1992年、イエール大学のアラン・フェインゴールド博士が、過去に行われた研究のなかから「見た目が良いと、どのようなメリットがあるのか?」という問題を扱った93文献を集めてメタ分析を行いました。被験者の総数は15,205人(うち6,205人が男性)。
本分析では、「見た目の良さ」と以下の要素との相関を調べています。
また、この分析でいう「見た目の良さ」の定義には、
1、「自分で自分を良いと思ってないかどうかはわからない」が、とにかく周囲から見た目が良いと思われている人
2、「周囲から良いと思われているかどうかはわからない」が、とにかく自分は見た目が良いと思っている人
「他人からの評価」はもちろん、「自分のルックスを自分でどう思うか?」という視点もふくまれています。
分析の結果、”第三者”から見た目が良いと評価された人には以下のような傾向が確認されました。
以上のことから、周囲から見た目を評価されている「ただカッコイイ人」よりも、全体的に自分で自分はカッコイイと思っている人の方が、第三者の視点からは高評価を得ており、様々なメリットを享受できる可能性が示唆されました。つまり、生まれつきの美男美女でなくとも、まずは自分で自分の見た目に自信を持つこと。そして、日頃から好印象な「見た目」を意識していくことで結果、より自分に自信が持てるようになる。このポジティブスパイラルが、様々なメリットに繋がっていく可能性を高めているのかもしれません。