山梨県甲州市塩山に、2013年に誕生したワイナリー、キスヴィンワイナリー。

『神の雫』に登場したり、『リアルワインガイド誌』でも度々取り上げられるなど、注目を浴びています。

代表の荻原氏の確固たる理念に基づいた、そのクリーンでブドウ本来のピュアな魅力を感じさせてくれる美味しさが評価され、フレンチやインターナショナルなホテルなどでも選ばれています。
日本の葡萄栽培の一大産地の山梨県甲州市、その中でも大小のワイナリーがひしめき合う勝沼の北部にある塩山地区。葡萄畑が一面に広がる勝沼地区とは異なり、葡萄以外にも桃やスモモ、柿といった果物の栽培も盛ん。

中央部の重川と西部の笛吹川の一級河川が流れ、少し場所が違えば、土質は大きく変わるという。小規模のワイナリーが点在しており、横のつながりも深く、定期的に会合も開かれるという。

その中でもキスヴィンワイナリーは特に新しく、代表の荻原氏は元バスプロという異色の経歴の持ち主。
山梨県甲府市塩山の葡萄農家の3代目荻原康弘氏がワイン用葡萄栽培に着目したのが、2002年頃。その後、キュベ池川などの葡萄栽培者、池川仁氏らとともに醸造用葡萄の勉強会グループ「Team kisvin」を立ち上げる。

2008年にはシャトー酒折へワイン用葡萄の供給を開始、キスヴィン甲州は現在も販売されている。2013年より自社醸造施設を建設し、ワイン醸造を開始。『高品質のブドウが出来さえすれば、醸造とはシンプルかつ平易なものである』との考えで、ワイナリー内には、荻原氏の手作りの設備(階段、ワイン樽の台、地下の空調など)が多く見られ、資金は葡萄栽培の畑に費やしている
欧州で推奨される垣根仕立てではなく、棚仕立てで葡萄栽培をするのは、それがこの土地に合った栽培であるから。ただ漠然と垣根栽培をする生産者を真っ向から否定する。葡萄の濃縮感がワインの品質に大きく影響するため、濃縮感を上げるための作業には余念がなく、意味のないこと、理由のないことはしないという徹底ぶり。

荻原氏いわく、普段は楽観的な性格だが、葡萄に関しては、とことん心配性であるとのこと。今後、その繊細な作業をより活かせるピノノワールにはこだわっていく考え。

【畑について】
光合成、植物ホルモン、樹体流、根域/葉面積バランスの保持等、ブドウの生育に関する植物生理学に基づいた栽培管理を実践。科学的な見地に立ち、土壌分析装置での細かな分析をもとに土壌、施肥管理を行い、草生栽培(土の耕起を行わない)による圃場管理を実施。

葡萄栽培を『科学的に』『効率的に』管理、実践していく考え。作業する人間の背の高さに合わせて棚の高さを調節できる棚など、非常に理路整然とした畑が印象的。
光合成、植物ホルモン、樹体流、根域/葉面積バランスの保持等、ブドウの生育に関する植物生理学に基づいた栽培管理を実践。科学的な見地に立ち、土壌分析装置での細かな分析をもとに土壌、施肥管理を行い、草生栽培(土の耕起を行わない)による圃場管理を実施。

葡萄栽培を『科学的に』『効率的に』管理、実践していく考え。作業する人間の背の高さに合わせて棚の高さを調節できる棚など、非常に理路整然とした畑が印象的。
醸造責任者の斎藤まゆ氏は、平成25年よりKisvinワイナリーへ加入する前は、仏ブルゴーニュのジャンコレ等で研鑽を積んできた経歴。

新規の小規模ワイナリーにつき、限られた貯蔵施設、設備の中、ブドウの状態、ワインの発酵と熟成を見極め、最高の状態とタイミングでボトルに詰めることを品質管理の信条としている。赤は基本的に樽熟成、白はシュールリー製法だが、毎年造りは決まっておらず、『ワインに聞きながら』最高の状態を目指していく考え。
13回世界最優秀ソムリエ・コンクールの優勝者であり、マスター・オブ・ワインの資格も有する、ワイン業界トップ・クラスの人物、ジェラール・バッセ氏

世界の最高峰ワインを知る氏が、キスヴィンの醸造家、斉藤まゆさんと代表荻原さんと会ったのち、世界がこのワイナリーに注目する出来事がありました。

バッセ氏はキスヴィン・シャルドネを飲み、『1500本買う!』と真顔で発言(残念ながら完売で買えなかったそうです。)、さらに、ピノ・ノワールを飲み、代表の荻原氏に『あなたは、いい醸造家をお持ちですね。彼女をキープするために、どんなことでもしたほうがいいですよ。』と、コメントしたそうです。

しかもその場で、バッセ氏は自らのツイッターに『ユニークでセンセーショナル』『才能豊かなワインメーカー』と、斉藤さんの事を紹介、一躍その存在が知られる事になりました!
G20大阪サミット(2019年6月開催)期間中の関連行事で「キスヴィン・ワイナリー」の「キスヴィン シャルドネ2017(白)」が選ばれ、関係者に振る舞われました!