうじ茶ラテ」は人気メニューです。 ほうじ茶は日本人には昔から馴染みがあり、ほうじ茶の甘く香ばしい香りとまろやかなミルクが非常に相性が良く美味しいのですが、そういったお店にいかないと飲めない、「知る人ぞ知る」メニューでした。 かつ、ペットボトルの飲料として近年、「お〜いお茶 ほうじ茶」に代表されるほうじ茶飲料が伸長を続けています。 ペットボトル飲料で発売することで、ほうじ茶ラテの美味しさを知ってもらいたいと考えました。
塚本
日本茶にミルクや砂糖といった文化はまだまだ馴染みが少ないと思いますが、ほうじ茶ラテの企画は社内からはどういった反応がありましたか?
黒岡
試作品を飲んで、ほとんど全員が一言、「うまい!」と。弊社の社員はお茶の知識がありますので、そんなに驚きはなかったです。
塚本
僕も試飲させていただいた時は美味しさと香りの良さにビックリしました。 伊藤園さんが作るほうじ茶ラテのこだわりはやっぱり茶葉にあるんでしょうか?
黒岡
一般的なほうじ茶は、茶葉が焦げて苦味がでないようじっくりと焙じるのですが、ほうじ茶ラテの茶葉はミルクティー専用の焙煎をしています。高温短時間でカリッと焙じる事でミルクに負けない強い味わいと香ばしい香りを引き出しています。
ほうじ茶の焙煎
塚本
あの素晴らしい香りの秘密は専用の焙煎方法だったんですね。確かに紅茶でミルクティーを作る場合は味わいや香りを出すのは難しいと聞いたことがあります。普通のほうじ茶でほうじ茶ラテを作っても少し物足りなく感じるのは、焙煎方法が違うからなんですね。
黒岡
そうなんです、ほうじ茶の香りがミルクに負けないようにする点が非常に難しかったです。ミルクに負けないようにと考えるのではなく、ミルクと調和させ相乗効果が出るようにと考え方を変えました。

チャレンジばかりの新TEA'sTEAシリーズ

塚本
TEA's TEAの新テーマ「正統なのに、独創的。」ということで、チャレンジされた所はありますか?
黒岡
今回発売した商品が全てチャレンジです。それぞれの特長を挙げますと、「日本の紅茶」は日本の茶葉で作った、海外産紅茶にはないまろやかで濃厚な紅茶です。ストレートでそのまま飲んで美味しいです。「ダージリン」は、紅茶のシャンパンと呼ばれるダージリンの香りをそのまま詰め込んだ商品です。ダージリンのとびきりの香りを楽しんで頂きたいです。アップルティーwithルイボスとピーチティーwithグリーンティーは、お茶の味をしっかりと感じられるフルーツティーです。どれも新しい美味しさだと思いますので、それぞれ是非一度ご賞味ください。
TEAs' TEA NEW AUTHENTICシリーズ
塚本
確かに、それぞれ今までのペットボトル飲料にはなかなか無かったタイプのお茶ばかりですね。ルイボスティーにフルーツなんて初めて聞きました。まだまだ独創的過ぎてボツになってしまったアイディアなどもあるんでしょうか?
黒岡
開発する可能性があるので、企業秘密です(笑)
塚本
なるほど、これからのお楽しみという訳ですね。楽しみにしてます!今回の「TEAs' TEA NEW AUTHENTIC」、中味だけでなく、パッケージデザインも統一感がありますよね。こだわっている点はどこでしょうか?
黒岡
シンプルかつ存在感のあるデザインです。過度な装飾をしないけど、売場では存在感をだせるように色使いにはこだわっています。
塚本
従来のTEA's TEAシリーズと比べるとフォルムもスタイリッシュになってますね。
黒岡
女性の方が手に持ちやすい、カバンなどにサッと入れやすいなどと考えた結果です。
塚本
事前に大規模サンプリングをされてましたがお客様の反応はいかがでしたか?
黒岡
弊社としては、初めての試みでしたが大好評でした。SNS上で、非常に多くのコメントを頂きました。企画時に考えていた、「ほうじ茶ラテ」のおいしさがお客様に伝わったことが嬉しかったです。
TEAs' TEA NEW AUTHENTIC サンプリング&SNS連動キャンペーン
Facebook・Twitter・Instagramで行われたキャンペーン。
写真と一緒に「おいしい!」の声がずらり。すでに買い込んでリピーターという声や、意外と男性の投稿も。
塚本
TVCMではジャズピアニスト上原ひろみさんを起用されてカッコよかったです。わたくし(塚本)非常に彼女のファンでして凄くうれしかったんですが、上原さんを起用された意図などはありますか?
黒岡
「正統なのに独創的」を体現している人として、上原さんを起用させて頂きました。
塚本
彼女が演奏された「きらきら星」、もっと聞きたかったですが、メイキング動画をもう少し長くして頂けませんか笑?
黒岡
検討いたします(笑)
塚本
よろしくお願いします!それでは最後にお客様へ一言お願いします!
黒岡
今後も、新しいTEAの美味しさに挑戦した商品づくりをしていきます。是非、ご期待ください。
塚本
黒岡さん、ありがとうございました!
今回インタビューに答えてくださった方
株式会社伊藤園 マーケティング三部 黒岡雅康
入社15年目。5年間の営業を経て、マーケティング本部に異動。
3年間の緑茶アシスタントの後、現商品を担当。
TEAs' TEAほうじ茶ラ
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※このインタビュー記事は2016年12月のものです。リンク先の商品ページは内容等がリニューアル・改廃している場合がございます。