永遠を飾るダイヤモンド
ダイヤモンドの4つのC
 
□ Carat(カラット)・・・重さ

「カラット」という言葉は、4Cの中でも一番よく耳にする言葉ではないでしょうか。
「付き合って1年目の記念日に、0.1ct(0.1カラット)のダイヤの指輪をプレゼントしてもらったの?」
この場合、カラットとは、大きさを表す単位のように思えますが、実は「重さ」を表す単位なのです。
紀元前500〜紀元前600年頃、インドのドラヴィダ人がダイヤモンドを計る際、分銅代わりに使用していた豆「カロブ」が語源で、その豆「カロブ」がおよそ0.2gだったため、『1ct=およそ0.2g』 とされています。



 
□ Color(カラー)・・・色

ダイヤモンドのカラーは、アルファベットのD〜Zで表されます。
最上級のDは無色透明。Zへと下がっていくほど黄色味を帯びてきます。

DEF・・・無色
GHIJ・・・ほぼ無色
KLM・・・やや黄色味を帯びる
NOPQR・・・さらに黄色味を帯びる
STUVWXYZ ・・・黄色味を帯びる



 
□ Clarity(クラリティ)・・・透明度

ダイヤモンドは炭素から出来ています。
永遠の輝きと呼ばれるにふさわしく、長い年月をかけてできた炭素の結晶。
その結晶ができるまでに、小さな空気や不純物などが一緒に中に入ってしまいます。
これがインクルージョンと呼ばれる内包物であり、ダイヤモンドの透明度に影響してきます。
このインクルージョンや透明度を下げる傷が無いほど、透明で価値のあるものになります。

FL (Flawless)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・石の内外部無欠点
IF (Internally Flawless)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・石の内部無欠点
VVS1 (Very Very Slightly Imperfect 1)・・10倍拡大で、内包物等の発見が困難(ごくごく僅かな内包物)
VVS2 (Very Very Slightly Imperfect 2)
VS1 (Very Slightly Imperfect 1)・・・・・・10倍拡大で、内包物等の発見がやや困難 (ごく僅かな内包物)
VS2 (Very Slightly Imperfect 2)
SI1 (Slightly Imperfect 1) ・10倍拡大で、内包物等の発見が容易だが肉眼では困難 (僅かな内包物)
SI2 (Slightly Imperfect 2)
I1 (Imperfect 1)・・・・・・・・・・・・・ 内包物等、肉眼で容易に発見できる
I2 (Imperfect 2)
I3 (Imperfect 3)





 
□ Cut(カット)

ダイヤモンドの形であり、女性のプロポーションのようなもの。
カットによって色や傷を隠したりすることもできるので、他のCに大きく影響してきます。
「ラウンドブリリアントカット」は、ダイヤモンドの魅力を最大限に引き出すことができるカットとして、広く使われています。
カットにもランク付けがあり、

Excellent→Very Good→ Good→ Fair→ Poor の順に
すばらしい→とてもよい→ よい→  ふつう→悪い
となっています。

長い時間をかけ、生成されたダイヤモンド。
確実な数はわかりませんが、1ct(0.2g)のダイヤモンドを採るのに必要な岩石は、5tトラック2台分〜5台分と言われています。
その中の多くが、色が悪かったり傷が多かったりするなど、宝石には適さないとして、工業用にまわされるのです。
今、私たちが目にする、美しく輝くダイヤモンドは、宝石の王様と呼ばれるにふさわしい貴重な一粒なのです。




  「十人十色」10人いたら10人とも違う顔をしているのと同じように ダイヤモンドもひとつひとつが全く違う顔を持っています。 その違いを私たちに教えてくれるもの、ダイヤモンドの品質を評価する4つの要素が、ダイヤモンドの「4C」と呼ばれるものです。




大切な人への贈り物
  エンゲージリングの起源は、紀元一世紀前後古代ローマの時代であると言われています。永遠の守護性を意味する、途切れることのないリングは、古代ローマ人の大切な装身具とされていました。 当時、金の指輪を贈ることができたのは、上流階級だけ。一般では、「力強さ」をあらわす「鉄」の指輪が贈られていたと言われます。
今や、エンゲージリングの代名詞といわれるほど 婚約の記念にダイヤモンドを贈るカップルは少なくありません。
女性にはダイヤの指輪を。 男性にはダイヤが埋め込まれた時計やカフスを・・・。
キラキラ輝くから、高価だから・・・?
ダイヤモンドを贈る理由はそれだけではないのです。
宝石の中でも一番硬いとされるダイヤモンドの語源は、 ギリシャ語の“adamant(アダマント)”
「征服できない・侵し難い」という意味からきています。 つまり、「ふたりの仲を誰にも邪魔されないように・・・」 そして、ダイヤモンドのように 「ふたりの絆が固いものでありますように・・・」 という願いが込められているのです。
お互いを大切に想いあうからこそ贈られる、最高のジュエリー
だからこそ、心に残るものを贈りたい。