とろける食感を楽しむ...
最高級肉ならではのとろける食感...
グルメ番組などで『口に入れたとたんに溶けてなくなりました。』なんて多くのレポーターが表現していますが、これは、サシがバランス良く入ったお肉(霜降り肉)の脂分が溶け出し赤身部分の旨味とからみあい、その美味しさが口の中いっぱいに広がり、
スルッとのどごし良く飲み込めるということで『お肉が溶ける』という感覚になるのです。
とりわけ日本人はこのトロッスルッという食感を好む傾向にあり、『とろける食感=美味しい』という風になります。
脂が溶けだす温度『融点』に注目!
脂は、温度帯によって液体・固体と変化するもので、温度がある一定の高さになり、固体から液体に変化する温度のことを『融点(ゆうてん)』と言います。
この温度は脂によって異なりますが、大和榛原牛は他の畜種に比べてもかなり低く、人の体温(口内・手のひらなど)でジワッーと溶け出します。 この融点の低さが、溶ける感覚の口どけの良さや美味しさに大きく関わっているのです。
冷めても美味しいお弁当のおかずなどの食材には、この融点の低い食べ物が多く、融点の高い食べ物は、温かいうちに食べた方が美味しいという食材が多いことからも脂の融点と美味しさの関係が伺えます。
大和榛原牛ならではの『お肉が溶ける』感覚をお楽しみいただくには、あまり火を通しすぎない。 鍋物だったら煮込まない、焼き物や炒め物なら高温で手早く料理するのがポイントです。