日本の老舗バッグブランド、FIVE WOODS(ファイブウッズ)の評判とは?

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FIVE WOODS(ファイブウッズ)は、日本で1890年に創業した鞄の専門商社「株式会社 林五」のプライベートブランドです。

社名を冠する当ブランドは、素材の選定から生産まで全ての工程を国内で行っており、同社最高スペックの品質が詰め込まれております。

国内で西洋の文化が取り入れられ、文明開化が起こった明治時代に創業した同社は、まさに現代の日本のファッションシーンを築いた立役者です。ファイブウッズの看板製品となるダレスバッグも、日本にダレスバッグの文化が浸透し始めた1950年代から企画・生産を手掛けております。

日本の伝統に溢れた最高品質のバッグをお探しの方に、大変お勧めのブランドです。ファイブウッズ 商品一覧ページはこちら

品質でバッグを選ぶなら外せないジャパンブランド、FIVE WOODS(ファイブウッズ)の魅力を本日は紹介していきます

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どうも、東ヒマの眼鏡っ子担当、猪野です。

日本のバッグ専門ブランドは色々とございますが、本日はまさにその元祖と呼べるジャパンブランドのひとつ、FIVE WOODS(ファイブウッズ)を紹介させて頂きます。

ファイブウッズを運営するのは、120年を超える歴史を持つバッグ専門商社「株式会社 林五」です。こちらの会社は自社ブランドの運営以外にも、海外ブランドの日本輸入総代理店などもやっております。

また、ODMやOEMと言った、いわゆる他社ブランドの企画・設計・生産なども多数手がけており、まさに日本のバッグ業界屈指の企業です。

そしてこの「ファイブウッズ」というブランド名ですが、皆様お気づきでしょうか?そうです、「林五」という会社名を背負ったブランド名という事で、同社が取引をする職人やタンナー等の技術を集結し、最高クオリティーで製作したラインナップが揃っているんです。

そういった背景もあって、ファイブウッズというブランドはODMやOEMを目的とした企業に対する名刺代わりと言う側面もあり、非常にクオリティーが高いだけでなく、変なブランド料なども乗っていないコストパフォーマンスの良さも兼ね備えたブランドなんです。

黒船に乗ってやってきた西洋のファッション文化、林五はその変化の一部始終を見てきた企業です

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江戸時代が終わり、明治時代になって西洋の文化が次々と国内に入ってきた頃に、ファイブウッズを運営する「株式会社 林五」は創業しました。

バッグは時代のファッションシーンと共にニーズが変化していくものですが、林五が創業した明治時代というのは国内で初めて現代の洋服が広がり始めた時期でもあり、それはつまり現代のバッグのスタートラインと呼べる時期でもあります。

ファイブウッズの看板製品であるダレスバッグは、いわゆる「古い型の鞄」と世間では認知されているかと思いますが、実はこのダレスバッグが日本で知られるようになったのは1951年(昭和26年)頃からで、林五の歴史の中で言えば丁度中期の頃なのです。

林五は、国内でダレスバッグが流行するもっともっと昔、まだ日本人が着物や和服を纏い、抱鞄(かかえかばん)等を持ち歩いていた時代から鞄の販売をしていました。すごいですよね。

この経年変化を見て下さい!ファイブウッズのダレスバッグ、エイジングサンプルをお借りしてきました

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FIVE WOODS(ファイブウッズ)製品の最大の魅力は、何といっても素材、そしてエイジング(経年変化)の豊かさです

原皮を加工して革にする事を「鞣し(なめし)」と言うのですが、この加工方法は大きく2つあって、クローム鞣しタンニン鞣しです。

クローム鞣しと言うのは、化学薬品を使用し、安価で耐久性の高い革に加工する事が可能ですが、いわゆるゴムのような人工的な素材感になってしまい、基本的にエイジングもあまり期待出来ません。(一概には言えませんが)

タンニン鞣しと言うのは、植物のタンニンを使用した方法で、手間などのコストは掛かりますがエイジングが豊かな革になります。但し、水分や汚れなどには弱く、着色などもし難いデリケートな革だというデメリットもあります。(こちらも一概には言い切れませんが)

ファイブウッズの製品では、主に後者のタンニン鞣しの革が使用されております。上記の写真はタンニン鞣しの革を使用したエイジングサンプルなのですが、使い込む程に飴色のツヤが出てきて、味が増していきます。

