マルサン ひとつ上の豆乳 開発者インタビュー

こんにちは!いわゆるソフトドリンクのお店、塚本です。
2017年最初の開発者インタビューは、マルサンアイさんの「ひとつ上の豆乳」です!
「ひとつ上の豆乳」は、マルサンアイさんの豆乳の中でもワンランク上のプレミアムな大豆を使った豆乳のシリーズです。豆乳が苦手な人でも飲めてしまうというこの「ひとつ上の豆乳」のおいしさの秘密を今回は聞いちゃいますよ! マルサンひとつ上の豆乳 マルサンアイ 石川さん

よりおいしいワンランク上の豆乳を

塚本
石川さんの自己紹介・社歴・これまでの開発商品などお教えください。
石川
社歴は20年でこれまで豆乳の工場で生産管理の仕事をしてきました。商品企画はまだ3年です。 豆乳飲料をはじめ鍋スープや調理みそなど市場もお客様も違ういろいろな商品に携わりました。 マルサンアイは1952年に岡崎醸造株式会社として、愛知県岡崎市で設立されました。 設立当初はお味噌を中心とした食品の製造をしておりました。
塚本
もともと味噌がメインだったんですね。 当店では豆乳がメインの展開なのですが、最近の豆乳市場はどんな感じなのでしょう?
石川
調製豆乳が市場の主流ですが、近年は料理での利用もあって無調整豆乳が伸びてきています。
塚本
マルサンアイさんのサイトでは豆乳を使った料理がたくさん紹介されていますよね。特に評判の良い料理はありますか?
石川
シチューやスープなど牛乳を使うメニューを豆乳におきかえたものや、豆乳鍋ですね。 今ならきのこや根菜を使ったおいしい豆乳レシピが公開されていますよ。
料理の写真
塚本
どれもとてもおいしそうです……動物性の脂肪分を控えたい人に豆乳はぴったりですし、もちろん風味は違いますがクリーミーさ、コク深さは豆乳も牛乳に負けていませんもんね。 豆乳鍋もすっかり日本の鍋の定番になってきました。それに、美容関係からもイソフラボンという大豆の成分が話題になってすっかりこの名前も定着しました。豆乳は昔からあったと思いますが、ここまで生活に定着したのはそんなに昔ではないですね。 健康と美容も大いに関係するということで豆乳は女性のお客様が多いイメージですが、ひとつ上の豆乳シリーズのメインのお客様層も、女性メインなんでしょうか?
石川
基本的に40〜50代の女性に人気があります。
塚本
やっぱりそうなんですね。ところで、マルサンアイさんの豆乳事業は何年ごろからされてるんですか?
石川
1980年に豆乳工場を建設し、本格的に豆乳の生産を開始しました。 こちらの「ひとつ上の豆乳」シリーズは2009年に、すっきりとした飲み口で青臭くない新しい豆乳として発売しました。
塚本
昔の豆乳は、今みたいにこんなに味のバリエーションもなくて、苦手な人も多かったイメージでした。しかし、今の豆乳は、あの青臭さが随分軽減されていますよね。ひとえにメーカーさんの努力だと思いますが、その中でも「ひとつ上の豆乳」は、プレミアム感がありますよね。「ひとつ上の豆乳」という商品名ですが、何が「ひとつ上」なのですか?
石川
2016年春に「よい豆乳を選んで飲んだ」という満足感を得られる商品としてリニューアルしました。 コンセプト、原料大豆、素材など商品に関わるもの全てについて「ひとつ上」という拘りを持っています。

国産プレミアム大豆は何がプレミアムなのか?

塚本
マルサンアイさんの通常の豆乳に比べると、どんな特徴がありますか?
石川
原料大豆を国産に限定し、その中でも青臭みの原因となる「リポキシゲナーゼ」という酵素を持たない大豆品種を使用しています。それにより、青臭みがなく、大豆自体が持っている本来の旨みをより感じてもらえます。
国産プレミアム大豆について グラフ
塚本
ちなみに、ひとつ上の豆乳シリーズに使用している大豆は、お豆腐やお醤油を作る大豆とはまた違った種類なんですか?製法なども変えているんでしょうか?
石川
大豆は、最終製品に適した大豆を使用します。そのため、ひとつ上の豆乳シリーズに使用している大豆は、豆乳に適した大豆を使用しています。また、製法も基本的に他の豆乳と同じ製法ですが、国産プレミアム大豆を使用し、通常の商品より大豆固形物の割合が多くなっていて、使用している大豆の旨みやコクを感じることができます。
塚本
石川さんは、どんなシーンでどうやってこの商品を飲まれていますか?
石川
夕方、仕事に疲れてきたときなどに気分転換をするために飲みますね。大豆の旨みを感じたいのでそのまま飲んでいます。
塚本
最近では、ソイラテなんかも馴染んできましたが、豆乳好きの人に是非飲んでもらいたいプレミアム感ですもんね。 無調整のほかにも色々なフレーバーがある「ひとつ上の豆乳」ですが、フレーバーのそれぞれの特徴・おすすめポイントを教えてください。
石川
無調整は、大豆本来のコクと旨み。その他のフレーバーものは、素材の独特な風味と豆乳のバランスをお楽しみください。
塚本
開発時の失敗談や裏話などはありますか?
石川
当初、珈琲と紅茶は、たくさんの種類の珈琲豆や紅茶葉の中から豆乳に合う品種を選びました。試作&試飲を何度も夜遅くまで繰り返したので、カフェインを摂り過ぎで眠れない日もありました。
塚本
大豆だけじゃなくフレーバーにもそんなにこだわってるんですね。珈琲豆と紅茶葉、本当にたくさんの種類がありますがその中から豆乳に合う品種を……いやぁ、大変でしたね。
マルサンアイ 石川さん
塚本
「ひとつ上の豆乳」は、これから新フレーバーの企画などもあるんですか??
石川
現在のフレーバー展開は、無調整、白桃、珈琲、紅茶、抹茶 といった具合でお茶系が多いため、白桃のようなフルーツ系を考えたいです。
塚本
まだまだ豆乳の新しいおいしさが広がりそうですね!石川さん、本日はお話をありがとうございました!
今回インタビューに答えてくださった方
開発統括部 商品企画課 石川課長
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※このインタビュー記事は2017年1月のものです。リンク先の商品ページは内容等がリニューアル・改廃している場合がございます。