謎多きカルボナーラ ~世界は派閥であふれてる~
体重の増加に焦りを感じておりますToninoです。
夏場は外で食べるとき以外はサラダとゆで卵だけだった晩御飯も最近はサラダの頻度が激減してしまい、ややポチャついてきました、、。。もうすぐ年末年始という事もあり、悪魔の食べ物「お餅」と対峙せねばならないと思うとますます冷や汗が、、。
寒くなればなるほど食べたくなるのは人間の性なのでしょうか。
私にとっては「食欲の冬」だなあ、と毎年思います。(涙)
今日の余談はその辺にしておいて、「カルボナーラ」について。
カルボナーラってパスタの代表選手的な存在ですが、実はまだまだ歴史が浅い料理なんです!
所説はありますが、第二次世界大戦後にローマでアメリカ兵に向けて作られたのが始まりらしく、アメリカ人が好むベーコン、卵、スパゲッティを材料としていました。
また、「カルボナーラ」の言葉の由来はもはや有名な話ですが、炭焼き職人(カルボナーイcarbonai)からと言われています。
しかし!!!!その中でもいくらか派閥があって
①黒コショウが炭焼き職人の手についた粉に見えるから派
②ベーコンが炭焼き職人の保存食だったから派
③カリカリベーコンが炭を連想させるから派
などなど、、。
それに炭焼き職人説以外にも、イタリアにあった秘密結社「カルボナリ」が由来説もあります。(笑)
謎多きカルボナーラ、、、
ベーコン、ベーコン言ってますが、今現地ではベーコンはほとんど使われていません。
その代わりに豚バラ肉の塩漬け「パンチェッタ」(ジローラモさんではありませんよ!!笑)や、豚のほほ肉(豚トロ)の塩漬け「グアンチャーレ」を使います。
グアンチャーレ
https://olive-journal.com/wp-content/uploads/2020/02/guanciale-tagliati.jpg
そしてチーズには同じくローマのチーズのペコリーノ・ロマーノが用いられます。
ペコリーノ・ロマーノは羊の乳から作られるハードチーズで、濃厚で塩っ気が強いのが特徴です。
さて、ここで一番のテーマ。
「生クリーム使うか使わないのか問題」
一度カルボナーラを作ろうと調べた方は絶対この論争をどこかで目にしたはず。
「本場では生クリームを使わない」と言われていますが、調べたところ実はイタリアにも「生クリーム使う派閥」の方もいらっしゃいます。そして、しっかり日本と同じように「生クリーム使うか使わないのか論争」が繰り広げられています(笑)(気になる方は “alla carbonara con panna si o no”で検索してみてください。笑)
でも検索結果を見た感じ、伝統的かつ家庭的なのは「生クリーム無し」のような気がします。
まあ、正直自分の好きな味を作ればいいと思うんですよね。(笑)実際生クリームを使った方が失敗は少ないですし。
ここでちょっぴり「TONI’s キッチン」!
生クリーム無しで作る際は、いつもよりゆで汁とパンチェッタorグアンチャーレの油をしっかりパスタに絡ますことがポイント!!(乾いてたらだまになりやすいので気を付けて)
あと、ペコリーノは多いかもと思うぐらいがおいしいです!!
今日はこれで決まり!!
書いててすごく食べたくなってきました(笑)
サラダ生活への復帰はまだ先になりそうです、、。