GLASS JAPAN
プライマーと呼ばれる無色透明な密着剤を独自開発し、
ガラスを漆に定着させることに成功した世界初の漆を主としたガラス食器です。
漆塗りは今まで、表面に傷が付きやすいフォークやナイフを多様する洋食器の分野には不向きでしたが、
ガラスの裏面から特殊漆を意匠付けし、特殊食器洗浄機対応コートで漆をカバーすることにより、
従来の漆器では使用不可能とされていたカラトリーの使用が可能になりました。
和歌山県海南市黒江の伝統技術と新しいアイデアによって生まれた斬新な漆器です。
GLASS JAPAN(グラスジャパン)は、ガラスの透明性に漆の豊かな表現力を融合させることにより、
今までの漆器のイメージを変え、新しい洋食器の可能性を生み出しました。
この新たな漆塗りの技法は日本が誇る技術として「近畿経済産業局DISCOER KANSAI」プロジェクト in パリ」に選ばれ、
「GLASS JAPAN」はパリのショールームで常設展示されるなど海外でも人気を確立しています。
GLASS JAPAN(グラスジャパン)も選出された「DISCOVER KANSAI」プロジェクト in パリとは、 世界のショーウインドウであるパリで、関西のクールジャパン商品を常設展示及び テストマーケティングできる持続可能な仕組みを構築し、地域でクールジャパン商品を有する事業者の海外展開を支援する事業です。 パリで日本の商品を取り扱うショールーム運営事業者と連携し、 ショールーム「maison wa(メゾン・ワ)」の一角に「DISCOVER KANSAI」スペースを設け、 GLASS JAPAN(グラスジャパン)をはじめ関西のクールジャパン商品10点を陳列し、6ヶ月間、常設展示いたしました。
Artist Profile
藤井嘉彦。1965年紀州黒江生まれ。 家業の漆器業の修行のため、単身、中東・アメリカ・ヨーロッパを見聞し、漆器製品の輸出や百貨店での展示などを手がける。 漆塗りの技法をインテリアへとの想いから2001年に「塗り工房ふじい」設立。漆塗りを広めるべく、積極的に活動している。 伝統に敬意を表しながらも、革新を恐れず、常に新しいものを作り続ける、世界が認めた現代の漆塗り職人:藤井嘉彦。 洋食器としての活路が見出だせた彼の漆器は「有名ホテル」や「人気の料理教室」など様々な場所で使用されている。 様々な可能性を秘める彼の漆器からは今後も目が離せない。
Dishwasher
塗り工程の仕上げに食洗機対応のウレタンコートをかける事で、食洗機でお使いいただけるように耐久性を高めています。 食器洗浄機が使えるだけでなく、重ねたり、食器同士が当たっても色が剥げることがないので、日常でも使うことができる使い勝手の良い食器を実現することができました。