1993年、プリンストン大学の経済学チームが、1970年代以降にアメリカとカナダで行われた全国調査から3つの研究文献を使い、7,094人のルックスと収入の相関を分析しました。
ルックスの評価は、第三者が5点満点で採点をつけたものを使用。
ここから、全員の教育レベル、年齢、健康、人種などの因子を取り除いたところ、以下の傾向が確認さました。
分析の結果、
男性の場合、見た目が悪い場合は13%ほど収入が低くなり、見た目が良い場合は4%のプレミアム収入がつくことになる。これは、生涯収入でおよそ2,400万円の差がつく計算である。また、見た目が悪い人と平均的な人を比べた場合は約1,400万円の差となり、見た目が平均的な人と見た目が平均的より上の人を比べた場合は約900万円の差がでることが分かった。
さらに、以上の数値を他の要素と比べてみると、次のようなことが言える。
このデータはアメリカのものだが、中国や韓国で行われた類似の調査でも、見た目が良い人ほど年収が多い現象が確認されており、これは文化を超えた現象なのだと考えられる。
また、現時点で見た目が良いと年収が上がる理由ははっきりしていないが、「見た目が良い人は周囲から好感を持たれるだけでなく『あの人は有能だ!』と思われやすく、より高給のポストにつきやすいからだ」と考えられている。更に、自分自身でもカッコイイと自信を持っていたら最強なのかもしれません。