2012年10月8日

さあ!ボジョレー最終目的地、フィリップ・パカレです。


私たちを出迎えてくれたのは、フィロップ・パカレさん(左)と、従兄弟のクリストフ・パカレさん(右)。

クリストフ・パカレの醸造所にて。側には、プレスしたばかりのブドウが!!


さて、早速ですが、気になるヌーヴォーは?

やはり今年は天候に左右され、普段ボジョレー・ヌーヴォーに使用するブドウ畑からは

十分な収量を収穫できなかったため、なんと、『ランティニヨン』と『ランシエ』という上級の畑のブドウを使用という耳より情報が!

『ランシエ』においては、樹齢100年以上のブドウの樹から採れているとか。
(なんて贅沢!)

マロラクティック発酵中の『ランティニヨン』のブドウ液と、発酵後の『ランシエ』のブドウ液2種を試飲。

マロラクティック発酵中の『ランティニヨン』は、バナナや洋ナシっぽい感じ。
マロラクティック発酵が終わった『ランシエ』は、ミネラル感、凝縮感が既に出てました。

そして、2種をアッサンブラージュ。(混ぜ合わせ)
膨らみがでて、バランスの良い味わいに大変身!

これを見てお二人も、ホッと一安心。今年のヌーヴォー、大いに期待できます!

そして醸造所内を見学。

叔父マルセル・ラピエールさんのお父さんの代から使用されていた圧搾機は、現在も活躍中。


ブルイィの丘をバックに。

最後に、フィリップ・パカレさんの手。

この大きな優しい手があのワインを造っているのだな〜と、ちょっと感動しました。

2012年、病気で悩まされたり、とっても、難しい年でありながらも、残ったブドウは、かなり上質!更に、日本の為に、普段使用しない上級の畑のブドウも使用されるなど、贅沢極まりないヌーヴォーが仕上がる予感♪

何より、生産者が、全神経を使って、全力でワイン造りをされていた事に、本当に感動しました!!!


2012年10月8日