スペイン・カタルーニャ最南端にある、テラ・アルタのワイナリー〈アルタビン〉より、当主ジョアンさんが2017年以来のご来店、試飲しながらお話を聞きました!
テラ・アルタ(=高地)の名の通り、350〜550mの高標高に畑を所有、この地特有の〈パナル〉土壌で育つブドウから、ここでしか表現できないワインを生み出しています。
パナルは、白亜質を含むフカフカの泥や砂(シルト)の混ざる土壌で、保水力があるので雨が少なく乾燥したこの地に最適。
しかも風通しが良く健全なブドウが育つので、栽培も全てオーガニック、さらに1本の樹から8房程度に収量を減らし、よりブドウの個性を映し出す努力をしています。
そんな独特のテロワールから生み出されるワインは、どれも他には無い魅力と美味しさに溢れていました♪
赤も白も凝縮感がありながら重すぎず、酸、タンニン、ミネラル、使用されてる品種の個性が見事に調和、グラスや温度帯によっても違った魅力が楽しめましたよ!
「僕のワインだけでなく、僕の住む町を知って欲しいんだ!」
と、地元への深い愛情を語る熱血漢ジョアンさんのワインは、今、日本で増えている新しい造り手のワインに通じるものがあるように感じました。
カベルネ・ソーヴィニヨンやシャルドネなどと違って、世界中どこを探しても見つからない、この地ならではの〈地ワイン〉を、是非、飲んでみて下さい!!