ウェルベスト  
 

ツヤツヤと輝く髪は、どんなアクセサリーより女性をキレイに演出してくれます。
でもそのツヤも、年齢とともに失われていくのが現実。普段からパーマや毛染めなどで髪のダメージが大きい方は、とくにパサつきが目立ってきます。
ボリュームも大切だけど、ツヤも大切。
いつまでも若く美しくあるために、ツヤ髪を維持する努力をしたいものです。

髪のツヤが失われる原因はさまざまですが、避けて通れないのが加齢によるものです。年齢を重ねるに従い、髪の内部脂質などの栄養分が減少し、髪の表面のうるおいが保たれなくなっていきます。
その結果、髪の中がスカスカになる、表面がカサカサになるといった“髪の老化”が起こってくるのです。

髪の毛がツヤツヤと輝くのは、髪に当たった光が反射するためです。光が反射する部分としない部分の境界がくっきりしているほど反射光が強くなり、光の輪ができます。これがいわゆる、天使の輪です。
天使の輪が、頭頂部の骨が張り出しているところにできるのは、この部分が光の反射の境界にあたっているためです。

今も昔も、ツヤのある髪は女性の美の象徴。古くは奈良時代、女性たちは“五味子(さねかずら)”という植物のつるや葉から出る汁を髪に塗り、ツヤを出したりヘアスタイルを整えたりしていました。
平安時代になると、黒くつややかなロングヘアが美人の第一条件とされ、皆こぞって椿油を髪に塗り、ツヤツヤにしていたそうです。
 

撮影でハードスプレーを使ったりヘアアイロンをかけたり、ダメージを受けることが多いので、ヘアケアにはすごく気を遣っています。とくに気になるのが、髪のツヤ。週に1回は蒸しタオルでヘアパックをして、ドライヤーはマイナスイオンより微粒子でうるおい効果の高いものを使っています。髪に十分皮脂が行き渡るよう、頭皮の乾燥にも注意しています。頑張ってツヤ髪をキープしているから、歳より若く見られますね。





髪はヘアサイクルを繰り返しながら、生まれ変わっています。
だから、たとえ今がパサパサでも、体の中と外からきちんとお手入れすれば、ツヤツヤヘアに生まれ変われるはず。
若い頃のような、キラキラ輝く天使の輪も夢ではありませんよ。
 
髪のツヤを出すとうたったシャンプーには、コーティング剤のシリコンを配合したものが多くあります。しかし効果はあくまで一時的なものであり、根本的に髪質が改善されるわけではありません。
髪本来のツヤを取り戻すには、頭皮の血流を改善したり保湿力を高めるなどの働きをもった、自然の成分が配合されているシャンプーを選びましょう。
 
髪にツヤを与えるなら、リンスやコンディショナーよりも、髪内部への浸透率が高いトリートメント剤を。『リリィジュ艶トリートメント』は、毎日ご使用いただくことで、ツヤやかな髪をつくります。
さらのツヤをアップしたいなら、ホットパックという方法も。トリートメント剤を髪につけた後、シャワーキャップをかぶり5〜10分おきます。キャップの上からホットタオルを巻けば、より効果的。温まることで、トリートメント剤の浸透がいっそうよくなります。
 
ブラッシングには、頭皮の血行をよくしたり、皮脂の分泌を促して髪に行き渡らせるといった、ツヤ髪効果があります。洗髪の前や朝のスタイリングのときなどに、積極的に行いましょう。
髪に自然なツヤを与える効果が高いのは、猪毛や豚毛のブラシ。昔から、髪のツヤ出しに用いられてきたつげ素材のブラシやくしもおすすめです。
 
ドライヤーで髪の水分を奪いすぎると、ツヤがなくなり、枝毛や切れ毛の原因にもなります。洗髪後はタオルドライを入念に行い、熱による水分の急激な蒸発を防ぐこと。必ず20cm程度離して、まんべんなく温風を送るようにします。パサつきがひどい方は、髪に適度な水分量を保持する効果のあるドライヤーを使ってみるのもいいでしょう。
 
 
髪のツヤを取り戻すには、適度な油脂を摂ることも大事。不飽和脂肪酸を多く含む植物性のものなら、体脂肪もあまり気になりません。
また、髪の毛のもとであるたんぱく質やパサつきを防止する鉄、丈夫でツヤのある髪をつくるビタミンA、Eなどを中心に、バランスのよい食事を心がけましょう。
 
 
 


【頭維(ずい)】

内蔵の動きをよくし、髪や肌のツヤを出す効果があります。

額の両隅の生え際にあるツボに中指の腹をあて、頭をはさむように中心に向かって押す。
 


【腎穴(じんけつ)】

髪の健康に関与する副腎の動きをスムーズにし髪にツヤをよみがえらせます。

手のひら側の小指の第一関節の中央にあるツボを、親指の腹でゆっくり数回押す。

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