革の素材感の良し悪しは加工方法だけでなく、知識と技術も重要です

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こう聞くと、クロム鞣しは安物と思われるかもしれませんが、実はそうとも言い切れません。ファイブウッズの製品には混合鞣しと言う、クロムとタンニンをかけ合わせた革も使用されております。このような革は、耐久性とエイジングのバランスが良く、要するにそれぞれの特徴をいいとこ取りした革です。

このような鞣しの方法を問わず、ファイブウッズ全ての製品に言える事は、とにかくエイジングが、マジでめちゃくちゃ良いという事です。

巷には、あえて水分耐性を低くしたりして、エイジングを楽しめる風の革なんかもあったりするのですが、ファイブウッズのエイジングは、まさに本物と言った風格がありますね

これは、革の加工方法を熟知し、その革の特徴も熟知し、そしてなにより本物の革の味わいを深く愛する企業だからこそ成せる技だと思います。

大事なのは技術よりもハート!日本製品の良さは、そのハートが要です

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FIVE WOODS(ファイブウッズ)は縫製も抜群に良いです。メーカーの言葉ではJAPAN MASTER MADE(ジャパンマスターメイド)と呼ばれており、まさに最高品質の日本製品だと思います。

予め言っておくと、日本製品の全てが良いというのは幻想です。日本では職人の高齢化が深刻化しており、それ故のクオリティーの低下やコストの増加、それによる設計の簡略化なども相まって、正直クオリティーの低い日本製品もたくさんあります。

がしかし、日本人は世界の中でも非常に几帳面で、真面目で、手先が器用というのも事実、しっかりと企画・管理された日本製品は、本場ヨーロッパの製品をも凌ぐ程にクオリティーが高いです。

おこがましい言葉ですが、ファイブウッズの製品は、様々なブランドを手に取ってきた僕らから見ても非常にクオリティーが高く、まさに日本を代表するMade in JAPANのバッグだと自信を持ってお勧め致します。

「素朴で、使い込む程に味が出て愛着が沸く、確かな品質の鞄」、それがファイブウッズの鞄だと思います

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先程、「本場ヨーロッパの製品をも凌ぐ程にクオリティーが高い」と申しましたが、どうしても日本はここがヨーロッパに勝てないんだよなぁと思う事があって、それはデザインセンスです。

日本人は設計図に沿って物を作る事は得意なんですが、設計図を作る事が苦手な人種だなと思います。「丈夫な物を作る設計図」とか、目的がはっきりとした事なら大丈夫だと思うんですが、「オシャレなバッグの設計図」みたいなフワっとした事は非常に苦手だと思います。

というか、この辺りは文化とか歴史の違いですよね、そもそも日本人は明治時代になるまで、皆さん着物を着て三味線や琴を弾いていたんですから、そもそものオシャレに対するベクトルが違い過ぎて、いきなりジャケットを着せられてギターを持たされても、いまいちムードが出せないのは仕方がないですね(笑)

そんな日本人でも、唯一ファッションに関して自分達らしさを出せる分野があると僕は思っていて、それは侘び・寂びです。

華美な装飾を美しいと感じる西洋に対して、日本人は素朴で静かな物を好むと思うんです。バッグの原形は元を辿れば西洋の物でしょうが、その原型に「侘び・寂び」のエッセンスを加えた物が、ファイブウッズの製品だと思います。

物珍しいデザインでは無いが、素朴で、使い込む程に味が出て愛着が沸く、確かな品質の鞄、それがファイブウッズの鞄だと思います。

以上です!日本の老舗ブランド「ファイブウッズ」の魅力は伝わりましたか?

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本日は、日本を代表する老舗の鞄専門商社「株式会社 林五」と、そのプライベートブランド「FIVE WOODS(ファイブウッズ)」を紹介させて頂きましたが、魅力は伝わりましたでしょうか?

繰り返しになりますが、「物珍しいデザインでは無いが、素朴で、使い込む程に味が出て愛着が沸く、確かな品質の鞄」、そんなテーマでバッグをお探しでしたら、ファイブウッズの製品はまさにドンピシャだと思います。

東京ヒマワリでも多数の商品をセレクトしておりますので、是非見ていって下さい。

という事で、おしまい!ファイブウッズ商品一覧ページはこちら
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